Wednesday, March 30, 2016

バーモント追記(オチ)

忘れちゃいけないバーモント追記、あります。

今回、行きの飛行機をまさかで逃した私。

帰りはバスのチケットを予約、平穏無事に帰ってきました♪ と書けるかな、と思いきや。。。



まさか、、、、、、






まさか、、、、、、、、、、、、、、、、






なんと、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、











帰りのバスも、逃しました。笑



↑りーぬスタンプ、未だ販売中(笑)。


有り得なさすぎて笑っちゃったんだけど、空港行きのシャトルバスが、当日の朝なぜか道路が浸水したとかで(雪国でしたよね?)15分も遅れて、、、空港到着予定時刻の30分後に発車のバスを控えている私は、バスの中でハラハラが止まらない。しかも空港からタクシーで別のバス停に行かないといけないのに!ど〜 しよ〜!!シャトルバスの運ちゃんは、「だいじょーぶだいじょーぶ、もうそこだから♪」と余裕の笑み。でもそれから20分経ってもまだ空港ぜんぜん見えないんですけど…。ようやく空港に着いたのは、バス発車の10分前。

これは、どーよ。
さすがにルーズな懐の広いアメリカと言えども、無理でしょ。
気分は絶望一色。

メガバスは出発時間が送れる事で有名だよ。とバスで隣りだった子が言うので、とりあえず空港からバス停にタクシーを走らせる。バス停に到着!5分しか遅れてない!バス、いてくれ〜!!

しかし私の願いも空しく、やはりバスの姿はどこにも見えず。見事に行っちまってました。。。メガバス〜、偉すぎるぞ!(T_T)

それにしても自分よ…行きも乗り遅れて帰りも乗り遅れるか、フツー?もはやギャグの領域。しかも実は前日の夜すでに嫌〜な予感がして友達に「私、明日のバス乗り遅れるかも…」ともらしてたし。予感的中!超能力者かも私!って全然うれしくない〜。ああ〜、一体何が悪かったんだ!そもそも最初から飛行機の往復チケット買っときゃ良かったんじゃん!「行きだけ買って、帰りは誰かに乗せてきてもらいなよ♡ てへ♡」という友人のアドバイスを鵜呑みにして少々の出費を拒んだが故のこの結果…やはり人生は自己責任…分かっていたはずなのに、何をしているのだ私は…?

もんもんとする私を見て、タクシーの運ちゃんは「逃したってことはね、それに乗るべきじゃなかったってことなんだよ」「一見悪い様に見えて、実は良かったなんてことが人生にはたくさんあるよ。例えば乗るはずだった乗り物が事故にあったとかさ!」などと慰めてくれた。ありがとう、運ちゃん…。そうなったらたしかに「乗らなくて良かった」とは思うだろうけど、同じくらい嫌な気分になると思うので、「乗り遅れた事できっともっと良いことがあるに違いない☆」と考える事にした(事実、今この瞬間はひとつしかないので、「損をする」ことは有り得ないのでは?と私は最近考えている。)

バスがダメなら電車で帰ればいいや〜と気持ちを切り替え、バーモントセンターのトラベル担当者に電話して事情を説明、アドバイスを求める。すると電車は一日一本しかなく、しかもチケット乗り場では買えない(なぜに?笑)上に、売り切れとのこと。というわけで、グレイハウンド会社のバスで帰る事に。一緒のバスの人もいたけれど、出発時間が違うチケットだったので、乗り換えのボストンで別れ、一人でボストンのフードコートをこれでもかと堪能した後、当初の予定より8時間遅れでニューヨークに到着。つ、つ、つ、疲れた…。。。

飛行機乗り遅れで始まり、バス乗り遅れで終わるという、どっちも人生初!の貴重な体験をした。なんだったんだ。 

まあ、冷静に対処して無事帰ってきたから良しとしよう。そしてこういうことはもう二度と起こるまい(決意)。しかし、グレイハウンド久しぶりに乗ったけど、 シートがしっかりしてて、超快適だった!夜遅い便だったから座席も空いてて(早い便は満席だった)、ゆったり夜景を見ながらの快適な旅であった♪

というわけで、きっちりオチが着いて終わったバーモント記なのでした〜。


▽もう乗り遅れないぞ♪
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Tuesday, March 15, 2016

バーモントの感想まとめ(長め)

