Thursday, January 26, 2012

怒濤の子守り5日間(2)



怒濤の子守り5日間、2日目!

朝6時起床。のはずが、余裕の7時起床。なぜか奇跡的に間に合った。

ドアをノックすると、「モーニン〜」 と笑顔でお出迎えしてくれるステラと、はにかみ顔のテディ。あ、笑ってる。ちょっとほっとする私。「今日は良い子でいてね!いってきまーす!」と去って行くステラ。がんばりまーす!今日は泣くなよ〜!!!

しかしですね奥さん、前日の大騒ぎとは打って変わって、この日のテディは、ずーっとずーっと楽だったのです。ステラが行ってからすぐにうとうと(30分くらいだけど)眠ったし、泣いてもミルクを飲ませたらベッドでにこにこしているし、あやせばきゃっきゃっと天使のよう。「これこそがピースというやつだ。。。」と本気で思った。あの4時間もずっと大泣きしてたテディはどこに行った!?

やはり昨日親に電話して、子守りのコツや対処法などを教わっておいたのが功を奏したのか。親からのアドバイス「あんたが不安だから赤ちゃんに不安が移ったのよ。泣いても何しても、どーんと構えてりゃいいの!」は、すごく役に立った。本当にどっしりとした心持ちでいるようにしたら、テディは安心したのか、私の側で頻繁に眠りだしたのだ。ママ、ありがとおお!!
他にも、1日目の観察でつかんだテディの傾向を考え、多少の工夫はした。例えば、テディが眠そうなのに眠れない様子の時。テディが目をこすり出したら、おもちゃを振って一定のリズムを聞かせてやるのだ。シャンシャンシャン、、、という単調な音を聞いていると、テディはすうっと眠りの中に落ちて行く。なんて簡単なんだ〜!催眠術師になれそう!
また、泣き方で何が欲しいのかも、大体分かるようになってきた。テディが好きなこともいくつか発見した。テレビを見ることと、ものを握ること、ほっぺたや顔にキスされること。これはステラがテディをあやすのを見て真似た。ママのことを思い出すのか、感触が好きなのか、愛情を感じるのか、、、とにかく本当に嬉しそうに(しかもちょっと恥ずかしそうに)笑うのだ。人間って、本当に不思議だな〜。これは日本でも一般的なのだろうか?私の赤ちゃんのときは、覚えてないぞ。う〜ん、素朴な疑問。
 
そのようにして、順調にテディと遊んでいると、11時頃に、クリーンレディが部屋の掃除にやってきた。昨日掃除しに来てくれた人だ。仏頂面の50代くらいのおばさんである。後に訊いた所では、ポーランド人とのことだ。笑顔のサービスもなしで、どかどかと入って来て、赤ちゃんがいることなどお構いなしの様子。遠慮なくガーガーとすごい音を立てながら床に掃除機をかけたり、バタバタとシーツを換えていく(ベッドメーキングの技は本物)。最後にタオルを取り換えるとき、「少し多めにタオルをくれないか」と私は頼んだ。テディがミルクを吐きまくるからである。クリーンレディは、私に抱えられているテディをじっと見て、にっと笑った。テディもにっこり笑う。天使の笑顔。それからクリーンレディは私に、ちょっとたどたどしい英語で「イエスタディ、オールデイ、クライイング」と苦笑いして見せた。「ハハハ。イエス!でも今日はずっと大人しいでしょう。昨日は本当に泣き止まなくて参りました〜」と私が言うと、彼女は「本当だよ。同僚がふたり、部屋に来たでしょう。本当にずっと泣いていたからね。」と、テディに笑顔を作ってから、タオルを取りに出て行った。動く人を見ているのが楽しいらしく、テディはご機嫌そのもの。人見知りしない子だ。

しかしだ、それからがすごかった!再びドアが開き、タオルを持ったクリーンレディが入って来たと思うと、続いてその同僚が5人ほどどやどやと入って来たのだ。みんな赤ちゃんを取り巻いてきゃーきゃー言っている。一層楽しげに笑うテディ。その笑顔にメロメロになる、青い制服を着た中年の女性たち。ポーランド人、アメリカ人、アフロアメリカン等、人種も多様だ。テディを抱っこしたり、あやしたり、大忙し。凄い光景だ。まるでミュージカルを見ているみたい。私も、親は誰だとかお前は何者だとか何で経験がないのにお前がベビーシッターしてるんだとか、質問攻め。たぶん昨日余りにも泣き声が大きかったのだろう、そして私がいかにも素人っぽく見えた(実際そうなんだけど)のだろう、彼女たちはミルクのやり方やらげっぷの出し方やら、色々と親切に教えてくれた。あげくの果てに、クリーンレディのヘッド(50代後半?の金髪の女性)まで出てきて、テディと遊んでいた。そして親切にも「タオルをもっと持ってきなさい」 と指示し、この部屋には普通の3倍くらいの量のタオルが積み上げられたのだった。なんて有り難い!!さらにヘッドは、「ミルクは3時間おきにやるのよ、3時間後にまた来るから」と言って、本当に3時間後に部下3人を引き連れて来て、ミルクとおむつのレクチャーをしてくれたのだった。こんな親切な掃除のおばさんたちがいるホテルが、まさかニューヨークにあるとは。。。信じられない。

