Thursday, November 28, 2019

TOKYOお一人様ないと@飲み屋!その7


よろよろと宿に辿り着き、他の旅人たちが静かに寝ている中、物音を立てないようにこっそりと自分のベッドに倒れ伏した私は、そのままあちらの世界へと旅立った。しかし旅立ちつつも頭のどこかではきちんと時刻をカウントしており、一時間後にまるでロボットのようにかっきり目が覚めたのだった。

洗顔と歯磨きを超特急で終わらせ、荷物をバッグに詰め、ロッカーから本の運搬用スーツケースを取り出してチェックアウトを済ませたのち、ブックフェア最終日に向かうべく、小雨のちらつく人形町の街に出た。もう結構ぎりぎりの時間。

しかし、その前に行くところがあるのだ。
昨日の夜に行けなかった幸子さんたちの集うバーである。



が、、、
もちろん誰もいるはずはなく。。


りーぬは、最後の手段に出たのです。



そう。

必殺・置き手紙大作戦!!


「幸子さんタカさん、昨夜は突然の用事で来られなくなり、もし待たせていたらごめんなさい。次帰ってきた時に、また来ます!」と、最後に一応メールアドレスを添え、ガラスのドアにセロハンテープで貼り付けてきたのだった。それがその時にできる精一杯のことだったのだ。雨だし、剥がれちゃうかもだけど。。

手紙が無事に幸子さんたちの目に入ることを祈りつつ、りーぬはブックフェア会場へとダッシュしたのであった。ひ〜〜〜。

ほぼ完徹のまま迎えた最終日&撤収は、なかなかの体力勝負。何とか無事に終え、21時頃には会場を後にすることができた。その後、長唄のお師匠さんのところへ30分だけ挨拶に行き、終電で茨城の実家へ帰ったのであった。。。

(つづく)

↓まだ続くんかーーい!!

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Saturday, November 23, 2019

TOKYOお一人様ないと@飲み屋!その6

その夜のことーーー

途中からお店の手伝いをしに来てくれた画家のマリオさんと、フェアに遊びに来てくれた美容師のさとちゃんと三人で、ご飯を食べに行こうという話になった。
慣れた様子で本を売ってくれるマリオさん。

ちらりと「後で顔を出します」と幸子さんに言ったことを思い出したが、ご飯の後で行くことにしようと考えて、フェアを後にした。

私のリクエスト「美味しいもの」に応えてマリオさんが選んでくれたお店は、下北沢にある純和風居酒屋『松』。マリオさん行きつけのお店ということで、マリオさんの絵が店内に飾ってあり、モダンかつ上品な良い店だった。メニューには見たこともない料理がいかにも活きが良さそうに並んでいる。うう、読むだけでヨダレがでそう。新鮮なお刺身やら煮物やらをおいしく戴いた。

マリオさんとは、半年ほど前にニューヨークでのマリオさんの個展で知り合い、その後はメールで数回やり取りをしたけれど、会うのは今回で二度目。にも関わらず、気さくなお兄ちゃんという感じの人なので、ついつい色々なことまで話してしまう。ここでマリオさんに焼酎緑茶割りは酔わないんだという事を教えてもらった。
その後、一度美容室に戻ったさとちゃんも合流。しかしお店が終わってしまったので、次のお店へ場所を移すことに。まだ終電には間に合うので、もう一杯くらい、いかっぺよ。

ここがまたいい感じに古びたバー。マリオさんの(良い意味で)変わっている面白いお友達が次から次へとやって来て、趣深い時を過ごす。トーキョーライフの一端を見た感じがした。しばらくすると、Yさんという某有名漫画雑誌の敏腕編集者がやってきたので、マリオさんが紹介してくれて、手持ちの漫画を見てもらい、鋭いコメントを多数いただく。ぐさぐさ、うへえ。でも何だかとっても良い経験。

そんなこんなでワヤワヤやっていたら、いつの間にやら終電は終わってしまったのだった。幸子さんとタカさんの顔が浮かんだのでタクシーで帰ろうかと思ったが、なんと下北沢から人形町までは一万円ほどかかるらしい。東京、広ッ!!
よくよく三人で話し合った結果、朝まで飲むのがもっとも良いのではないかという結論になり、三件目へ突入。


↑多少誇張がありますが、気分的にはこんな感じ

ここもマリオさん行きつけのバーで、こぢんまりした素敵なところだった。カウンターには女ふたり男ひとりの先客が。一人は店長?記憶があいまい。
ここのバーテンがまた面白い人で、たまに請われてバーテンをやってはいるが、本職はフランスで修行をしたパティシエとか。面白い人がいっぱいいるんだなあ、、と今回の東京滞在で出会った人々のことを思い出し、またもやワクワク。何を話したか覚えていないが、楽しい時間だった。最後はエアーカラオケで4人で(…と主張したい)YAH YAH YAHを熱唱し、大いに盛り上がった(…と思いたい)。

そろそろ始発があるというころ、パティシエなバーテンに別れを告げ、戸を開けてふらつきながら外に出た。朝の光で白っぽく見える東京の街は異世界のよう。3人でフラフラと駅へ向かい、私たちはそこで別れた。かなり眠いが、ブックフェア最終日がまだ残っている。電車の中は通常運転を開始した現実感で張り詰めている。そんな中をふわふわと漂っているような自分を感じながら、人形町の宿へと向かったのだった。

(つづく)

↓まだ続くんかい!!
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Tuesday, November 12, 2019

TOKYOお一人様ないと@飲み屋!その5


次の日のこと。

ブックフェア三日目。だんだん慣れてきて、本など読みつつお店番。


↑割とまったり

突然、「こんちは!」と、声をかけられた。




ぱっと見、知らない二人組が机の前に立っている。

あれ?でも、なにやら見覚えが。。。




なんと、昨夜バーで会ったお二人!!