パワーアップ?して帰ってきました♡

みなさま、こんにちは。

ニューヨークは、もう初夏です(笑)。

バーモントも寒かったとはいえ、異常気象で凍ってるはずの川が流れてたし、今年はどこも暖かいなあ…。

というわけで、例のごとくあっという間にレジデンシーは終了〜♪したんだけど、もうちょっとだけ書いておこうと思う。

今回私の行ったレジデンシーは、Vermont Studio Centerというかなり大きなところで、毎月約60名のアーティストとライターが、滞在制作をしにやってくる。ポートフォリオを提出してパスした人が滞在できるシステムで、アメリカでは結構名が通っているレジデンシーのひとつだからと楽しみにしていたのだが、やっぱり行って良かったなあと日が経つごとに思う。

まず何と言っても、人のバラエティの多さ。滞在アーティストのほとんどはアメリカ人だったが、他にも日本人(私)、韓国人(数名)、台湾人、チベット人、ブラジル人、カナダ人、オーストラリア人などが参加しており、国際色豊か。年齢層も20代前半から70代くらいまでと幅広い。それぞれが全く違う作品を作っているが、どれもレベルが高くて、面白い。そしてみんな、超良い人!!!としか言いようがないくらい、本当にピュアでオープンで、やさしい。アーティスト同士苦労が分かるという部分もあると思うけど。

建物や環境もすごく良かった。初日にダイニングルームに到着した時、なんだかほっとしたのだが、創設者のジョンが言っていた通り、ここは安全な場所だ、という安心感がずっとあり、スタジオもダイニングルームも居心地が良く、まるでおうちにいるみたいだった。場所だけでなくスタッフもみんな素敵な人たちで、だからそこに集まってくる人たちも、やはり素晴らしい人たちだったのだと思う。

一ヶ月間、食事を共にし、夜はビールやマイク片手に(プレゼンテーション、もしくはカラオケ)語り合った仲間たち。ここまで仲の良い友達がこんなに何人もできるとは、正直想像もしていなかった。仲良くなった人たちは、ほとんどニューヨーク以外の場所にいるけれど、帰ってきてからもスカイプ会議やグループチャットで遊んでいる。嬉しいなあ♪

ま、いろいろと辛いこともあったんだけどね。初めての場所で初めての人たちと無理矢理すごすんだから、普通のアメリカ人だって大変だ。ましてや私には言葉の壁もあるし、不安感や孤独感にさいなまれることもしょっちゅうだった。泣きたいことも何度もあった。でも、踏みとどまれた。俯瞰してちょっと待ってみるというか。焦らないってほんとに重要だね。

何というか、この隔絶された場所と時間で私は、「自分は一人きりの存在だ」ということをしみじみ実感したのではないかと思う。人間として、アーティストとして、命として。それは孤独とは違う。目に見えない部分では、きっとすべての命は繋がっていると思う(だからこそ他の人と分かりあえる)けど、物質的には、ひとつひとつの存在は絶対的に個であって、たったひとつだけ、ただそこにあるというだけのもので、一人で生きて死んでいく、そういう唯一無二の存在なんだと改めて思った。そして絶対的な個であるがゆえに私たちは、出会って、別れて、また出会ってを繰り返し、それぞれの世界を発信し、受信しあおうとし続ける。それはもちろん、私たちは分かりあえると信じているからで、やはり潜在的に私たちはどこかで繋がっていることを知っているんだと思う。それでも、個々は絶対的に、個。私という存在は、私だけ。だから私には私の人生における全ての責任がある。(ちなみに、これは「一人だから寂しい」とか「辛い」とかではなくて、もっと喜ばしい感じ。個であることを自覚するって、自分の人生に責任を持つことであるけど、それは自分が自由そのものであることを理解するって事でもあるから。 )

たぶんそのことを実感して、自分をよーく見つめたからこそ(基本的に一人の時間が多い)、最終的に大好きって思える人にたくさん会えたのかもしれない。特に制作というのは、絶対的にひとりきりになることとその自覚が必要なのだから、そんな風に個として立っている人たちを、尊敬できないわけがない。そして全く同じ様に、自分のことも見直したってことなのかもしれない。
 
あんまりまとめきれてないけど、とにかくそんな感じでいろいろ発見もありつつ、なんだかちょっと成長したかな?という感じで帰ってきた、嬉しいレジデンシーでした♪


▽行ってえがった♪
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