その後も、誰かがたまに、助けはいらないかと見に来たり(たぶんヘッドの言いつけ)、余分に赤ちゃんのための毛布を届けてくれたり、本当に驚きの連続であった。おかげでテディも楽しく過ごし、よく眠ることができたのだった。

やはり体中がミルクと胃液の匂いでいっぱいになったけど、思いもかけない人たちとの出会いと交流に、テディとステラに大感謝した一日だった。

ちなみに、この日テディはミルクを前日より多く飲んだ。ステラ曰く、夕飯の離乳食も急に食べる量が増えたとか。ステラは、大泣きした理由のひとつは、それが「成長の日」だったからではないかと言っていた。赤ちゃんは急に成長するので、その日はすごく泣くらしい。なるほどねえ。ほんとに、赤ちゃんって面白いね。
↑テレビを見るテディさん。


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Sunday, January 22, 2012

怒濤!の赤ちゃん5日間(1)

↑テディさん(もうじき5ヶ月)


友達の赤ん坊の子守りをしてきました。ミッドタウンのホテルで、朝8時から夜6時まで、5日間。いや〜大変だった!!

というのも、私は赤ん坊なんて触ったこともないし、何の知識もなかったのです。「初日の朝、10分早く来て。教えるから」というステラ(友達)。10分でいいの?と思いつつ、7時50分にホテルに到着。

ステラ「泣いたらミルクあげてね。基本的にそれだけ。あとはメモに書いてあるから」と、小さな紙切れをくれた。赤ちゃんは、ベビーベッドに横たわってじっとこっちを見てる。かわいい!!まるで西洋人形そのものだ。が、、、大丈夫かなあ。不安でいっぱいな私を横目に、ステラは赤ちゃんを抱っこして、ミルクをあげて見せてくれた。ほうほう。。「やってみる?」と赤ちゃんを私にバトンタッチ。うわ〜!不器用に抱きかかえながら、哺乳瓶を口に持って行く、と、赤ちゃんは吸い付いてきた。うへ〜飲んでるよ。。。か、かんたん。。。じゃん??ミルクを飲み終えたのを見ると、ステラは赤ちゃんを抱き上げて、大人用の大きなベッドの上に寝かせた。うきゃうきゃと笑う赤ちゃん。見ているこちらまで笑顔になってしまうような、魔法のスマイル。「ついさっき離乳食をあげたから、あと数時間は大丈夫なはずよ。じゃ、行ってくるね。バイ!」

そして、小さなホテルの部屋には、私と赤ちゃんが残されたのだった。静かな室内、赤ちゃんのかすかな衣擦れの音が空間を支配する。。。

赤ちゃんの名前はテディ。もうすぐ5ヶ月。とても大人しい子なので、子守りの間に仕事もできるはずとのことで、画材をしこたま持参していた私は、取りあえず、とスケッチブックを取り出した。赤ちゃんなんて、こんなに珍しい生き物をスケッチしない手はないのだ!

しかし鉛筆を用意する間も、テディの視線が突き刺さる。スケッチの前に、ちょっと遊んどくか。。。何となくあやしたりしてるうちに、テディはうとうとし始めた。しめしめ。このままずっと寝ててくれないかな。。。なんて思いつつ、スケッチスケッチ。ところがだ、テディはすぐに目を覚ます。びくっと体中をのけぞらせて、また眠りに落ちる、を何度も繰り返す。私の友人に不眠症がいるが、こんなに小さいのに不眠症なのだろーか?かわいそうに。。。そして、テディが目を覚ます度に慌てる私。おちおち絵を描いてもいられない。
ステラが去ってから一時間ほどで、テディは泣き始めた。「泣いたらミルクやって」と言っていたが、もう?あと数時間は大丈夫なはずじゃ?おもちゃを叩いたり、変な顔を作ったりしてみるが、効果なし。仕方なく、初の単独授乳開始。うわー飲んでる飲んでる。しばらく飲むと、いらん、と哺乳瓶を突っぱねるテディ。もういいのかな?再びベッドに戻す。しばらく落ち着くのだが、また泣き出すので、また飲ませる。飲ませると、むせたり、吐き出したりするテディ。これは飲ませ過ぎなのでは、と心配になって何度もステラの携帯にメールを送り、確認する。それでいいとのことだ。ほんとか??うそでしょ??テディが落ち着く数分の間、ネットで赤ちゃん情報を調べまくる。しかし油断するとテディが泣き出す。泣かれるともうどうしていいのか分からない。クリーンレディが部屋を掃除しにきた時を除いて、これを午前中に3度ほど繰り返した。

そんな中、何とか物にしたスケッチ1。
これを描いた午前中はまだ余裕でした。

午前中は、それでもまだ何とかなると思った。スケッチも二枚描けた。しかし、午後は午前中の比ではなかった。とにかく、泣き止まない。ミルクもいやがる、吐き出す、おしっこはもれているし(おしめは代えないで、と言われていたのだが、代えたかった)、泣く泣く泣く。別に泣いていたって大丈夫なのだろうが、こちらが右往左往してしまうのだ。とにかく抱っこして、「ゾウさん歩き」をしてみる。鏡を見せるのとテレビを見せるのも効果があった。しかし、疲れた〜と、抱っこしたまま腰を下ろすと、もう駄目である。ぎゃんぎゃん泣き出す。そんな〜、どうすればいいのお!?

