Saturday, October 26, 2013

誕生日だ!@STONEBARNSの巻(1)



































先週の日曜日は、何を隠そう、りーぬの誕生日でした。やっぱり嬉しい誕生日。自分、おめでとーう!!

で、今年は現在の我がルーミーSuiちゃんとStonebarnsなる場所に行こう!と前々から計画していた。ストーンバーンズは農場で、Suiちゃんのお気に入りの場所。Blue Hillという有名なレストランが敷地内にあり、すごく奇麗なところらしい。電車でグランドセントラル駅から45分くらいとか。実はあんまり遠出したことないので、非常に楽しみ。そのせいか前日一睡も出来なかった(小学生か)。

当日の朝11時20分グラセン発の電車に乗るために、7時起床(というか、私は寝られず起きてた)。
起床いちばんSuiちゃんから「おめでとう!!」と、なんとバースデープレゼントの奇襲攻撃が!!う、、、うれしいようT_T 朝からめでたいモード全開だー!!ありがとう、Suiちゃん!!!
バースデイカードとプレゼントにいたく感激T_Tさんきう

外は真っ青な秋晴れ。絶好のピクニック日和!行くべ行くべ!しかし出発直前に二人して何を着ていくか迷いまくり時間をロスした挙げ句、なぜかジェファソン駅前にて余裕でコーヒーを買い、予想通りきちんと遅れてグラセンに到着した我々。でも大丈夫、目的地のTarry Town行きの電車は割とあるようで、30分後の電車に乗れたので、まずまずの出発なのであった。車内はほぼ満員。みんなこうやって郊外に遊びに行くんだなあなどと感心しつつ、車窓からのハドソン川と紅葉など見てくっちゃべっていると、あっという間に目的地のTarry Townに到着した。早いなー!

ここから農場のあるStoneBarnsまではタクシーで15分弱。Suiちゃん、タクシーに乗った所で運ちゃんに料金を確認。そう、最初にこれをしておかないと、後でぼったくられる可能性が高くなるのだ。特にアジア人・女は狙われやすいので要注意なのである。

街の中心を抜けて、丘の方へ車は走る。大きな一軒家やお屋敷が左右に並ぶ通りをどんどん行くと、草原のような場所に着いた。ここがStone Barns農場らしい。車を降りるとそこには石造りの大きな建物が、歴史を欠いた「中世」から存在するような雰囲気で佇んでいる。そしてこんな辺鄙なと思われる場所にも関わらず、人がわさわさ。色とりどりの花をかごに入れている人、犬を連れてる人、親子連れ、ラフな格好のカップル、スーツ姿のおじさん等。何回目かの訪問のSuiちゃん、ツアーガイドさんよろしく敷地内を案内してくれる。

まずは荘厳な作りのトイレット(汗)と、農家グッズや食品、食べ物関係の本が置いてあるギフトショップ、そしてかの有名な高級レストランBlue Hillの外観を堪能。ここは隣の農場でその日取れた野菜を出してくれるという、都会に疲れたオーガニック信者にとっては夢のようなレストランなのである(Suiちゃん:「うちの実家ではいつもそうだったけど…裏の畑からハーブを…ネギを…」私「うちも…」)。

もちろんそれだけでなく、とてもおいしくて有名なのである。そして、とても高いことでも有名。更に予約が取れないことでも有名。というわけで、大抵の人はここに付随しているカフェで満足するしくみとなっている。だがカフェと侮るなかれ、このサンドウィッチがSuiちゃん曰くとてもおいしいらしい。うーん楽しみだ。すでに長くなっている列に、私たちもさっそく加わった。しかし何だかやたらと進まない。仕方ないので待ちながら、店内のカントリーハウス風の装飾や、棚に美しくならぶジャムやらクッキーやらを眺める。それらは皆アンティークの家具などに味わい深く納められていて、見ているだけで楽しい気分になる。じりじりとゴールへ向けて進みながらあっちこっちに置いてあるアイテムを見つけていく感じは、ディズニーランドのアトラクション「スプラッシュマウンテン」を彷彿とさせる。最後に滝上から落ちる所は、おいしいと評判の食べ物を手にする(金を払う)瞬間か。アトラクションと違う所は進みが非常に遅いことである。5分もすれば飽きてしまい、周りの人間観察を始める私たち。「前にいる4人組の男たちはどういう関係だろうか」「後ろの話しかけてきたおばさんはちょっと変ではないか?」どうでも良い話で時間をつぶす。

そして、ついに我々の注文する番がやってきた。あんなに時間があったのに、実際選ぶ場所に来ると後ろがつかえているため瞬間の選択を迫られる理不尽さよ。私は優柔不断の代名詞のような人間なので、ここではまったく焦ることになった。ど、どどどどれにしよう…。迷いのまの字もなくサンドウィッチを注文するSuiちゃん。私は迷いまくった果てにSuiちゃんと同じサンドウィッチを選んだのにも関わらず、最後の最後でその隣においてあったフリッタータが気になりそっちに変えてもらったというまさに優柔不断の鏡中の鏡。後でこの一瞬の選択をふかくふかーく後悔することになるのだが…。とにかく、会計を済まして外のウッドデッキに急ぐ。さーメシだメシだ。いっただっきまーす!

