Monday, December 30, 2013

が〜ん。。。

 



うわ〜〜〜、もう30日だ

しかも、カレンダーを何度見ても12月だし。 
11月だったらいいのに…。


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Wednesday, November 20, 2013

新スタジオ!と、ご近所。

謎のハイビスカスドーナッツ。かわいいから、買いで!!
































先月の終わりに、あたらしいStudioに引っ越した。ここが、とても良い♪♪なにしろ、家から徒歩7分の距離。いつでも行ける♪好きな時に行ける♪お昼ご飯を食べに帰ってくることも出来る♪♪なんて思っていた。

甘かった。。。

実際は、朝行ったら夜まで作業。一度部屋に入ってしまうと、とても途中で抜けようなんて気にはならない。「せっかくいるんだし!」と、生来の貧乏性を思い知らされる日々なのであった、、、。

それにしても、意外と楽しいのが、自分の近所を歩くことである。今まではほとんど家から駅までの道しか知らなかったのだが、徒歩7分とはいえ、近所を歩くことで日々いろいろな発見がある。ちなみにBrooklynのBushwickという地区なのだが、近年若いアーティストが多く住んだりスタジオを持ちだしたことで注目されているホットな場所である。特にここ3年ほどの発展はめざましく、けっこうな年数ここに住んでいる私からすると、「えええ?」としか言い様のないスピードでオサレ〜なカフェやらバーがどかどか建てられ出している。だってアナタ、まさに「廃墟」という名がふさわしかった場所ですよ?「廃墟」だったはずの場所に、突然オッサレ〜な格好をした人たちがやってきて、コーヒーとワンコ片手に談笑している姿を見ることになるなんて…想像もしていなかった。正直目にする度(=毎日)に、「こ…ここどこだっけ?」と半慌て状態。今日の夜なんか、廃墟ビルだったはずの建物がいきなりオサレ〜なバーに大変身していて&廃墟ビルだったはずの建物の二階からバンドのコンサート的騒音が聴こえてきて、思わず二度、呆然。。ついこないだまで何もなかったのに。。。何十年も昔から代官山に住んでいる人が、「小川軒が出来たと思ったら、あっという間に街が変わった」と言った時の、未だに解決してない謎的な表情を思い出した。

ま、 何はともあれ、カフェやらバーやらが増えるのは悪いことではない。スタジオの道すがら立ち寄れるので、カフェは特に楽しい(バーは帰る道すがらと思っているのだが未だ実現していない)。このスタジオを紹介してくれた友達がついでに教えてくれたのも、近くの(私は全く知らなかった)カフェ。そしてここで扱っている”Dough” という店のドーナッツ。これが、生地がしっかりしたパンで、油臭くて、どことなく懐かしくてすっごく「うまい!」のだ。しっかり作られてまーす!と本人(ドーナッツ)が言っている感じで、ファー ストフード全開のダンキンとはまた違う味である(そういうのも好きだけどね)。パッションフルーツとか、檸檬ジンジャーとかハイビスカスとか、変な種類の味がたくさんあるのも楽しい。そんなこんなで、ファンシーなカフェやらレストランやらの増加は率直に嬉しい。

が同時に、「へっ、、、こんな場所にねえ。w」と斜に構えている自分もいるのである。長く住んでいると複雑な気持ちになるものだ。代官山の人の気持ちが少しわかった気がする。


おされ〜な人たち急増中!!


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Tuesday, November 12, 2013

初雪の朝

今日は、なんだか分からんが早朝に目が覚めた。ふと窓の外に異変。窓ガラスをかすめていく白いものたちは。。。


初雪(*c*)


ルームメイトも起きてきた。やはり窓の外を見ている。さむいー冬が来たーぎゃーぎゃーと騒いでいる最近の私たちであるが、雪となるとしんとする。


「もう冬だね…。」


そう、、、それは、「そろそろ」でもなければ「冬かも」でもない、確実な「もう真冬です(断定)」。「初冬」などという人情溢れる美しい言葉はこの街には存在しない。純粋な「冬」だけが、木の葉が散り始めた頃にいきなりやってきて、春までどっかり居座る。毎年のことだが、日本の慎み深い四季の変化を見習え!と思う。

昨年までの凍り付きそうな記憶の数々が頭をかけめぐる中、半ば覚悟を決めるように、雪をみつめしばし沈黙する朝であった。。



そうは言っても初雪はやっぱり嬉しいのであった♪















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Saturday, November 9, 2013

驚愕の食べ合わせ(1) タイヌードルxクスクス=?


