Wednesday, March 31, 2010

NY+雨=街じゅう壊れ傘だらけ

















長らく使っていた折りたたみ傘が、先日の雨でついに全壊した。新しい傘をゲットするために向かう先は、迷うことなくユニクロである。

もちろん傘は街中のどこでも売っている。道ばたで、ドラッグストアで、そこらのデリで、一本7〜10ドルも出せば、折りたたみの、しかしでかくてごつい、全然かわいくない傘が買える。ニューヨーカーは大抵こういう黒の傘を持っている。

しかし、である。これが全然役に立たないのだ。NYの雨は、ただの雨ではない。暴風雨だ。垂直に立ち並んだビルの群れのせいか、どうしてこんなに意地悪なのかと思うような、わざわざ下から吹き上げていく荒々しい風が、弱い傘をみんな丸はだかにしてしまう。そこらで売っている傘などは、買ったが最後、もう笑えるくらい簡単に破れてしまう。数年前にユニクロが SOHOに出来たときに、密かに日本人同士で話題になったのがユニクロの(日本製の)傘の偉大さであった。


軽い。強い。安い。


NYの暴風雨にもびくともしない傘が7ドル半で買えるのだ。やっぱり日本の技術はすごいと、友人たちと顔を見合わせ感心したものだ。


今回は春らしい色の折りたたみ傘を期待して行ったのだが、黒や茶などの渋いものしかない。がっくり。しかし折りたたみでない長いタイプの棚には、ピンクや緑など、明るい色の傘が並んでいる。


う〜ん。。。長い傘かあ。。。


思えばNYに来てから四年もの間、一度も長い傘を持ったことがない。常に画材や教科書の入った大きなカバンを両肩からぶら下げていた為だ。便利さを取るか春らしさを取るか散々迷った挙げ句に、きれいな明るい紫いろの長い傘を選んだ。持ち運びに不便であることは間違いないが、やっぱり雨の日に外を歩くには、美しい色が必要だ。

結果、大正解。大きなしっかりした傘は、まるで守護神のように雨風から身を守ってくれる。雨空が紫いろに透けて見える。頼れる傘を持てば、荒々しい雨の中でかけていくのもなんだか楽しい。壊れ傘が散らばる街なかで、ひとり優越感にひたる私である。


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2 comments:

Unknown said...

私も長年NYに住んでますが、今回のブログはまさにそのとうりと膝を叩きました!
ホンマこちらの傘は役立たず、使い捨て感覚で買ったその日から糸がほつれて3回目にはサヨナラ~てなかんじ
私も今はユニクロの長い傘愛用してます(ベージュ)
ちなみに短いヤツも買って使ってたがしばらくして壊れた! NYのビルの谷間の強風にはめんどうでも長いヤツがいいかもね。

Yuriko Katori said...

本当です。丈夫な傘ほど頼れる物はありませんよね、雨の日のNYはまったく意地悪ですから。この日はばったり昔のクラスの先生に会ったのですが、傘を買いに行くと言うと深々と頷いていました。笑