Wednesday, December 30, 2009

ピータールーガーに見るステーキinアメリカ(後半) 


それらの前菜とサービスのパン三種を堪能しているところで、来た。ついに主役のステーキとハンバーグの登場である。ウェイターがテーブルのお皿に徐に肉を移して切り分け、肉汁(というか肉から出た油)を丁寧にかけてくれる。これが噂のピータールーガー。これで一人前?やはり日本のステーキと比べると断然でかい。ゆうに二人前はありそうな骨付きステーキは迫力十分で、何だか後光まで射しているような気さえする。ハンバーグも一緒に来たが、これはマッシュポテトと飴色になるまで炒めたタマネギが付いている。まずは本命のステーキを眺める。ウェイターが切り分けてくれた面は完璧なミディアムレアで、何とも美しい夕暮れの空のような色をしている。

どれどれ、一口、ぱくり。う、うまい。。。牛肉だ。牛肉の味だ。私は今、牛肉を食べているのだ。この歯を使って肉を噛み締める感覚は、私のぼんびーな普段の生活ではまず味わえないものである。またこの肉のおいしいこと!やわらかいがすぐには噛み切れず、噛み締めるたびにほとばしる肉汁が舌を喜ばせる。しかし何しろ量が多いので、最初の15分を過ぎた頃からは、その目的が肉を食べることではなく歯を使うことであるような錯覚を覚えたのも事実であったが、とにかく食べごたえのある非常においしいステーキであった。もう一つ、忘れてはならないハンバーグだが、こちらは私はステーキより好みであった。粗挽きの純ハンバーグと言った感じで、肉の他に何の繋ぎも感じられない。日本のやわらかいハンバーグも大好きなのだが、こちらの野性的原始的なハンバーグには唸らざるを得なかった。うーん、もう一回食べたい!(余談だが、隣のテーブルの高校生らしきグループは全員「ハンバーガー」を注文していた。サイドにはサラダとおいしそ〜なフレンチフライが添えられ、何と10ドル程。次は絶対これ!)

というわけで、ピータールーガーに見るステーキinアメリカの結論は、「アメリカのステーキはうまかった」であった。まさしく肉の塊。シンプルイズベスト。死にそうになるほど満腹になることを覚悟して、ぜひ一度は訪れて欲しい店である。ただし、よほど強靭な胃袋を持ち合わせない限りは、食べた後に満腹で眠れるだろうかと不安になるディナーではなく、気兼ねなく食べられるランチタイムをお勧めする。食後はすぐ近くにあるブルックリン橋を散歩などして、消化を促進しながらマンハッタンを空から眺めれば、良き一生の思い出になるはず。ぜひお試しあれ。

▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

▼異国だね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

Tuesday, December 29, 2009

ピータールーガーに見るステーキinアメリカ (前半) 























「ピータールーガー」というステーキハウスに行ってきた。ここはNYを訪れる人ならば誰でも「ディナーは一ヶ月先まで予約がいっぱい」の店として一度はガイドブックで読んだことがあるであろう有名店である。気にはなっていたが縁がなかったこの店、先日ついに来店の機会に恵まれた。噂の真相は果たして本当であったため、ディナーは諦め、2時からのランチに甘んじたものの、後述するがこれは大正解であった。

とにかく、NY随一と謳われる有名ステーキ店である。いかにも権威と歴史がある様な偉そうな店の面構えにも負けじと、私と連れの二人は勇ましく乗り込み、メニューを睨む。さあアメリカのステーキを食ってやろう。どれにするどれにする?ウェイターの注文の催促を三度ほど断り、熟考の結果私たちが選んだ物は、最もスタンダードな「Tボーンステーキ」一人前と、「チョップドステーキ」であった。「Tボーンステーキ」は骨付き肉、「チョップドステーキ」は要するにハンバーグである。

取りあえずその二つを注文して安心したのも束の間、隣のテーブルの高齢のアメリカ人紳士の皿が気になりだした。彼はナイフとフォークを巧みに使い、紅白の何やらおめでたそうな前菜を楽しんでいる。あれは何か?トマトとオニオンのスライスのようだ。それらをバラバラに切り刻み、この店独自のステーキソースをかけ、赤白茶色と混ぜながら悠々と口に運ぶその常連っぷりは、「ただの玉ねぎとトマトのスライスに10ドル」と分かりつつも、ウェイターに即「あれをください」と追加注文させるに十分であった。結果この一品はトマトも玉ねぎも肉厚で甘く、さっぱりとしているのでステーキに合うのだが、「やはりただのスライスに10ドル」と思ってしまったことも隠さずに書いておく。肉と野菜のバランスを考えて余裕があれば頼んでも損はないと思う。