テディ本泣き&私も半泣きで2時間が経過した頃、部屋のドアを誰かがノックした。実は、さきほどもノックの音がしたのだが、怖いので出なかったのだ。今回はそっと開けてみる。すると、クリーンレディの制服を着た中年女性がふたり、いぶかしげに様子をうかがっている。「赤ちゃんがどうかしたの?」と、いかにも私が虐待でもしているのでは、と言わんばかりの視線。そうでしょうとも。
私は「新米のベビーシッターでして、赤ちゃんが泣き止まないのです。どうしたらいいでしょう?」と、藁にもすがる気持ちで尋ねた。ふたりは顔を見合わせて、「ミルクはやった?」「その泣き方はひどいから、胃が痛むのよ、きっと」などと言いあい、肩をすくめて帰って行った。役に立たんなあ。
しかし、テディの頭が熱い気がしてきた。まさか、熱があるのか?あのおばさんの言う通り、どこか悪いのだろうか?気が気でない。ネットで調べようにも、体から離すと泣くので、身動きができない。その後2時間ほど、テディは愚図り続けた。

私もそろそろ参ってきた、という頃、テディが大泣き開始。さすがの私もこれはミルクだと察知し、哺乳瓶用意!「ん、ん、」と、飲むわ飲むわ。最後の3本目の哺乳瓶が空きそうになるまで飲んだ。こんなに一気に大丈夫なのか?と目を見張っていると、「んあ、んあ、」と飲みながら、徐々にテディの体から力が失われていく。なんと、テディは飲みながら眠りに落ちて行ったのだった。これまでの苦労が吹き飛ぶほど、かわいい〜と思った一瞬だった。
テディをそ〜っとベッドに運んで、やれやれ、と一息をつく。なんという長い戦いだったのだろうか。。。このままステラが帰ってくるまで眠っていてくれ!と本気で祈る私。しかし、相変わらずテディの眠りは浅い。うう。。。
それからステラのかえってくる6時までの2時間が、何と長く感じられたろう。テディは再び泣き出し、ミルクとゆさゆさ歩きでなんとか乗り切った。部屋にステラが入って来た時は、ほんとに、輝いて見えましたよ。お母さんがあやすと、テディは今までの仏頂面が嘘のように、きゃきゃきゃと天使の笑顔。感心して見入ってしまった。
 
こいつと5日間もうまくやっていけるのだろーか、とものすごーく不安になったけど、不思議と、まあ何とかなるだろうという気がした。とにかく腹をくくって、朝6時に起きるために12時にベッドに入った1日目の私だった。


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Monday, January 9, 2012

☆明けましておめでとうございます☆
























遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。

ネットで流れるタイムズスクエアのライブ映像を見ながら、ひとりカウントダウンで迎えた2012年。うう、いい年にするぞー!!

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Friday, December 23, 2011

☆メリークリスマス2011☆


皆さん、お元気ですか?

ここのところ忙しくて、更新もできず、あわあわしていたら、あっという間にクリスマス。はや〜

なにはともあれ、メリークリスマス!大変な年でしたが、皆さんが幸せに過ごされることを祈っております。


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Wednesday, November 2, 2011

南仏からドイツへ!ベルリン滞在記(1)

記録的初雪に冬の匂いのぷんぷんするニューヨークですが、当ブログはなぜかまだ秋のヨーロッパ。。。更新が遅くてごめんなさい!

旅の記憶も大分こなれてきた今日この頃、残りの旅行記を一気にいきたいと思います!押忍!

*うぃ〜ん*(リバース音)




ついにニースを去る朝が来た。夕方にはもうドキドキのベルリンだ!興奮!!

朝食をとり、でかいリュックとボナール美術館で買いまくった本を背中にずっしりさせながら、宿をチェックアウト。
そういえば、この宿は、”Saint-Exupéry”といった。「せいんと、えくすぺり?」などと適当に発音していたのだが、先日もん嬢が「星の王子様」の印刷された宿のカードを見て、「合点がいった」と。フランス読みで「サンテグジュペリ」と発音するらしい。英語読みしていたので分からなかったのだ。なるほどねえ。でもサンテグジュペリって、リヨン出身なんだけど。。。ま、南仏出身には変わりない!笑

わくわくだね、期待のベルリンがもうそこだよ♪本当に今からドイツに?信じられない!逸る心を抑え、せっかくのニース、最後に浜へ行こう、と二人でふらり海へ。その途中で何気なく立ち寄った、ごくふつーの土産や。しかし、そこで運命の出会いが私を待っていた!!!!






































