Tuesday, February 23, 2010

アメリカに来たらスタバへ行こう























なんだかスタバのことばかり書いている気がするけれども、アメリカへ来たらスタバへ行こう。これ絶対。

なぜなら、アメリカはコーヒー天国。コーヒーがとにかく安い。そこらのデリでは大体1ドル、道に出ている露店では75セントでコーヒーが買える。ただしこういうところでは味は保証できない。普通は茶色くて酸っぱい出がらしみたいな味のお湯といった感じで、まあまずおいしくはない。ただ、安く「自分は今コーヒーを飲んでいる」という満足感に浸れるのが良いところだ。ニューヨーカーの大半は、朝も昼も一息入れるのにも、「取りあえずコーヒーを飲まなければ」という強迫観念に苛まれているので、味が悪かろうが何だろうがとにかく黒いお湯をすすって熱さに顔を歪めないと気が済まないのだ。

かくいう私もつい最近までコーヒー中毒者の一人であった。その頃はコーヒーが欲しくなる度に、どこで買うものか、いちいちずいぶん迷っていた。というのも、デリのコーヒーとスタバのコーヒーでは、断然スタバのコーヒーの方がおいしいのだが、トールサイズが2ドル弱(税込み)と高いので、一日に何度も行くわけにいかなかったからだ。しかし中毒者としては一日2〜3杯は飲みたいわけで、結局味には目をつぶり、大半はデリでたまにスタバというローテーションだったのだが、半年程前から状況が変わった。日に3度も4度もスタバのコーヒーが飲めるようになったのだ。

この不景気で、スタバも何とか生き残りをかけて作戦を立てねばならなくなった。店に置く食べ物類などの見直しが行われているとはよくニュースでやっていたのだが、他の安いコーヒー店から客を呼び戻すためか、半年ほど前から、何とコーヒーのおかわり(リフィル)サービスが始まったのである。これはコーヒーのみ、カップの大きさに関係なく、54セント(税込み)で買えるという破格のサービス。一度正規の料金でコーヒーを買えば、その後は使用済みカップに気前良くおかわりを注いでくれる。何と言うことであろう、日本では最も小さいスモールサイズで300円弱もするコーヒーが、NYでは54セント。おそらくNY中で最も安いだろう。

衝撃を受けた私は、もちろん喜んでこのサービスを利用した。サービス開始の直後は厳しく、同じ店舗で同じ従業員から買ったカップに限り当日のみ有効という仕組みだったようだが(たまに意地悪く断られた)、数ヶ月経った今では、そのようなルールは不評だったのかなくなったようで、スタッフは当たり前のようにおかわりを注いでくれる。しかも新しいカップで。54セントコーヒー、万歳。

しかし。物が有り余るのが良いとは限らない。大抵の場合は有害である。私はこのコーヒー戦略にまんまと引っかかり、一日に何度もスタバに通うようになったわけだが、今度は必要でもないのに無闇やたらと飲むようになってしまい、夜眠れなくなったり胃の調子が悪くなったり。それで今現在はコーヒーをやめているという間抜けな始末。自分の欲の深さに呆れるばかりである。まあ、やっと長年のコーヒー中毒を抜けられたので、逆に良かったけれども。

そういう訳で、アメリカに来たらぜひスタバへ行きましょう。ただし、飲み過ぎにはくれぐれもご注意を。。。


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3 comments:

Unknown said...

へ~そうだったんだ、スタバもがんばってるな~
私は新しい会社のキッチンにコーヒーが作ってあるのでまずいけどソレで満足してます。

Yuriko Katori said...

まずいのはまずいのでおいしかったりするから人って不思議ですよね。。

Unknown said...

ランチあとの1杯は口の中の食後感を緩和させる、という意味もあるので多少まずくても許せるが、朝の1杯はやはり香り豊かなヤツがほしいですよね~ でもスタバまで行ってる時間ないっす!