「また発見してしまった、、、」


驚愕の食べ合わせによる「あの味」シリーズ第一弾・NY編(日本にいるころから姉とよくやっていたので日本編もあったりする)。


Q:Aさんがニューヨークのスーパーで『Thai Kitchen』のGreen Onion味とWhole Wheat のCousCousを購入した。これらの食材による食べあわせから生まれるなつかしの「あの味」を答えよ。

式に表すと、

 『Thai Kitchen』(Green Onion)xCousCous (Whole Wheat)

となる。正解は分かりましたか?これはなかなかの難問である。アイテムをひとつずつ解説しよう。

タイヌードル『Thai Kitchen』とは、こちらのスーパーで一般的なタイのインスタントラーメンである。要するにタイの代表的メニュー・フォーのインスタントバージョン。麺が米で出来ており、しかも油で揚げていないことから、健康に気は遣うがやっぱりインスタントラーメンて便利だよなあと思ってしまうニューヨーカーのハートを鷲掴みにしている。かくいう私も「みっつで1ドルの@ップヌードルよりはマシかも…こっちはひとつ1ドル19セントだし」という理由で常食している。ちなみになかなかの味である。

クスクス。これは、パスタの原料デュラムセモリナ粉をこまかい粒状にしたもの。お湯でふやかせば5分ほどで食べられ、どことなく米を食べているっぽい感覚を与えてくれるビバ・まがいもの食材である。米を炊いておらず腹ぺこの時に非常に重宝する。

最近は、アトリエで夜中まで作業することが多い。ここで常に問題になるのは夕食である。外に買いに行くのも家に帰るのも面倒である。=>インスタント食品。しかし、タイヌードルはカッ@ヌードルよりはマシかもしれないが、食べ終わった瞬間にお腹が減っていることに気付かせてくれる困ったヌードルさんである。どうすれば良いのだ。。。そこで考えついたのが、5分でふやけるクスクスをヌードルの中に入れること。これならかさが増やせるに相違ない。しめしめ。。。

その日は、たまたまタイヌードルの「グリーンオニオン」味があった。何も考えずに袋を開け、麺とスープの素をボウルに入れる。お湯、投入。クスクス、追加。ちっちっち。。。。。

最初は何ということなく、普通に麺を食べる。スープを飲む。うむ、栄養はないのかもしれないが、少なくとも、うまい。麺がなくなり、スープも半分以下になりかけた頃、ついにクスクスがその姿を現し始める。鳥のエサに見えないこともない黄色い粒状の穀物。いや、これはパスタだ。など心の中でつぶやきつつ、それらの粒つぶをスープとともにすくい、口に運ぶ。そして私は驚愕した。こ、これは。。。。。




!!!マルちゃんのカップワンタンスープ!!!の、ワンタンの中身!!!ではないかああ!!!



そう、驚いたことにこの組み合わせは、マルちゃんのワンタンスープのワンタンの中身に、味・食感ともに激似なのであった。念のため詳しく言うと、ワンタンを口に入れた時に皮の中に包まれているふやけた肉っぽい粒つぶとエクストラスープの素が舌の上でほどけ、そこに含まれている化学薬品だか何だかによって一種の桃源郷的世界に否応なく誘い込まれてしまうあの味、なのである。ちなみに私は一カップにつき7回ほど約束されているこの瞬間を得るために、日本に帰ると必ずマルちゃんのワンタンスープを購入する隠れマルちゃんファンである。ニューヨークではマルちゃんはあまり見かけないので味わうすべもないと思っていたが、まさか肝心の中身だけを一度に30回くらい味わえる術を発見するとは…嬉し泣きを禁じ得ない。

いかに@ッ@ヌードルよりマシ(かも)とはいえ、正直、連日このメニューはいかがなものかと思われる。が、またにせワンタン(の中身)に嬉々として騙されそうな予感。

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Monday, November 4, 2013

誕生日だ!@STONEBARNSの巻(2)


くつろぐ豚さん親子。


























誕生日の旅は農場へとつづく。

いにしえ風の建物を出て、石造りの道をてくてく歩くと、農場はもうそこだ。階段を下りたところには、大きな野菜のハウスが3つほど並んでいる。ハウスの中できちんと整列する野菜の列、の先頭には見学者用と思われる野菜名を記入した立て札が。我ら「ザ・地方ズ」(地方出身者たち)からすればとりたてて感動する光景ではないのだが、一応へえ、とか、ほお、とか口々に声に出してみる。

「これは。。。キャロットだね!」(両者同意)

「これは。。。パクチー!」
「イタリアンパセリだよ」
「うそ!ほんと?」
「たぶん……」

中途半端なザ・地方ズであった。子供に野菜が育つ様を教える若いカップルを尻目に、さっさとハウスを後にする。数十メートル先にはなにやら小屋があり、人々が楽しそうに記念撮影をしている。その小屋の中には…羊の群れ!! 「クローン。。。」「いや別にここの羊は違うけど。」 Suiちゃんが突っ込んだ次の瞬間、多くの人たちがこの小屋に魅せられている理由を知った。柵の向こうには羊とともに、2匹の(若干汚れ気味の)ピレネー犬が!!
「ジョリー!」感激して叫ぶ私。Suiちゃんの頭上には?マークが点灯していた。これはおそらく私と姉以外には分かるまい。。