我々は他に気になった「クリームドスピニッチ」もこの際と腹をくくって注文。ピュレ状のほうれん草のクリーム煮といったら良いだろうか。私には味付けが濃すぎ、かつバターたっぷりなのでヘルシーかどうかは全く疑問だが、とにかく野菜も食べたという満足感は得られる一品であった。(続く)


▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

▼異国だね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

Monday, December 28, 2009

メリークリスマス2009



久しぶりの更新です。
今年のクリスマスは友達を呼んで小さなパーティーをしました。


ラインナップ:赤ピーマンのポタージュ、人参ご飯、マッシュルームとパルメザンチーズとほうれん草のサラダ、ポリネシア風チキンの丸焼き、いちごのショートケーキ


この他、台湾人の友達が作ってきてくれた「コーラチキン」。大好きな台湾の味。ビールと、他の友達持ってきてくれた大事なお酒「いきな女」、「水戸の偕楽園五年熟成梅酒」と共に。チキンもお酒もおいしかった!感謝感謝です。皆さん、メリークリスマス。

▼作りたい!と思ったらクリックだっぺよ!


▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

Sunday, October 11, 2009

こんにちは、ネズミさん(悶絶スイーツ#3)





NYーそれは光と影の街。
世界から人びとが集まる華やかな光に満ちた街。しかし一歩影に入ると、そこには人間以外の生き物がうごめいている。人間以外の生き物の代表とは、そう、ゴキブリとネズミである。裏のNYはその両者が支配するのではないかと思うほど、彼らはあらゆる場所に頻繁に出没する。NYのゴキブリは日本のそれと比べると「かわいい」が、ネズミに関しては「でかい」というのが私の単純な評価であるが、両者ともその身を人目に晒すことを全く躊躇しないのには、「さすがアメリカ」と唸ってしまう。ネズミなどは地下鉄の線路の上を二匹三匹でわいわい闊歩するし、人も人でネズミを見ただの何だのと騒ぐこともなく、彼らには彼らの世界があるといった風情でプラットフォームを行進する彼らの後ろ姿を横目で流すのみである。昔はニューヨーカーは一体鈍感なのか寛容なのか訳が分からなかったが、今では私もゴキブリが足元を這っていようがネズミたちが目の前で会話をしていようが、気にもならなくなってしまった。鈍感で寛容でいなければ平穏に暮らせないのである。


そのようにNYの人びとに親しまれているネズミだが、ある時デリでこんなケーキを見つけて以来、その異様なセンスに嵌まっている。まさかのネズミ一匹丸ごとケーキ、マウスケーキ(Mouse Cake)である。ネズミを象った黒光りするチョコレートケーキは、おいしそうともかわいいとも言いがたく、頭にはなぜ?の三文字しか浮かばない。なぜケーキの上にかわいくもないリアルな様態のネズミを丸ごとそのまま乗っけるのかさっぱり意味が分からないが、常に店頭に置いてあるところを見ると売れないわけではないのだろう。現に私もこのよく分からないセンスに魅かれて買ってしまったわけだし。

▲居並ぶネズミたち


一度はお試しで買ったこのケーキ、異常に甘いだけで特においしいとは言いがたい。これは二回目はないだろうと思っていたのだが、この間友人と同じデリにケーキを買いに来たとき、他に並ぶまあまあおいしそうなケーキの間で散々迷った挙句に私が選んだものは、このマウスケーキだった。おいしくないのは分かっている。しかし、何となく私が買わなければ誰がこいつらを買ってやるのだろうなどと余計な心配をしてしまうのである。セールスポイントを「おいしそう」や「かわいい」でなく「かわいそう」に設定したとしたら、それも立派に機能するのだということを身を持って知った日であった。

カウンターで「コーヒーと、ネズミを一匹。」と注文すると、レジのおじさんは少しの間顔をしかめていたが、すぐに「ああ。ネズミね」とにっこりした。おじさんもネズミが買われていくのが嬉しいのであろうか。




*お店情報*"Hot & Crusty", 1st ave and 14th street


▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。


▼異国だね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

人参買うならどこ行こう?