が〜〜〜ん。



なんてストライクなバターナイフ。
魚の部分が白い陶器で出来ていて、あああ、まさに一目惚れ!!しかもたったの3ユーロ!!もちろん買いましたとも、数少ない自分への土産。ついでにドイツにいる友達にも、ひとつ。ぶらぶらしてみるものだ。

ニースにお別れ





さよなら、ニースの海。ついでに、白い魚を海に泳がせた。お前はこれから私と一緒にアメリカに行くんだよ。ふるさとの海にバイバイしてね。うんうん。(自己満)

ニースの海にまた来ることがあったら、私はもん嬢の尻フリダンスを(15連写の記録済み)必ずや思い出す事だろう。最後まで楽しかったぞ、ニース!またいつか会おう!

さて、それから20分ほどバスに揺られ、コートダジュール空港へ。ここから一気にドイツの首都ベルリンに飛ぶのだ。

飛行機はヨーロッパ間を格安で飛びまくるeasyjet。電車よりバスより安かったのでこれにした。安く大量に飛ばすため、「私たちは待ちません」が信条だとか。登場時刻に誰が遅れても知らん顔で先に行く、とてもスカッとした会社らしい。搭乗口も搭乗時刻の15分くらい前まで分からない上、席も決まっていない(早い者順)という、初心者にとっては一刻も落ち着いていられないスリリングな搭乗である。

周りの客はさすがに熟知していて落ち着いている風。しかし搭乗手続き開始のサインを見逃すまいという静かな緊張感が感じられた。中でも、ある60代後半くらいの夫婦バックパッカーは、完全なるエキスパートだった。最も搭乗口に近くかつポイントを押さえた席に半分だけ腰掛け、輝く眼光はスタッフの一挙手一投足を見逃さない。その姿は正に、かけ足競争のスタートラインに立つ運動選手そのもの。結果、全く無駄のない動きで搭乗手続きトップバッターの座を手にしていた。威厳すら漂う勇姿に感心。

あの方達を見習わなくては!と、恥ずかしがるもん嬢を引っぱって4番目に並んだ単純な私。そういうわけで、早く機内に入れたのだが、ふたりとも疲れていたので、離陸直後に夢の中へ埋没してしまった。

いざ、ベルリンへ!





うとうと、たしか1時間半ほどの飛行だったはず。目が覚めた時は、すでにドイツ上空。ほうほう。さすがに近いなーヨーロッパは。なんて思ってたら、あっという間にベルリンのショーネフェルド空港上空へ。どれどれ、どんなとこ、ドイツは?しかし、窓の外に見えたものは。。。。。。

森!!!!!川!!!!!
森、森、森、川、川!!!(。。。あんぐり。)

間違えてアマゾンへ来たのか!?もん嬢と顔を見合わせたほどのうっそうとした森、そしてたっくさんの川。ベルリンから少し離れているとは言え、これはすごい。好感が持てるぞ、ドイツ。(←ど田舎出身者)

ベルリン近郊。








そんなこんなでベルリンに到着。さっそく看板の文字が、何書いてあるのか全く分からない。英語が書いてあるので問題はないのだが、表記は英語に似ているのに推測すらできないね、ともん嬢とささやき合う。ドイツ語は、難しそうだ。。。

空港を出たところで、いきなりある屋台のサインが、ビールのジョッキから顔を出す坊や。あらかわいいビール坊や♡っておいおい!
フランスもそうだけど、ドイツでもお酒を買う時に身分証明書を出せと言われたことは一度なかった。ニューヨークはあんなに厳しいのに、ヨーロッパは寛容だね。

空港の外の芝生には、たくさんの旅人たちが本気で寝ている感じでゴロゴロ。「こんなにのんびりした空港は初めて見た」とは飛行機に乗りまくり女・もん嬢の感想。

空港駅で、宿泊予定の友達の家までのきっぷを買う。簡単なようだが、慣れないとこういうのに時間がかかる。電車は、なんかうちの田舎の成田線みたいな雰囲気。。。グラフィティは多いけど、ゆったりしていて、全然危ない匂いがしない。木も多いし、ほんとに田舎って感じ。どんだけベルリンから離れてるんだ?と思いきや、20分もしないでベルリンの中心地に。早!!