私のフリッタータは、まあ少々具の入った卵焼きというところなのだが、ここの産みたて卵が使われているのでは!?という思惑故の注文であったのだ。予想通り、山羊かなんかのチーズも入っていて、うまい。ところがだ。Suiちゃんに一口もらったサンドウィッチ。これが。。。


うますぎたああ !!!T_T


一瞬、天に召されたかと思いました…。正直「誕生日なのにやっちまった…この一年間の行く末やいかに?」と心から思いましたね。これは近年まれに見る「このうまいものは一体全体なにか?なんなのか?」という強烈な疑問のエコー。まず一口目で愕然として頭の中に火花がスパーク、冷や汗がたらり。Suiちゃんに頼んでもう一口もらうことにした二口目、さらに愕然として今度は覚醒したかと見まごう精神の高揚感。遠くなりそうな気を何とかたぐり寄せ、何が入っているのか分析。中身はしごく単純に、パニーニ、トマト、バジル、チェダーチーズ、そしてオリーブオイル(たぶん檸檬も?)であるらしい。一口目は「いや、それだけなはずがない。これはトマトを何か企業ヒミツの液体でマリネしてあるに違いない」と確信したと思ったものの、二口目では「いやこのピュアなあじわい、、、これはひょっとして本当の本当に素材のうまみだけなのでは?」と意見が変化。口に運ぶものの、手元のフリッタータは完全に意識の外へ遠のいてしまった。うう、このサンドウィッチは一体何なんだ!?もっと味わいたい!そのうまみの成分が何なのか明らかにしたい!しかしこれ以上人の食べ物を横取りするのは気が引ける。レジでサンドウィッチからフリッタータに注文を変えている数分前の無邪気な自分の姿が頭に映し出される。「やっぱりフリッタータにしてください!」と店員に伝えている私。お前は何も知らないくせに、なぜそんなに確信に満ちているのだ?ああ、私はなぜあの一瞬に「フリッタータと、、、あ、やっぱり誕生日なのでサンドウィッチもください♡」と余裕の表情で言わなかったのか?何のための誕生日か?一体私はこれまでの人生で何を学んできたんだー!?自責の念の嵐が吹きすさぶなか、私は決意した。サンドウィッチを食べ終わり満足げにお茶を飲むSuiちゃんに向かい、すごくおいしかった、と告げる。「本当に感動したよ…今からもう一回、買ってくるね!」一瞬の静寂。そ、そこまで…?思わず口から出たSuiちゃんのうめきを、私は聞き逃さなかった…。だが、誕生日ガールの意見は絶対なのだ。私は列に加わるべく、決意も固く立ち上がった。いやでもね、とSui ちゃん。カフェに並ぶ列、さっきよりも長くなってるよ。。。なるほど、その通りである。さきほど我々がレジにたどり着くまでに30分はかかったのを考えると、今ふたたびこの列に加わるのは賢い選択とは言えなそうだ。少し考えた後、私は頭をもたげ、3時頃にふたたび戻ってくることを誓って、我々は農場へと見学に出たのであった。。(続く)



うますぎサンドウィッチと遭遇するの図。。


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Thursday, October 10, 2013

秋の夜長

このごろ、朝晩はとても冷える。もうすっかり秋です。

お風呂に入ってからお茶を入れ、日本で買ってきた本を少しずつ読む。最近は夜が長いからと思って油断すると、あっという間に朝3時くらいになってしまう。中学生の頃からこうである。全然進歩がない。しかし、夜更かしをすると次の朝ちゃんと起きられなくなったところは進歩した(人間らしくなった)というべきか。。。

今日は1時には寝よう。自分にプレッシャーを与えるためにここでわざわざ宣言するが、明日は朝7時に起きて家の周りを走る予定なのである(書いた側からもうやめようかという気がするが。。)最近家で作業しているので運動不足なのだ。そしてその後は画材屋に行き、更に2日間家にこもる予定である。人間の言葉を忘れないようにしなくては…。

それでは、おやすみなさい。良い夢を☆

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