NYに来て驚いたことのひとつに、食品の鮮度の悪さが挙げられる。ブルックリンの安さを売りにするスーパーのみならず、マンハッタン内の普通のスーパーや、ましてや高級スーパーとして有名なホールフーズでさえも、カビが生えて白くなったイチゴやらパンやら総菜やらを堂々と売っている。


NY生活の最初の頃、マンハッタンのとあるスーパーで友人とふたり分け合うべく、ゴルゴンゾーラチーズソースのペンネを買った。寮に帰ってさあ食べようと喜び勇んでフォークを持つ私と友人。わくわく、いただきまーす!うーんおいしい、ね!うん!あれでも何これ?ペンネの上に所々、何か見覚えのないものが。ナンジャ?よく観察するとそれは、ペンネの上に見事にふさふさと生い茂った白カビであった。その余りの堂々たる風貌ゆえに友人は、私が奇声を発するまで、カビなどとは露程も思わず、嬉々として食べ続けていた(その後一騒動あったのは言うまでもない)。この国の売り手には良心というものがないのか、と憤った今では良き思い出であるが、その後四年間に及ぶ考察の結果は、「そもそも『売り手の良心』などない」ということである。向こうは売り物なら何でも売る。それが腐ってようがいまいが関係ない。買い手が判断すればそれでいいのである。日本のスーパーでもし腐ったものを堂々と売っていたらすぐに問題になるだろうが、ここでは文句を言う人すらいないのではないだろうか。腐った物でも売る自由があるのがアメリカらしいのかもしれない。




話は逸れたが、とにかくNYで食品を買う時は要注意。野菜も鮮度が良いとは言えない。近所のスーパーでは常にほうれん草がスプリンクラーの水に溶けてグジャグジャしているし、よく見ないとオクラもトマトもカビだらけ。安く、かつ新鮮でおいしい野菜はどこへ行けば手に入るのか?答えは、NY近郊の農家の集う「ファーマーズマーケット」である。マンハッタン内にいくつか存在するこの市場、規模で言えば何と言ってもユニオンスクエアに立つものが大きくて有名。生きのいい巨人のような人参5本が1ドル50セント!などと言った場面に出くわすと、買わずにはいられない。まだ土がついている人参は日光を受けてキラキラと光り、「私を食べて!」と訴える。ああ、今日もまた買ってしまった。これはもう、ただ皮を剥きスライスして食べるだけでうまい。甘くて、ほろにがい、「これが人参の味だ」としみじみ思ってしまうのである。


そんなおいしい人参を使えば、もう何をしてもしなくてもおいしいのだが、ここではその魅力を更に引き出す簡単料理をご紹介。「人参の炊き込みご飯」である。


*****材料**********************************************
米(2カップ)
人参(半分〜)
バター(ひとかけ)


*****作り方********************************************
1。普通にお米を磨ぐ。炊飯器にセットして好みの水加減をする。
2。塩をひとつまみ入れて混ぜる。
3。みじん切りにした人参を2に入れ、ざっと混ぜる。
4。バターを入れ、普通に炊く。
*******************************************************


炊飯器の蓋を開けたら、お米とバターと人参の良い匂い。四角に切った人参がほんのりオレンジで見た目もかわいらしく、とても華やか。自然の甘みで、ついご飯が進みます。彩りが良いのでカレーにもぴったり。お勧めです。

▼作りたい!と思ったらクリックだっぺよ!


▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。


▼異国だね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

Thursday, October 1, 2009

ヘルシーおいしー野菜らーめん夜食用

























仕事の関係で夜遅くに帰ることが多い。夏なら豆腐に納豆などで乗り切るのだが、ここのとことめっきり寒くなり、帰る道すがら「何か暖かいものが食べたい。。そうだ、野菜らーめんだ!あつあつの麺をズルズルッと啜って、煮込んだ野菜とスープをふーふー言いながら。。。」などとまるで目前にらーめんを控え実際に食べているかのように妄想する。いや、実際に食べていると思う、頭の中では。しかし所詮は妄想、帰れば深夜近いので、本当のらーめんなど食べては安らかに眠れなくなる可能性があることに気づき、しばし呆然とする。そんな夜でもこれならOK!野菜らーめん夜食用!