アレクサンダー駅の外は、あっという感じで、新興の都会!!コンクリ!!でかい建物!!建築中!!でも通行人にはのんびりムード。このギャップは?そして、友達の家を目指して5分も歩くと、一気に郊外感が漂い出す。さっきまでの都会はいずこへ。。。?田舎なんだか都会なんだか分からない、不思議な街だ。トラムという路上電車が、なんかこれまたのんびりしてるし。

泊まらせてもらう予定の友人宅の前で、鍵を渡しにきてくれる友達の友達、「ニナ」を待つ。彼女とは会ったことはないが、駅で電話して、彼女の仕事の終わる頃に待ち合わせることにしたのだ。どんな人かなあ。
待っている間に、人間観察。この地域がそうなのかもしれないが、若いドイツ人の家族が多いと感じた。アジア人はあまり見かけなかった。心なしか、ちらちら見られている気が。しかし、よく考えると、でかいリュックを背負った女がふたり路上に立ち尽くしているのは、ニューヨークでもジロジロ見られる。。。かもしれない。

時間になっても来ない、「ニナ」。電話では感じの良い声だったが、ほんとに来るんだろうか?疑心暗鬼になりだす我々。
疲れていて、寒くなってきて、腹が減ってきて、、、焦るふたり。こちらへ来る女の人を見ては、いちいち「あれではないか?」「今度こそ?」「違った。。。」といちいち一喜一憂。疲れのあまり、「もしやここは同姓同名の別人の家なのでは!?」と、友人の名が記された表札を前にしてまでも広がっていく想像力の翼。不安は人を妄想の渦に突き落とす。無言になり、じっと耐えるわれわれ。。。ここで限界に達したもん嬢が、切り札の国際ケータイを!文明の利器!!ドラえもん、ありがとう!!そして。。。つながった〜〜〜!!!

ニナ「ごめんなさい!渋滞で。。。もうすぐそこです〜!!」
いえいいんです、我々が同姓同名の別人の家の前にいるのでない事さえ分かれば!!あーよかった。もう大丈夫だね。

そこへ通りかかった若い白人男性。こちらを見ていると思ったら、英語で話しかけてきた。
「もしかして君たち。。。鍵を待ってる?」おお!!その方はニナの旦那さんだった。「ごめんね、あの人はいつも遅れるから。僕はニナとここで待ち合わせをしているんだよ。」なんて喋ってたら、「ソーリー!!」やっと来た〜〜〜!!!!!

「ニナ」は私と同い年くらいの、しかしびっくりするくらい美しい人であった。顔だけではなく、雰囲気が。知的でありながら、ふわーっとしていて、ゆったりしていて、何だか優しくてあったかい。そのまぶしいような空気に、一瞬はっとした。こういう人ってあんまり会ったことがない。眼鏡が似合っていて、すごく印象に残った。そして、、、お腹が大きい〜〜〜!!!旦那さんと並んだら、光るような空気が一層ふくらんだ。なんだか感動的だった。。お礼を言って鍵を受け取ると、ニナ一家は夕食を食べると言って闇に消えて行った。

幸せそうなニナ一家






良いものを見たなあ、とぼーっと一家の後ろ姿を見送っていたら、横でもん嬢も同じようなことを言っていた。今思うに、ドイツののんびりした空気が、ああいう余裕のある幸せそうな雰囲気を作るのかもしれない。
ベルリンの公園には木が多く、いつも子供の笑い声が聞こえていた。それが妙に懐かしかった。ニューヨークでは、子供の遊ぶ小さな公園は、鉄格子に囲われていて、遊具だけが殺風景に置いてある。日本では地元ですら、子供が外で遊ばなくなったなあと、帰省する度に思う。ベルリンはドイツの首都でありながら、どうしてあんなに人がのんびりできるのだろう?素晴らしいことだと思う。

友達の部屋は、奥の奥の建物の5階にあった。えっちらおっちら。ドアを開けてびっくり、ひ、広いいい!!!ドイツは物件が安いとは聞いていたが、、、これは、予想の二倍以上の広さだぞ!しかも、ホテルみたいに奇麗!!!後で電話した時にそう言うと、友達は「ドイツ人だから、掃除が得意なの。。。」と照れていた。(昔の)日本人みたい。

荷物を置き、取りあえず何か食わねば死ぬーと外へ。あーだこーだ、で、近くの良い匂いのするチャイニーズに決定。小さな店だが、とてもきれいでオシャレ。しかも安い!!でっかい鴨の揚げたのが乗っかった野菜あんかけライスが、5ユーロくらい!!ドイツは食べ物も安いと聞いていたが、うわー!!

しかし。。。これが、異常に塩辛かった。特にソース(あん)が。こんな味付けは、人生の中でも、ちょっと思い出せない。一口食べて「これは体に悪い」と直感する類い。でもけっこう食べたけど。あの塩加減はいったい何だったんだろう??もん嬢のチャーハンはおいしかった。もん嬢も「私の隠れた好物は実はチャーハンなのだが、これはかなり理想に近い」みたいなことを言って黙々と食べていた。

驚かされっぱなしのドイツ食です。


帰りにスーパーに寄って、うろうろする。食べ物、安い。。。パンとかお菓子とか!何でもニューヨークのマイナス3ドルって感じ。ビールには仰天。ペットボトルに入ってて、一本30サンチームって。ビールは水か?いや、水より安いかも。

そんなこんなで、晴れて初のベルリン第一日目を終えた。ぱちぱちぱち。って、何もしてないけどさ。久々にきれいなバスルームでシャワーを浴び、ゆったりと眠りについたのでした。


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Tuesday, October 25, 2011

パリからニースへ!南仏旅行の巻(3)

宿でのスケッチより。

ニース最終日!