そこには2匹の「ジョリー」が。


このワンコたちは、「羊の群れを泥棒(観光客)から守る」使命を担っているらしく、羊たちを背にして、こちらを牽制するようにじっと見張っている。客が少しでも柵に近づきすぎると、その体の大きさからは想像しにくい素早さをもって吠えかかり、しっぽを優雅にゆらして、監視している者の威厳を我々に示すふうである。野生とは誇り高いものだなあと思う。家に飼われていると必要ないので、こういう本能に基づく俊敏で高貴な動きを忘れてしまうのだろう。実家にいるうちの犬なんかは完全にそうで、日々ゆったりというか、じつに日光に溶けた感じで暮らしている。しかし野生を知っていそうだがこの犬たちも実は柵の中にいる。柵の外側には人間が大勢彼らを見物している。小屋の後ろではまた人間が控えていて、時々彼らに指示を下す。それを思うとなんだか複雑な気持ちになった。。
しばらく観察した後で、体の大きさと働きぶりの違いから、彼らは兄弟である、と私たちは判断した。働き者の兄と、それを眺めながらゆったり寝そべる弟。仲の良い兄弟だね、と微笑む我々だったが、彼らの血縁関係の真相は闇の中である。
ちいさな子供が数人、嬉々として柵にかけ寄った。ワンコたちはどこか優しげな表情になり、興味深そうに鼻を柵から突き出していた。

さらに先をゆくと、開放的で居心地の良さそうな豚小屋があった。適度な数の豚が、食べたり寝たりしている。まさに千と千尋の神隠し。それから当然、もののけ姫、紅の豚。宮崎駿は日本人の記憶の操作に完全に成功している。それにしても豚って、存在感が本当に人間みたい。こういう生き物を食べていると思うと、また複雑な気持ちになる。「有り難いね…」「ほんとにね…」両者とも心の中で手を合わせて、豚小屋を後にする。今度は黒豚の放し飼いエリア。高電圧の通った柵がはりめぐらされている中、母親と子豚が楽しげにくつろいでいる。子供を産んだばかりの母親の豊満な胸を見て、Suiちゃん、「うらやましい…」と写メを撮り、さっそくFacebookにアップしていた。「でも、12個はありすぎかな!」たしかに。

農場はゆるやかな丘へつづいている。緑の丘の上で、空を見上げる。この日は本当にきれいな晴天で、空には雲一つない。「いやー、気持ちいいねえ。」「来てよかったねえ。」などと会話していると、足下の芝生に隠れた多数のうんこ発見。浮かれて足場を見失うなとのお告げか。
丘の上には大きな木の柵が巡らしてあり、なんとそこはザ・七面鳥天国。いるわいるわ、うじゃうじゃと。スーパーで羽を剥かれて首をちょん切られた彼らはよく見るが、生きている本物に出くわす機会はめったにない。これ幸いと近寄って見ると、七面鳥はなかなかにグロイ顔をしていた。とさかから続く赤いしわがそのまま顔になっているようだ。雄に至ってはくちばしの先から赤いしわをだらりと長く垂らしている。なぜだ?「この人たち、もうすぐ食べられちゃうんだろうね…」いちいちしんみりとする我々であった。


恐竜にしか見えない七面鳥たち


農場はさらに広く、その先には牛も見えたのだが、サンドウィッチも気になる事だしカフェに引き返す事にした。帰りがけにもう一度さきほどの羊小屋を通りかかると、後ろで働いている人が2匹のわんこに号令をかけているところだった。わんこたちは唸りながらパッと駆け出し、羊はその動きに恐れおののいた如く、我先にと奥へ移動していく。それを見て観光客は一斉に感嘆の声をあげていた。もちろん私も。


実はもはや体は食べ物を要求していなかったのだが、ここは意地でももう一度、やつをゲットだ!と勢い込んでカフェへ向かったところ、そこに見えたものは。。。



よりさらに長い列T_T



友人Aなら「カリスマがない」と私の存在自体を一蹴したことだろう。今年一年、大丈夫だろうか…本気で心配になってきた。それにしても、一体どこからこんなに人が湧いて出る?謎の多いStoneBarnsなのであった。
 

誕生日ケーキならぬ、誕生日アイス。

長くなるのでこの後のことを手短に書くと、われわれはカフェをあきらめてMain Street(街の大通り)のカフェを目指したのだが、なぜか友人Nにばったり出くわし、ハッピーバースデーと言われるサプライズ。ちなみにNはそのまま去って行った。やはり謎の多い街である。。。
大人気のアイス屋さんでMain Street Special(コーヒーアイス+チョコチップ)を食べてまったり誕生日トークをし(どんなん?)、帰りの汽車に乗ったとさ♪

家ではSuiちゃんとともにシャンパンを飲みながらトマトソースパスタを豪快に作って夕食にした。長い、たのしい誕生日でした。Sui ちゃん、素敵な一日をありがとう!!