*****材料*****************************************
にんにく(好きなだけ。私は3片)
玉ねぎ(半分)
人参(半分)
ピーマン(1個)
キャベツ(3枚ほど)
春雨(好きなだけ)
水(5カップほど)
スープの素
塩こしょう、油
*****作り方************************************************************
1。玉ねぎを微塵に、他の野菜を食べやすい大きさに切る。
2。鍋に油と潰したにんにくを入れ火をつける。
3。にんにくがほっこりキツネ色になったら玉ねぎを入れて炒める。
4。人参、ピーマンを順に入れて炒める。キャベツも入れて炒める。塩こしょう。
5。全てが良く炒められて馴染んだら、水をひたひたより少し多めに入れて、少し煮る。
6。スープの素を入れて味を見る。足りなければ塩こしょう。
7。春雨を入れて二分ほど煮る。
****************************************************************************


野菜をこれでもかと言うほどどっさり入れるのがポイント。塩こしょうとスープの素だけで調味するので、にんにくと野菜の味がじんわり優しい、大好きな味。麺が春雨なので、胃にも負担がかからず、次の日の朝「胃が。。やっぱり食べなきゃ良かった。。」などと深く反省する憂いもない。それでも心配な場合は春雨の量を減らせばいいのだ。ところで、普通のラーメンにもこのスープはお勧め。余りにおいしいので、付属のラーメンのスープが要らなくなること請け合いです。

▼作りたい!と思ったらクリックだっぺよ!


▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

Tuesday, September 29, 2009

簡単すぎ!豆腐とほうれん草の三分間蒸し

























こんなに簡単で良いのか?でもとってもおいしくてヘルシーな豆腐とほうれん草の蒸し物をご紹介!お腹がすいて待てない!という時に重宝する一品です。要電子レンジ。


*****材料********************************************************************
ほうれん草(一束〜好きなだけ)
木綿豆腐(半丁〜好きなだけ)
しょうゆ(お好みの量)
*****作り方******************************************************************
1。ほうれん草を洗ってざく切りにする。
2。1の水を切って耐熱のボウルか丼などに入れる。
3。豆腐を手で崩しながら2のほうれん草の上に散らす。
4。3に蓋をしてレンジで三分〜三分半チン!
5。よく蒸されたらしょうゆをかけて、混ぜながら食べる。
*******************************************************************************


栄養はあるけど重くないので、朝ご飯や夜食にもおススメです。
私は更にこの上から納豆をかけて食べるのが好き。ぜひお試しあれ~

▼作りたい!と思ったらクリックだっぺよ!


▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

Monday, September 28, 2009

黒ゴマクリームチーズストロベリージャムでポテトブレッドな朝飯(My Fave#1)




ここ最近専らハマっているもののことを、英語では、”My (Recent) Fave”と言うらしい(日本で言う「マイブーム」と思われる)。私にはこの”My Fave”が常にいくつか存在するのだが、その最近の一つが黒ゴマクリームチーズストロベリージャムブレッドである。長い名前だが、何のことはない、市販のトースト用パンに黒ゴマペーストとクリームチーズとストロベリージャムを三層に塗って食べるのだ。ただそれだけなのだが、妙に私的ツボに入り、ここ一ヶ月ほど毎朝せっせと食べ続けている。


元はと言えば一年ほど前、何かの記事で「黒ゴマは美容に良いらしい」という記述を読み、只でさえ不規則で栄養の偏った食事のため素肌に危機感を感じていた私はなるほどと簡単に信じ込み、日系スーパーで純黒ゴマペーストなるものを試しに買ってみたのが始まり。その黒ゴマペーストを一さじ口に入れた時の衝撃といったら。ほんのちょっぴりなのにも関わらず、ペーストが触れた舌の部分がじわ〜っと熱くなるのだ。何と言う熱量!エネルギー!一体私はこの一さじで何千粒の黒ゴマを食しているのか。これは美容への効果はともかく栄養は取れそうだ。しかも私はこの純黒ゴマペーストの味を非常に気に入ったので、それ以来黒ゴマペーストを買い続けるのが使命のようになってしまった。


最初は黒ゴマをヨーグルトにひとさじほどかけて食べる、というのをやってみた。これがとても気に入ったので半年ほど続いたのだが、気付けば常にヨーグルトと(高いのでたまに)黒ゴマを買っている自分に疑問を抱き、しばらくの間両者のことは忘れることにした。しかしあのねっとり黒々としたいかにも体に良さそうな色合いと味が忘れられず、再び日系スーパーに舞い戻り、おなじみの瓶を手に取ってしまった。そして今度は最近発見しお気に入りに昇格した「Potato Bread」(ポテトのパン)とのコンビで私的に大ヒット。また黒ゴマに取り憑かれる日々が始まったのだった。このままだと永遠に黒ゴマペーストを買い続けるのではないかと思うと、ちょっと恐ろしい。でもおいしいんだもんなあ。


