Wednesday, September 9, 2009

ボストンクリーム 〜Dunkin' Donutsの誘惑






















NYの街を占領している5大ファーストフードチェーン店に入るであろうダンキンドーナツ。束の間の癒しを求める大人たちが子供のような顔でレジに並ぶ光景はとても微笑ましい。


私はどちらかというと辛党なので甘いものはそんなに好まない、いや、好まなかった。数年前までは。「アメリカのお菓子は甘すぎる」と思っていたので、店自体に行くことを拒否していたのだ。しかし仕事の疲れやストレスが溜まり、いつの間にか「甘すぎる」を求める自分が。慣れとはこういうことか。そして数あるベーカリーの中でも、特にダンキンが心のオアシスになっていることに最近気付いた。理由は安い、おいしい、いつでもどこでも同じものが手に入る。完全にファーストフードの術中にはまっています。


この店の永遠のマイお気に入りは、「ボストンクリーム」と呼ばれるこのドーナツ。上にはプラスティックのようなつやつやとしたチョコレートアイシング、中には人工的な黄色いクリームが入っていて、私のアメリカナイズされた舌を喜ばせてくれる。この街に来て初めて食べたアメリカンスイーツがここのブルーベリーマフィンだった。甘~いマフィン生地の中心に白砂糖を丸めたものがどっさり入っていて度肝を抜かれたのも、もはや良い思い出。「アメリカのお菓子は甘くて」と言っている人を見ると密かに「いやいや」と思ってしまう私は、日本人の繊細な舌を失ったのでしょうか......。

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