またあのサンドウィッチを食べにくるよ!


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Saturday, October 26, 2013

誕生日だ!@STONEBARNSの巻(1)



































先週の日曜日は、何を隠そう、りーぬの誕生日でした。やっぱり嬉しい誕生日。自分、おめでとーう!!

で、今年は現在の我がルーミーSuiちゃんとStonebarnsなる場所に行こう!と前々から計画していた。ストーンバーンズは農場で、Suiちゃんのお気に入りの場所。Blue Hillという有名なレストランが敷地内にあり、すごく奇麗なところらしい。電車でグランドセントラル駅から45分くらいとか。実はあんまり遠出したことないので、非常に楽しみ。そのせいか前日一睡も出来なかった(小学生か)。

当日の朝11時20分グラセン発の電車に乗るために、7時起床(というか、私は寝られず起きてた)。
起床いちばんSuiちゃんから「おめでとう!!」と、なんとバースデープレゼントの奇襲攻撃が!!う、、、うれしいようT_T 朝からめでたいモード全開だー!!ありがとう、Suiちゃん!!!
バースデイカードとプレゼントにいたく感激T_Tさんきう

外は真っ青な秋晴れ。絶好のピクニック日和!行くべ行くべ!しかし出発直前に二人して何を着ていくか迷いまくり時間をロスした挙げ句、なぜかジェファソン駅前にて余裕でコーヒーを買い、予想通りきちんと遅れてグラセンに到着した我々。でも大丈夫、目的地のTarry Town行きの電車は割とあるようで、30分後の電車に乗れたので、まずまずの出発なのであった。車内はほぼ満員。みんなこうやって郊外に遊びに行くんだなあなどと感心しつつ、車窓からのハドソン川と紅葉など見てくっちゃべっていると、あっという間に目的地のTarry Townに到着した。早いなー!

ここから農場のあるStoneBarnsまではタクシーで15分弱。Suiちゃん、タクシーに乗った所で運ちゃんに料金を確認。そう、最初にこれをしておかないと、後でぼったくられる可能性が高くなるのだ。特にアジア人・女は狙われやすいので要注意なのである。

街の中心を抜けて、丘の方へ車は走る。大きな一軒家やお屋敷が左右に並ぶ通りをどんどん行くと、草原のような場所に着いた。ここがStone Barns農場らしい。車を降りるとそこには石造りの大きな建物が、歴史を欠いた「中世」から存在するような雰囲気で佇んでいる。そしてこんな辺鄙なと思われる場所にも関わらず、人がわさわさ。色とりどりの花をかごに入れている人、犬を連れてる人、親子連れ、ラフな格好のカップル、スーツ姿のおじさん等。何回目かの訪問のSuiちゃん、ツアーガイドさんよろしく敷地内を案内してくれる。

まずは荘厳な作りのトイレット(汗)と、農家グッズや食品、食べ物関係の本が置いてあるギフトショップ、そしてかの有名な高級レストランBlue Hillの外観を堪能。ここは隣の農場でその日取れた野菜を出してくれるという、都会に疲れたオーガニック信者にとっては夢のようなレストランなのである(Suiちゃん:「うちの実家ではいつもそうだったけど…裏の畑からハーブを…ネギを…」私「うちも…」)。

もちろんそれだけでなく、とてもおいしくて有名なのである。そして、とても高いことでも有名。更に予約が取れないことでも有名。というわけで、大抵の人はここに付随しているカフェで満足するしくみとなっている。だがカフェと侮るなかれ、このサンドウィッチがSuiちゃん曰くとてもおいしいらしい。うーん楽しみだ。すでに長くなっている列に、私たちもさっそく加わった。しかし何だかやたらと進まない。仕方ないので待ちながら、店内のカントリーハウス風の装飾や、棚に美しくならぶジャムやらクッキーやらを眺める。それらは皆アンティークの家具などに味わい深く納められていて、見ているだけで楽しい気分になる。じりじりとゴールへ向けて進みながらあっちこっちに置いてあるアイテムを見つけていく感じは、ディズニーランドのアトラクション「スプラッシュマウンテン」を彷彿とさせる。最後に滝上から落ちる所は、おいしいと評判の食べ物を手にする(金を払う)瞬間か。アトラクションと違う所は進みが非常に遅いことである。5分もすれば飽きてしまい、周りの人間観察を始める私たち。「前にいる4人組の男たちはどういう関係だろうか」「後ろの話しかけてきたおばさんはちょっと変ではないか?」どうでも良い話で時間をつぶす。