ちなみにこの「Potato Bread」は、NYで初めて知ったもののひとつ。手のひらサイズほどの薄く切ったパンが、一袋に20枚くらい入っている。黄色いので最初は恐ろしくて手が出なかったが、「ポテトだから黄色い」と自分に言い聞かせ、思い切って買ってみたら、これが私好みの味で大正解。工場から来たてのものであればびっくりするほど柔らかいので、買う時は新鮮さを計るのを忘れてはならない。何しろ大量に入っているのだから、ここで間違うと一週間ほど辛い朝が続くことになる。ビニールの袋の上からそっと触って「柔らかっ」と思わず声を発するようであれば「買い」である。蒸したての肉まんの皮のように、ふっくらしっとりうっとりするほどおいしい。そういう時はパン自身も「買って買って」と訴えている。「今日はパンから声がしない」と思う時は、大抵パサパサと悲しい食感なので、私的には要注意なのである。



▼作りたい!と思ったらクリックだっぺよ!


▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。


▼異国だね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

Wednesday, September 16, 2009

サーモンのフレッシュトマトソース
























お魚、だーい好き。でも日本と違い、ここニューヨークでは、安くて新鮮な魚は期待できない。少なくとも私の近所のスーパーでは、恐ろしげなる名前の、いかにもお亡くなりになった感じの魚にしかお目にかかれない。マンハッタンの高級スーパーに行けばまた話は別だが、そこには他の客の注文する様を見て満足している私などが買うような魚は横たわってはいてくれない。唯一近所のスーパーでも売っていて、安くておいしい、しかも馴染みのある魚といえば、なんと言ってもサーモンである。マグロ(ツナ)は水銀が心配なので、基本的に買いたくないし。


サーモンでも何でも、魚は私にとっては贅沢品なので、買ったら絶対においしく食べたい。このサーモンは実は友人にもらったのだが、それでも絶対においしく食べたい。魚の味を損なわずに。しかし長らく冷凍庫に眠っていたものなのでよく火を通したい。うーん。そうだ、トマトで煮よう!


*サーモンのフレッシュトマトソース*


**** 材料 ********************************************
サーモン(一切れ)
にんにく(1〜2片)、オリーブオイル
熟したトマト(1個)
玉ねぎ(小半分)
にんじん(半本)
セロリ(半本)
ベーコン(1〜2枚)
***作り方********************************************


1。ベーコンと野菜を全てみじん切りにする。
2。鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて火にかける。いい匂いがしてきたら、トマト以外の1を入れて炒める。
3。トマトを入れて煮る。塩こしょう。トマトから水分が出てきて全体が馴染んだら火を止める。
4。サーモンに軽く塩こしょうし、電子レンジに入れて、火が通るまで2〜3分チンする。
5。火が通ったサーモンを3の鍋に入れて上からトマトソースをかぶせ、蓋をして2〜3分蒸し煮にする。
6。仕上げに蓋を取って、お好みでソースの水分を飛ばし、お皿に盛ってできあがり。


******************************************************


ソースに生のトマトを使うことにより、こってりサーモンがあっさりと食べられる、満足度の高い一品に仕上がりました。しかもベーコンが意外にサーモンにマッチ。ご飯にもパスタにも合うし、言うことなし。リピ決定です。ぜひぜひお試しあれ〜♪

▼作りたい!と思ったらクリックだっぺよ!


▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

Monday, September 14, 2009

フライド・オレオ(悶絶スイーツNo2)



















オレオです。あのナビスコのクッキー『OREO』です。ええ、油で揚げてるんです。信じられますか… 。

マンハッタンは、世界からやってきた移民たちが作った街。各民族が休日などに道路を止めて「~フェスティバル」など開催していたりする。先日、リトル・イタリーというイタリア人の多く住む場所で、イタリアン・フェスティバルが開かれていたので、立ち寄ってみた。