「ブックフェア、行ってみようかな」、なんて言っていたけれど、まさか本当に来てくれるなんて。。。

感激!!(T_T)ウルウル!!

「すごい人ね!この美術館で、こんなイベントやってるのね〜知らなかったわ!」と二人とも興味津々のご様子。しかも、「バーに来る友達に見せる」と言って、本を一冊買ってくださった。嬉しい!

今夜またバーで会おうね!と言って、二人は人混みの中に消えていった。

生きていて飛び上がるくらい嬉しいことって、いつも素敵な人との出会いなんだよなあ。。。

↓痺れるくらい嬉しかったです。。
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Monday, November 4, 2019

TOKYOお一人様ないと@飲み屋!その4

人形町で見つけた隠れ家的洋風バー


ガラスのドアを開けて暗めの店内に入ると、カウンターに立った若いバーテンの女の子と、その子と話をしていた先客の男女が、ちらりとこちらを見た。う、常連の雰囲気。


「こんにちは」と笑顔を作り、カウンターの一番入り口に近い椅子に腰掛ける。ここまで想定通り。メニューをもらい、しばし店内を観察する。

カウンターの棚に所狭しと並べられたボトルの数々、どこかの歌番組を映しているテレビ。逆側の壁には、小さなテーブルと椅子がいくつか並べられているが、客は私たち三人だけのようだった。「エーデルワイス」という外国産のビールを注文した。

「お一人ですか?」

バーテンの女の子が、グラスと瓶ビールをカウンターに置いて、そう訊いた。どことなく南国を思わせるおおらかな笑顔。隣に座った先客の男女が、顔をこちらに向けた。

「はい。東京都現代美術館で開かれているアートブックフェアに参加しているんです。今はその帰りです。」

すると、二人が会話に入ってきた。

「ああ、あの清澄白河にあるやつ?あそこ、そんなのやってるんだ。」
「私たち、あの辺りに住んでいるのよ。」

何とも自然な流れ。なるほど、こんな風に飲み屋コミュニティは形作られていくのか。。などと思いながら、(やはり常連であった)二人とバーテンの子、そしてママ(奥にいた)との会話を楽しんだ。
常連の二人は、地元民の幸子さんとタカさんと言った。最初から何とも言えずミステリアスな雰囲気を身にまとった二人組だったが、話しているとますます謎が深まるばかり。だんだん想定外。
その後、これまた常連であるらしい大工のような格好をした若い兄ちゃんが突然現れ、みんながわいわい話しかける中で、とても無口に何かを食していた。生態系が多様な感じで素敵である
そこへさらに白人のカップルが入ってきた。壁際のテーブルにつき、英語でなんやかんややっている。地元民と異邦人が混ざり合い、バーの中は徐々に無国籍になり、東京の夜は深まっていく。私の目的は達せられた気がした。

ビールも飲み終わり、ほろ酔いになったので、退散することに。最後の日にまた来ますと行って、その場を後にした。

外はまだ雨がパラパラと降っていた。

初お一人様ないと@東京バー、楽しかったなあ。

と、ひとり感慨にふけりながらファミマへ行き、夕食を買ってホテルのラウンジで食べたのであった。(←「東京でコンビニ飯」もやりたかった)

「こだわりビーフカレー」、美味!!

ところが、話はこれで終わりではなかった!のであったああ!!

つづく

↓えっ!なになにー!?
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Sunday, November 3, 2019

TOKYOお一人様ないと@飲み屋!その3


私の泊まっているホテルがあるのは、人形町
人形町といえば、下町
下町といえば、古い飲み屋がたくさん。(←ざっくり)


というわけで、ホテルの周りを探索することに。

日も暮れて、夕闇が街を包み、小雨がぽつりぽつり。明日もあるし、さくっと見つけちまおう。

うん、良さげな日本風飲み屋が、そこらにあるある。うっしっし。

ある飲み屋の前で立ち止まった。

『刺身』と筆で書いてある。完全なるジャパン!!

ここにする?
ここにする??

しかし、、、

ちょっと、、、

いやけっこう怖い(T_T)

なんと経験不足のためか、純和風飲み屋は敷居が高いことが発覚!!おろおろ。

というわけで、気軽に入れそうなお店を探してさらにうろつくことに。

すると、、、

発見!!!!


良さげな脇道ぃ〜〜〜!!

こういうのにグッと来るうう!!

通りにひっそりと並ぶ数軒の飲み屋さん。そのうちの一軒に、ニューヨークにもありそうな洋風の小さなバーを発見。「見慣れている感じ」の安心効果すごい。よし、今夜はここに決定!
お一人様で入ってみることにした。

つづく。。

↓ドキドキ!
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