そして、ついに我々の注文する番がやってきた。あんなに時間があったのに、実際選ぶ場所に来ると後ろがつかえているため瞬間の選択を迫られる理不尽さよ。私は優柔不断の代名詞のような人間なので、ここではまったく焦ることになった。ど、どどどどれにしよう…。迷いのまの字もなくサンドウィッチを注文するSuiちゃん。私は迷いまくった果てにSuiちゃんと同じサンドウィッチを選んだのにも関わらず、最後の最後でその隣においてあったフリッタータが気になりそっちに変えてもらったというまさに優柔不断の鏡中の鏡。後でこの一瞬の選択をふかくふかーく後悔することになるのだが…。とにかく、会計を済まして外のウッドデッキに急ぐ。さーメシだメシだ。いっただっきまーす!

私のフリッタータは、まあ少々具の入った卵焼きというところなのだが、ここの産みたて卵が使われているのでは!?という思惑故の注文であったのだ。予想通り、山羊かなんかのチーズも入っていて、うまい。ところがだ。Suiちゃんに一口もらったサンドウィッチ。これが。。。


うますぎたああ !!!T_T


一瞬、天に召されたかと思いました…。正直「誕生日なのにやっちまった…この一年間の行く末やいかに?」と心から思いましたね。これは近年まれに見る「このうまいものは一体全体なにか?なんなのか?」という強烈な疑問のエコー。まず一口目で愕然として頭の中に火花がスパーク、冷や汗がたらり。Suiちゃんに頼んでもう一口もらうことにした二口目、さらに愕然として今度は覚醒したかと見まごう精神の高揚感。遠くなりそうな気を何とかたぐり寄せ、何が入っているのか分析。中身はしごく単純に、パニーニ、トマト、バジル、チェダーチーズ、そしてオリーブオイル(たぶん檸檬も?)であるらしい。一口目は「いや、それだけなはずがない。これはトマトを何か企業ヒミツの液体でマリネしてあるに違いない」と確信したと思ったものの、二口目では「いやこのピュアなあじわい、、、これはひょっとして本当の本当に素材のうまみだけなのでは?」と意見が変化。口に運ぶものの、手元のフリッタータは完全に意識の外へ遠のいてしまった。うう、このサンドウィッチは一体何なんだ!?もっと味わいたい!そのうまみの成分が何なのか明らかにしたい!しかしこれ以上人の食べ物を横取りするのは気が引ける。レジでサンドウィッチからフリッタータに注文を変えている数分前の無邪気な自分の姿が頭に映し出される。「やっぱりフリッタータにしてください!」と店員に伝えている私。お前は何も知らないくせに、なぜそんなに確信に満ちているのだ?ああ、私はなぜあの一瞬に「フリッタータと、、、あ、やっぱり誕生日なのでサンドウィッチもください♡」と余裕の表情で言わなかったのか?何のための誕生日か?一体私はこれまでの人生で何を学んできたんだー!?自責の念の嵐が吹きすさぶなか、私は決意した。サンドウィッチを食べ終わり満足げにお茶を飲むSuiちゃんに向かい、すごくおいしかった、と告げる。「本当に感動したよ…今からもう一回、買ってくるね!」一瞬の静寂。そ、そこまで…?思わず口から出たSuiちゃんのうめきを、私は聞き逃さなかった…。だが、誕生日ガールの意見は絶対なのだ。私は列に加わるべく、決意も固く立ち上がった。いやでもね、とSui ちゃん。カフェに並ぶ列、さっきよりも長くなってるよ。。。なるほど、その通りである。さきほど我々がレジにたどり着くまでに30分はかかったのを考えると、今ふたたびこの列に加わるのは賢い選択とは言えなそうだ。少し考えた後、私は頭をもたげ、3時頃にふたたび戻ってくることを誓って、我々は農場へと見学に出たのであった。。(続く)



うますぎサンドウィッチと遭遇するの図。。


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Thursday, October 10, 2013

秋の夜長

このごろ、朝晩はとても冷える。もうすっかり秋です。

お風呂に入ってからお茶を入れ、日本で買ってきた本を少しずつ読む。最近は夜が長いからと思って油断すると、あっという間に朝3時くらいになってしまう。中学生の頃からこうである。全然進歩がない。しかし、夜更かしをすると次の朝ちゃんと起きられなくなったところは進歩した(人間らしくなった)というべきか。。。

今日は1時には寝よう。自分にプレッシャーを与えるためにここでわざわざ宣言するが、明日は朝7時に起きて家の周りを走る予定なのである(書いた側からもうやめようかという気がするが。。)最近家で作業しているので運動不足なのだ。そしてその後は画材屋に行き、更に2日間家にこもる予定である。人間の言葉を忘れないようにしなくては…。

それでは、おやすみなさい。良い夢を☆

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Thursday, September 26, 2013

『柵』完売ー!!
