移動式遊園地の跡(夜だったので)あり、ぬいぐるみを取るシューティングゲームあり、イタリアンソーセージの屋台あり、イタリアンビールのバーあり。ここまでは普通。その中に。「Fried Oreo」の屋台。実は今までもこの奇怪な屋台の存在には気が付いていた。いつもなら「うわ~変なの」で通り過ぎるのだが、この日は「ブログに書けるかも」という新たな動機の後押しもあり、ひとつだけ買ってみる事にした。

ひとつ1ドル。6つで5ドル。ひとつください。いや、ひとつでいいんです、高くても。

店の人はニヤリとして、山盛りの「フライドオレオ」の中からひとつだけをトングで掴み、粉砂糖の入ったタッパーの中で転がしてよこした。ペーパーナプキンに包まれた「フライドオレオ」はまだ生暖かい。何だか黒い虫の天ぷらのような風情だ。これってあれでしょ?あのオレオでしょ?世界は私の予想外の場所で展開している。一体どんな味がするのだろう...ドキドキ。胸の高まりが頂点に達したところで、思い切って一口、えい、ぱくり。

私の脳みそは無意識に、普段食べるオレオの「サクッ」とした食感を想像していたようである。食べてビックリ、オレオ、やわらかっっ!ええーっオレオなのに?まずそー!って思うでしょ?ところがどっこい、これが中々いけるのだ!オレオの味なのに、オレオでない食感。強いて言えば、暖かいアイスの天ぷらと言ったところか。周りの天ぷらの部分がオレオの甘みを抑えて、二個三個と食べられそう。6個セットで売る理由が分かった。思わずもう一個買いそうになったが、中華料理を馬のように食べた後だったので何とか自粛した。危なかった。

NYには見たことのないもの・面白い物がひしめいている。その為、逆にトライしないことも多いのだが、やはりトライするべきだなと改めて思った出来事であった。ブログ様さまです。

▼異国だね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ


 
▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

Saturday, September 12, 2009

Fashion Night Out






















2009年9月10日、NY中のファッションブランド店が吠えた。「ファッションナイト・アウト」という題字の元、夜の11時まで、ブランド店というブランド店はシャンペンにワイン、ファッションショーなど趣向を凝らした催し物で競い合い、焚かれるフラッシュ、着飾ったモデルたち、ショッピングバッグを山のように担いだ人、グラスを2つも3つも抱えた人など、ファッション街はどこもかしこも高揚した顔で一杯、お祭り騒ぎ。

せっかくなので私もミッドタウンから下に各ブランド店をハシゴした。グッチやシャネルなど、普段は絶対に行かないような高級店から名前も知らないような店まで。宝石を纏ったモデルがショーウィンドウ越しに群がる客に色目を使ったり、高級服を着ながらピザを食べたり、とにかく日常では見られないファッション界の内側をチラリと見たようで、とても面白かった。

それらのブランド店の中で、勝手ながら「ベストプレゼンテーション」店を選ばせてもらいました。栄えあるトップは!ジャジャーン!五番街の「Tiffany」です!

ここでは何と、店の外に水色のベンダーを出していて、タダでコーヒーを配るサービスを展開。ワインとシャンペンを出す店がほとんどの中、とても目立っていた。しかもこの紙コップ、ちゃんとティファニーの水色でロゴも入っている。中身は普通の(たぶん)コーヒーなのに、何だかちょっとリッチ&スペシャルな気分。水色のコーヒーカップを片手に店内を歩いてみようかな♪てな気分になるじゃないですか。しかも店内ではチョコレートを配っているとのことで、どれどれ!と入ってみると、きれいにスーツを着たウェイターが、白いトレーに水色のチョコらしきものを乗せて、颯爽と歩き回っている。

それが、何と何と!ティファニーの水色の箱をかたどった一口ケーキなのです!かっわい~い!箱の部分は水色の、リボンは白いチョコレートでできていて、中のケーキ(ラズベリージャムを二層のスポンジケーキで挟んだもの)をコーティングしている。しかも、おいしい。サービス精神、プレゼンテーション、そしてこの太っ腹ぶり、どれを取っても素晴らしい。というわけで、私の中でティファニーは完全にポイントを上げました。

とにかくどのお店も頑張っていて、この不況の中で、景気の良い一夜の夢を見た気分でした。このファッションナイト・アウト、日本でも同時に行われたと言うことで、そっちも見たかった。一夜限りなので、無理だけど。