前夜の海の美しさに感銘を受け、朝6時に起きてひとり海岸に行く私。。ああ、何て単純!!

さすがに真っ暗な中ひとりは怖いので、空が白み始めてから宿を出る。パリを出る前に「ニースは治安が悪い」などとネット上の誰かに脅されていたので、ちょっとびくびくだったが、海岸はまだ暗いのに、清掃員や釣り人がうろうろしていて、危ない感じはしない。が、やっぱりちょっと「何でこんな朝から女が一人?!」的視線は否めなかった。

気にしないよ!っと、海岸に腰を下ろし、スケッチブックを取り出す。ニースの浜辺は、砂ではなく小石でできている。汚れなくて良い。












夜明け前の海。とても静か。






















 段々空が明るく、海の水が濃紺から透明になっていく。















 夜明け。オレンジの太陽が山の上から出てくる。

この時間帯になると、もう船が二艘、目の前を横切り、泳ぎにくる人たちも。70歳は過ぎているであろう夫婦とか、意外と多い。さらっと泳いで、さっと帰る。まるでひとっ風呂浴びにきているよう。朝風呂ならぬ、朝海?これが海の暮らしか〜。うらやましい。

朝の海は、静かに色が変わって行く。どんどん。一瞬も目を閉じられない!という感じ。そのうえどこまでも透明で、波の音も静かで心地よくて、包まれるよう。泡が特にきれい。。うっとり。波打ち際の泡を見つめ続ける変な人になってしまった。

宿に戻り、もんと朝ご飯を食べ、宿から歩いて行けるとふんで、丘の上にあるシャガール美術館とマティス美術館を目指す。

シャガール美術館の方が先にあった。ここは、シャガールの聖書に関する絵を集めた美術館。朝早く行ったのに、なぜかミュージアム内のカフェが人で一杯。開館したばかりなのに、もうお茶?しかし、後に理由が分かった気がした。美術館がそれほど大きくないのだ。楽しみにしていた分だけ、展示数が予想以上に少なかったこと、なぜかシャガールに関係のない展示がしてあったこと、その割に入場料は高めだったことにショックを受ける私。そしてお客さんの多さにも。そりゃシャガールは有名だし、観光名所なんだとは思うけど、何だかなあ。
三度ほど展示してある絵を見て回るも、すぐに終わってしまったので、仕方なくミュージアムショップへ。他の美術館に展示してあるシャガールの絵のポストカードやらマグネットがたくさん並んでる。。。おいおい。しかし、見ているうちに何枚も手に取っている私。おいおい!ものすごく悩んだが、全然この美術館の記念にならないのでは、、、と思い、やめる。ここに展示してある絵の、かなり良いポストカードは、高すぎてやめた。はあ。しかし、今こうして振り返ると、展示してあった絵は大体覚えているから、やはり行って良かったんだと思う。何事も勉強だ!

次、さらに丘を登り、マティス美術館を目指す。これが、けっこう遠く、なかなかいい運動。向かいの歩道を行く中年男女のグループを見ながら、先に進んでいる男の人ふたりがいかに競い合っているか推測しながら行く。

息を切らしつつ、やっとついたマティス美術館、、、が、ここ?どこ?と言いたくなる分かりにくい入り口。公園の中にこつ然とある。横手のグラウンドでは、謎の運動をしているグループ。謎だけどやってる人たちは笑顔で持久力ありそうなので、ああいう運動が我々にも必要かも、と真剣に話しつつ館内へ。

ここは素晴らしいことに、無料!!それだけで素晴らしいのだが、館内は三階建てで、有名な絵は少ないけれど展示数も多く、マティスの超初期の作品とかスケッチとか、金魚のエッチングの連作とか、珍しいバレエのイラストレーションとか、晩年のコラージュとかがたくさんあった。私はマティスかなり好き。本でしか見たことのなかった、晩年の黄色のカティアとか、小さい習作とか大きい習作とか、終わってないポートレイトとか、大興奮してしまった。マティスの絵は何でこんなにしっとりと色っぽいのだろう。。。と感動しつつ、写真は禁止!と怒られたりしつつ、メモを取りまくる。広い館内、見る所がいっぱいある幸せ。奥へ行くとなかなか凝った造りの建物に、また感動。マティス本人の映った写真も良かった。

しかし、空腹で途中から注意力散漫に。。。やっぱり腹が減っては戦ができぬな〜。途中で会ったもん嬢も同意見。なのに、更にミュージアムショップで本を物色して、待ち人を更に待たせる私。。。すまぬうう!!しかし、ここはイマイチ品揃えがなく、時間を使ったくせに何も買わないという。さすがのもん嬢も「買わないのかよ!」と突っ込みを入れていた。

腹が減りすぎていたので、帰りはバスを使い、さっさと街へ。向かった先は、マクドナルド。。。日曜なので、観光地と言えども、デパートと名所以外はフランス式に閉まっているんだよね。さすがだ!