The NY Book Fairの熱気ムンムンの4日間が終わりました!

『柵』、完売しましたーーー!
『The 1,000th Pie』も、在庫が半分以上なくなるという予想以上の売れ行きでした!!ご来場の方々、買って頂いた方々、本当にどうも有り難うございました!!強い励ましをもらった気分です。感謝感激雨霰!また頑張ろー!!


で、せっかくなので、フェアの様子をちょっとだけ。。。


会場は、MoMA PS1。ロングアイランドシティにある現代アート専門の美術館。2000年にNY近代美術館と合併しました。こちらがその外観。


 館内には中庭があり、その先に本館があります。中庭は今回、休憩スペースになっており、コーヒーやらビールを飲みつつみなさんくつろぎ中。


熱気ムンムンの館内、2階フロア。入り口正面に私のブースが。。。


ちなみにブースはこんな感じ。よーく見ると、ありますね、柵とパイ本が。


右を向くとこんな感じ↓
この部屋の他にも、小さな熱気むんむん部屋がいくつもあり、1階には中庭にテントやドームも設置されていました。おもしろい本が集 まって、何時間あっても足りません!私は二冊だけゲット。いやー見る時間あんまりなかったけど、楽しかったなー!来年は一日費やそうと思ってます。


それにしても、すごい人、人、人!!!特に土曜日がすごかった。来年いかれる方、初日が人が少なくておススメだと思われます!


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Saturday, September 21, 2013

The NY Art Book Fair



ちょっと遅れましたが、お知らせです!

今週9月20〜22日、MoMA PS1 にて行われていますThe NY Art Book Fairに手作りの本を出品させてもらっています!

『柵』と『The 1,000th Pie』を展示販売しています。 ブースナンバーはQ56。二階です。NYで一番大きいアート本のイベントです。入場無料なので、お近くにお越しの際は、ぜひどうぞ! 

The NY Art Book Fair 

Hours and Location
Friday, September 20, 12–7 pm
Saturday, September 21, 11 am–9 pm
Sunday, September 22, 11 am–7 pm

MoMA PS1
22-25 Jackson Avenue at 46th Avenue
Long Island City, NY

ホームページ↓
http://nyartbookfair.com/


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ただいまー!!お帰りー!!



















ただいまあーーー!!!


ほんっとーーーに久しぶりに心底響いたこの言葉。そう、日本に帰ってきました。実に3年ぶりの成田空港、家族、日本の道路、車、幼なじみ。


いがった。(良かった)


3年ぶりの散歩コース、夜空、パパの秋の虫解説、星座講座、ママの手料理。。。


いがった。


快適な電車、レべルの高すぎる駅ソバ、久しぶりに会うお世話になった先生たち。地元の友達。


みんな、元気でやっていた。いがった。T_T


ちなみに、この人もピンピンしてました↓

Dakiageruto Kusai

ブログでお馴染みのわが家のお犬様・ぽん。実は意外と高齢なので密かにドキドキしたけど、ちゃんと私のこと覚えてた(っぽい)。 


いがったあああ。T o T


↓こちらは3年ぶりのリアルご対面
ぽん毛に注目















そして、あまちゃんは噂に違わずおもしろかった。。。クドカン万歳


いがったづくしの日本だったが、唯一いぐあんめーだったのは、洋服屋の店員さんのセールストーク。お願いだから店の側に寄っただけでぴったりマークするのはやめてくれ〜。これが怖くて滞在中、服一着しか買えなかった弱っちい私であった(ユニクロを除く)。


今回の帰国の目的はビザ更新。そして昨日19日からスタートの The NY Art Book Fair に参加するためにトンボ帰りした。間に合うかハラハラしたけど、何とかセーフ!!ゆっくりする暇もなく、あっっっという間にNYに帰ってきちゃった〜!! 友達にも全然会えなかったのが心残り!で、次の日からブックフェア。もうすっかり忙しすぎるNYライフに戻ってしまった。おとといの夕方に帰ってきたなんて嘘だろーーー。

というわけでアーチストライフ、また頑張ります!!

別れ際がつらかった…

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Tuesday, August 20, 2013

サンフランシスコにて、グループ展!














サンフランシスコにあるアート本専門の非営利団体 San Francisco Center of the Book にて行われるアートブック展『Superstition 13 』に、近作の『柵 Fences』が選ばれました!!うれしーい

9月13日から10月31日まで、San Francisco Center of the Bookのギャラリーにて展示されます。西海岸にいらっしゃる方は、ぜひぜひオープニングにいらして下さい!