▼異国だね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ


 
▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

Wednesday, September 9, 2009

ボストンクリーム 〜Dunkin' Donutsの誘惑






















NYの街を占領している5大ファーストフードチェーン店に入るであろうダンキンドーナツ。束の間の癒しを求める大人たちが子供のような顔でレジに並ぶ光景はとても微笑ましい。


私はどちらかというと辛党なので甘いものはそんなに好まない、いや、好まなかった。数年前までは。「アメリカのお菓子は甘すぎる」と思っていたので、店自体に行くことを拒否していたのだ。しかし仕事の疲れやストレスが溜まり、いつの間にか「甘すぎる」を求める自分が。慣れとはこういうことか。そして数あるベーカリーの中でも、特にダンキンが心のオアシスになっていることに最近気付いた。理由は安い、おいしい、いつでもどこでも同じものが手に入る。完全にファーストフードの術中にはまっています。


この店の永遠のマイお気に入りは、「ボストンクリーム」と呼ばれるこのドーナツ。上にはプラスティックのようなつやつやとしたチョコレートアイシング、中には人工的な黄色いクリームが入っていて、私のアメリカナイズされた舌を喜ばせてくれる。この街に来て初めて食べたアメリカンスイーツがここのブルーベリーマフィンだった。甘~いマフィン生地の中心に白砂糖を丸めたものがどっさり入っていて度肝を抜かれたのも、もはや良い思い出。「アメリカのお菓子は甘くて」と言っている人を見ると密かに「いやいや」と思ってしまう私は、日本人の繊細な舌を失ったのでしょうか......。

▼異国だね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ


 
▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

Tuesday, September 8, 2009

ウェブサイトが新しくなりました!


イラストのウェブサイトをやっと一新しました。

ここまで長かった。。  

ぜひぜひ一度遊びに入らして下さい♪
www.yurikokatori.com


▼ イイね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 イラストブログへ

Sunday, September 6, 2009

お豆腐グリル ピッツァふう
























ニューヨークでは貴重な食材のひとつ、豆腐。日系スーパーでしか安く手に入らないので、たまに買うと色々な料理にちょっとずつ使うのが楽しみ。この日はお腹がすいていたので、こってり系にアレンジしてみた。

*材料*********************************
木綿豆腐(半丁くらいで四つほどできます)
ベーコン(2〜4枚)
チーズ(好きなだけ)
塩こしょう
*下ごしらえ***************************
  豆腐はレンジに2〜3分かけて水気を抜き、四等分にスライスする。
  ベーコンは、ダイエット中の人は一枚を縦に二等分する。
****************************************
1 水気を抜いた豆腐にベーコンを巻き付ける。
2 フライパンに油を熱し、ベーコンの巻き終わりを下にした豆腐を並べる。塩こしょうし、下が焼けたらひっくり返す。
3 耐熱皿に2を並べ、とろけるチーズを散らす。レンジでチーズがとろけるまで(1分半くらい)チン!する。
****************************************

ベーコンを巻いてそのまま焼いてもおいしいけど、チーズをかけてとろけさせたら、あらピッツァみたい!しかもヘルシー♪ということで、ダイエット中の人にもおススメかも。

▼作りたい!と思ったらクリックだっぺよ!


▼おいしそう!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 料理ブログへ
今日もありがとう。

Thursday, August 13, 2009

チョコレートマフィン(悶絶スイーツ殿堂入りNO.1)

これぞ日本ではお目にかかれない、悶絶アメリカンスイーツ!信じられないほど甘いのです、このマフィン。しかもこれ、軽くコンビニおにぎり三つ分くらいの大きさ。ありえません。


ふらりと入ったデリで余りに威風堂々としていたこのマフィン、その自己アピールっぷりに負けて、つい買ってしまいました。3ドルくらいだったはず。安い。恐る恐る、一口食べてみて、その頭が痛くなるほどの甘さに、さすがアメリカ(?)と、逆に感心。食べ終わるのに二日かかったけど、良い体験でした。


注)アメリカンスイーツを食べる時はコーヒーを忘れずに。

▼異国だね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

Friday, July 17, 2009

絵本"The 1,000th Pie"


私の絵本第一号、
"The 1,000th Pie"邦題「一千個目のパイ」)が オンラインで購入できるようになりました。













こちら↓
http://www.lulu.com/content/hardcover-book/the-1000th-pie/7384587
中身は私のホームページから見られます。
http://www.yurikokatori.com/workspage.html


▼ イイね!と思ったらクリックだっぺよ。
にほんブログ村 イラストブログへ