この後は、ぶらぶらし、最終日ということで名物(?)のムール貝の蒸し物とニース風サラダ(何がニース風か分からん。。)を分け合い、宿に帰る。

私は宿のリビングでスケッチ等し、ドイツから来た子に話しかけられ、ドイツはフランスより物が安いと教えてもらい、期待に胸を膨らませて部屋に戻ると、新しく入って来た韓国人の女の子によって部屋が洪水の憂き目にあっていた。盛りだくさんな一日だった。。

世界各国からの旅人の集う宿。この後洪水。



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Friday, October 21, 2011

パリからニースへ!南仏旅行の巻(2)

ル・カネのガレット屋の看板犬。踏み台にしているのは私の脚。。。

































ニース二日目。

8時に起き、宿のセルフサービスの朝食(シリアルとパン)を食べ、早々に宿を出る。

ル・カネへは、ニース中央駅で特急電車に乗り、カンヌで降り、そこからバスとのこと。ニース中央駅は、たくさんの観光客で賑わっていた。機械で切符を買おうとするも、コインかクレジットカードのみ。しかし、ICチップが付いているカードしか使えない!私のはついていないもの。うわーあんな長い列にと思いながら、切符を買う列に加わる。が、案外早く買えた。急がば回れとはこのことか。

往復券を買い、ホームへ入ろうとするが、どこにも切符を切る駅員がいない。もん嬢は、側にぽつんと立った、ちいさな機械の箱に切符を入れ、ビッという音とともに日付が印刷されるのを待つ。これがヨーロッパの切符きりらしい。これをしないで乗車したのが見つかった場合、罰金だとか。何のサインもないのに、これは知らなかったら分からんなあ、、、不親切だなあ。しかしこの後行ったドイツでも、同じようなシステムだった。日本やニューヨークでの常識が通じないことが、あるのだ。当たり前だけど、自分のやり方に慣れていると、つい忘れてしまう。こういうぶつかりは、「自分たちのやり方が共通のはず」という思い上がりに気付かせてくれるので、必要なのだと思う。

列車に乗って、発車を待つ。中継点のカンヌは、映画祭で有名なラグジュアリーな観光地。我々は通り過ぎるだけだが、せめて気分だけでも味わおうと、持参のサングラスをかけて、車内でセレブごっこ。写真を撮り合うアホなふたり。。

30分ほどでカンヌに到着。ル・カネへは、ここから出ている1番バスで行けるらしい。バス停で行き先を何度も確認していると、ほどなく1番バスがやってきた。バスは、とても新しく近代的で、ぴかぴかしていた。ル・カネは田舎だからと、勝手にぼろぼろのバスを想像していた私は、ちょっとだけがっかり。もう「田舎」なんて、幻想でしかないのかも。

バスは坂道を行き、20分ほどでボナール美術館の前に止まった。なんだかすごくあっさりと着いたので、狐につままれたよう。来たことが、まだ信じられない。しかしバスを降り、遠くに何度も見たボナールの絵にそっくりの建物(ボナール美術館)を見た時には、感動してじんと来てしまった。ついにここに。。。感無量だ。

お昼前ということと、すぐに目的地に行くのがもったいなく、何か食べようということに。バスの中から見かけた、人で一杯のちいさなパン屋に行ってみることにした。パン屋は本当にちいさいけれども、地元の人が列を作っていた。取りあえず並び、フランスパンを半分買ってみた。ここでは英語が通じず(田舎だ!)、半分くれ、というのを伝えるのに苦労する。身振り手振りで何とか買う。焼きたてを期待したが、冷めていた。特に何ということもないフランスパンだったが、良い思い出。もん嬢は、野菜のキッシュを買っていた。こちらは焼きたてだったこともあり、半分どろどろしていた。。

食べ終わって、念願のボナール美術館へ。楽しみだあ、わくわく!しかし、美術館の入り口に近づくにつれ、目を疑う私。。。そこには、なんと長〜い列が出来ているではないか!なんで!?
ボナールは有名な画家だが、ピカソやマチスに比べたら、一般の人の知名度は低い。そしてここは南フランスの片田舎。まさか入場制限がされているとは。。。!?並んでいるのは、年配の白人紳士淑女がほとんど。フランス人に混じり、英語で会話している人もいた。なぜにこんなに人気??ハテナが頭の中を飛び交う。

まさかの入場制限・ボナール美術館


しばらく並んだ後、やっと入場。入館料がかかるはず、なのに誰もチケットを買っていない。カウンターを素通りで、中へ入って行く。あれれ??無料なの??訳が分からないまま入館したが、後に理由が明らかに。この美術館は、特別展の期間中の最後の二日間だけ無料になるらしい。そして今日は展示期間の最後の二日間、つまり閉館期間に入る二日前だったらしい。なるほど、だからあんなに並んでいたのか。。。って、もう二日遅かったら、しばらくの間閉まっていたということか!危なかった!そして、なんともラッキーだ!!ありがとうボナール美術館!!