San Francisco Center of the Book
http://sfcb.org/

Opening: September 13th, 2013 
http://sfcb.org/events/exhibitions/future-exhibitions
Closing Party: October 31st, 2013

Location:
375 Rhode Island Street (between 16th and 17th Streets) San Francisco, CA, 94103

展示最終日である10月31日のハロウィンにはコスチュームパーティーがあるみたい。。。私も行きたいなあー!!

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Sunday, August 4, 2013

キングコーンに首ったけ



最近はまっているもの。その名も”アイスの王様”「キングコーン」。Good Humor社から出ている、どこにでも売っているポピュラーアイスクリームである。

ルームメイトの影響を受けやすい人ナンバーワンの異名を取るワタシ。このキングコーン様も何を隠そう新ルームメイトSuiさんのお気に入り。彼女はモデルのくせして夜中の12時くらいにこいつをうまそ〜に食うのである。

「へっキングコーンだあ?日本のジャイアントコーンにかなうわけあんめ!」などと心密かに悪態をついていた私だが、ある時Suiさんがさっと冷凍庫を開け、なんとひとつお裾分けしてくれた。実は密かに気になっていたのを見抜かれた!?と一瞬あわてたが、時既に遅し、もちろん見抜かれていたのだった。ありがた〜く頂戴しました。

半信半疑ながらもぺろっと紙のパッケージを開ける。ジャイアントコーンそのものだ。まあ、難癖を付けると、ジャイアントコーンの方がでかい(気がする)し、チョコもナッツもアイスも、本格的。こいつはキングと言いながら、なんだかとっても安っちい味がする。「おもちゃアイス」とでも言おうか。

しかし、これはこれで悪くない。。。

そしてコーン部分だが、これが予想以上にパリッとしていて、ちょっと感動してしまった。ここだけはジャイアントコーンに負けてない。もちろんこのようなパリッとした状態のコーンをゲットするにはちょっとしたリサーチが必要であり、客足の多く商品の入荷を頻繁にするデリを見つけなければいけない(これは日本でも、アイスラバーの姉がジャイアントコーン購入時に最も気を配るポイントである。)
Suiさんに訊くと、あそこ?という古びたデリだった。次の日店の前を通ったので中をのぞくと、なんだか奇麗にリニューアルされてた。ゆく河の流れはたえずして。。。

まあ結論を言うと、キングコーン意外といけた、ということです。それ以来、仕事中につかれるとたまに買うようになってしまった。危険なり〜。ま、夏だから、いいね!


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Monday, July 29, 2013

すずしーいNYとクーラーその後
























先週から、急にとっても涼しくなったNY。毎日25度前後で、もう秋か?クーラーいらねーや。せっかく買ったのに、つまらーんつまらーん。

そういや、占いっ子Suiさんが「これはやばい!」と言って教えてくれた超当たるらしい星座占いには、「今年の7月にはぜったいに電気機器を買ってはいけません」と書いてあった。しかも、二回も。うっ。。占いなんか信じないよっ!信じないけど、、、一瞬「返品」という文字が頭をよぎってしまった。。。いやいやいや。

まあ、でも買ってからけっこう使ったよね(夜だけ)。暑い日もあったじゃん。やっぱ良かったのだ、買って。で、気になる電気代の請求書がご到着。お隣もけっこう活用してたみたいだし、い、いかほど?どきどき!!いざ、かいふーう!!

 !!!!!がががーん!!!!!

今までとあんまり変わらん数字がそこに!! クーラー使い始めてから半月分の請求書だけど、それにしても予想以上にあんまり変わらない!

ということはだよ、今まで数年分の「クーラ=電気代爆」というのは、ただの心配し損?杞憂?思い込み?うわー。やってみなければ分からないことでいっぱいだね、世の中って。。

もう今年も半分過ぎたけど、今年の目標。

「それはたぶん思い込み」と唱え、いさぎよく試してみる。

大事なことを学んだよ。やっぱクーラー買って良かった!つーことは、あの占いは外れたのであるよ。ほほほ。


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Tuesday, July 23, 2013






















おとといも暑かったニューヨーク。夕方、激しいシャワーが降った。大粒の雨が隣の家の屋根を叩き付けるのをずっと見ていた。空は暗かったが、たまに雲間から太陽の光が差し込んでいた。

目を上げると、暗い空に虹がかかっている。しかもふたつ。アメリカの虹ではあるが、それはとてもさりげない立ち顕われ方で、ふと、という形容詞がふさわしい。虹には国籍の違いはないみたい。