この美術館は、ボナールの生前の住居を改造したものであるのは知っていたが、予想していたよりもずっと小さかった。エスカレーター完備で、すごく近代的でキレイな建物だが、部屋や階段など、所々に昔の建物の面影が残る。5階建てで、展示スペースは、3、4、5階。2階はボナールの紹介ビデオを見せる映写室。1階はロビーと売店だ。

私は、最初に5階に上ったものの、もしや私の探している本「マティス・ボナール書簡集」が売店に売っているのでは!?と思いつき、急いで駆け下りて、探す。そして、やっぱりあった!!フランス語だが、、、。ニューヨークでも探していたが、見つけられなかった本だ。うう、これは頑張って辞書片手に読むしかない。とにかく買って、ロッカーに入れ、もう一度5階に戻る。

今回の展示は「ボナールとル・カネ」。ル・カネの風景画を中心にしたものだった。見たことがない油絵、素描、水彩、ドローイングの数々。何点か大きなものもあり、感動しつつ、メモを取りつつ、何度も往復する。大好きなボナールの鮮やかな色彩と構図で体がいっぱいにふくらんだようになるまで、見た。やっと満足し、ため息をつきながら1階に降りると、入り口のイスではもん嬢が待っていた。すまん、、、。

もう一度売店で、カタログとボナールのイラストレーション集などを買い、最後にもう一度展示スペースに戻って、五感ぜんぶを使い、絵をしっかりと体いっぱいに取り込む。ああ、来て良かったなあ。このためにフランスに来たようなものなのだ。欲しかった本も手に入ったし、大満足。1階に帰って、もん嬢にありがとうと言った。旅行中ずっと、スローな私と忍耐強く行動を共にしてくれたもん嬢には、今も心から感謝する。ありがとう、もんちゃん!

美術館を出て、坂道をぶらぶら上り、街の景観を楽しむ。白、オレンジ、濃い緑、包むような黄色。なんてのどかなんだろう。ペイネの壁画も見る。これはかなり痛んでいた。

小腹が減ったので、カラフルなカフェに入る。「グレープフルーツのロゼ」というサインがあり、ふたりとも注文。カフェのおじさん、喜んで、「これがおいしいのを知ってるのかい?」もん嬢「いいえ、知りませんけど」おじさん「じゃあおいしくて、また戻ってくることになるよ!」
グラスに入ってきたこのロゼは、今でも鮮明に思い出せるほど、ものすごく奇麗だった。ピンクともオレンジともつかない、夕暮れの雲を集めたみたいな、まるで夢みたいな色。グラスの水滴が曇りガラスのようにグラデーションをかけていて、我々はしばらくの間、ただほれぼれと見つめていた。一口飲んでみると、まさにグレープフルーツの味、しかし酸っぱすぎず甘すぎず、ちょうど良いバランスで、ほんとにほんとにおいしい。おじさんは正しかった。ふたりで感心しきり。

夢のロゼと、とろけるガレット

ここはガレットという、そば粉で出来たクレープの専門店だったので、もん嬢はシンプルなバターのガレット、私は向こうに座っている人の食べていたものがおいしそうだったので、真似をして、卵のガレットを注文。茶色のクレープのようなものを四角く畳んで、その上にほぼ生の卵を乗せたものが出てきた。ニューヨークでは、食中毒のリスクがあるので、生卵は食べられない。久しぶりだね、と声をかけたい気分だった。日本を思い出す。なんだか新鮮な眺めだった。フォークとナイフで黄身を崩しながら食べのだが、黄身がとろっとしたソースになって、うま〜い。店の看板犬(ブログ冒頭を参照)がちょこちょこやってきては、愛嬌をふりまく。かわいいぃ!!しかしガレットをくれないと悟ると、さっさと他の客のところへ去っていった。正直な奴め。

ル・カネで、おいしいピンクのロゼを飲みながら、卵のガレットを食べている自分。。。犬パンチされながら。。。我が人生に悔いなし!

ロゼでちょっと良い気分になりながら、バスでル・カネを後にする。さようなら。また会う日が来るといいな。
ニースまでの電車は、、、眠かった!!

宿に戻り、ネットで近くの評判の良いレストランを探し、フランス初のコース料理を食べる。創作ニース料理とのこと。とても上品な味だった。フランスの料理屋は本当にどんな店でも外れがない、とこの時思ったのだが、今考えても、滞在中に(ムール貝を除いて)塩辛すぎるとか甘すぎるとか思ったことは一度もないのには驚く。パン屋でさえも。さすがフランス!やっぱりグルメな国だ。

帰りに海岸に寄り、夜の海を眺めて帰った。静かで透明な夜だった。


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