それにしても、こんなにはっきりとした虹を見るのは久しぶり。虹の一番色の濃い所に焦点をあてて、そこばかりずっと見ていた。本当に7色に別れている。ように見えるが、あれは色ではなくて、光なのだ。というか、色というのはそもそも光なのだ。頭では分かっているのだけれど、やっぱりふしぎ。

虹は、きれいな半円をえがいて家々の向こうへ足をのばしていた。大きくて、すっきりとした虹。あの先までずっと歩いていったら、丸い虹が見えるかなあ。そしたら、歩いていっちゃうかもしれないなあ、なんて考えていた夕方。


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Thursday, July 18, 2013

こ、今年はついに!?2013年度版NY暑さ対策〜その3〜



そして、ついにクーラーの取り付けである。

ちなみにこのクーラーたちは、NYでもっとも一般的な、ただただ窓にがっちりはめる原始的ルッキングのお手軽クーラー。値段も安く、小さめの部屋なら150〜200ドルくらいで買えるし、取り付けも何とか自分でできるが、けっこう重いのと、気をつけないと窓から落っことして大惨事になる危険性アリなのが玉に傷。

ということで、男手(友人)を脅迫よろしく呼び出し、急遽セットアップ大会を開催。ちなみにSuiクーラーは近所の99¢ストアでテキトーに買ったあんまり聞いたことのないブランド。私のは調べに調べた末に買った超ポピュラーな売れ売れブランド。さあ、どちらが涼しいか!?どきどき!スイッチオン!ブオ〜ン。おおお、冷たい風よ、こんにちはーーー!!

ーそして、運命の30分が経過したー

なんと驚いたことに、Suiさんのあんまりポピュラーでないクーラーの方が格段に涼しく、しかも静かなのだった!!私のやつよりずっと小さく、スリープモードすら付いていないというのにぃ!!

同じ設定温度で正確に比較すると、Sui部屋はキンキンに冷えたビール、私の部屋はなんかちょっとぬるめのビールという結果。ま、まけた〜!!マイナーだからと思って正直ちょっと馬鹿にしてた!人の評価は当てにならない好例だ。そしてSuiさんの「テキトーだが即決」という態度にも学ぶところ多しであった。調べすぎて逆によく分かんなくなって結局店員に決めてもらったし。。。

そんなこんなで、ぎゃあぎゃあと大騒ぎ。しかしキンキンだろうがぬるめだろうが、いままでの灼熱地獄とは雲泥の差なのであった!文句は言うまい。それにしても、う〜ん夏に部屋が涼しいなんて信じられない。これはまさしく文明の利器だ!(いつの時代の生まれだよ…)


部屋の体感温度差。



最初の日はテストの意味もあって、お互い部屋を冷やしまくってみた。しかし、一歩部屋の外(キッチン)へ出た途端ふたたび、むぉ〜〜〜ん地獄、健在!!上の図のように、体感温度は明らかに8〜10度ちがう!!恐ろしい。。。というか、よくあんなところにいられたなあ。。。

さて取り付けも無事終わったことだし、次なる個人的な問題は、いかにもったいながらないで使えるかということである。何しろわたしは新品の服をもはや全く新しくなくなるまで大事に取っておく習性の持ち主。そして節電大好き(@@と呼ぶヒトもいる)。2日目の今日は帰ってさっそく窓を全開にしてしまったし。おいおい。

さてさて、NY初のクーラー生活、果たしてどうなることやら。


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Sunday, July 14, 2013

こ、今年はついに!?2013年度版NY暑さ対策〜その2〜

朝9時のアパート。

それは先週末の出来事だったーーー。

猛暑のNYから逃げるように先月半ばに帰国したチリ人のルームメイトの後にやってきた、2013年の夏を彩る新ルームメイト、通称Suiさん(個人的にはヒロポン)。彼女が来て数日後、今年初のヒートウェーブがNYを襲ったのだった。

その夜、私たちは懐かしのルームメイトもんきちの置き土産であるひんやり襟巻きにしがみつきながら寝たのだが、私は電気毛布と化したかと疑いたくなるベッドの上で一睡もできず、クーラーのランキングをネットサーフィンしだす明け方午前5時。ここらが年貢の納め時か。うん、今までよく頑張った。そろそろ買おうぜ、クーラー!

朝、「おはよう」というより「あついね」と挨拶する私とSuiさん。朝の9時、部屋は既に蒸し器がオン状態。私がここに@年間クーラーなしで住んでいると言うと、Suiさんは心底驚き、私と歴代ルームメイトに「ストイック」という称号をくれた。ありがとう。。

そしてその夕方、Suiさんは近所でクーラーをゲット。そしてその次の日には極限のリサーチの後、私もついについにゲット、@年間のクーラーなし生活にピリオドを打ったのだった。


(つづく。。。)


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