謎のハイビスカスドーナッツ。かわいいから、買いで!! |
先月の終わりに、あたらしいStudioに引っ越した。ここが、とても良い♪♪なにしろ、家から徒歩7分の距離。いつでも行ける♪好きな時に行ける♪お昼ご飯を食べに帰ってくることも出来る♪♪なんて思っていた。
甘かった。。。
実際は、朝行ったら夜まで作業。一度部屋に入ってしまうと、とても途中で抜けようなんて気にはならない。「せっかくいるんだし!」と、生来の貧乏性を思い知らされる日々なのであった、、、。
それにしても、意外と楽しいのが、自分の近所を歩くことである。今まではほとんど家から駅までの道しか知らなかったのだが、徒歩7分とはいえ、近所を歩くことで日々いろいろな発見がある。ちなみにBrooklynのBushwickという地区なのだが、近年若いアーティストが多く住んだりスタジオを持ちだしたことで注目されているホットな場所である。特にここ3年ほどの発展はめざましく、けっこうな年数ここに住んでいる私からすると、「えええ?」としか言い様のないスピードでオサレ〜なカフェやらバーがどかどか建てられ出している。だってアナタ、まさに「廃墟」という名がふさわしかった場所ですよ?「廃墟」だったはずの場所に、突然オッサレ〜な格好をした人たちがやってきて、コーヒーとワンコ片手に談笑している姿を見ることになるなんて…想像もしていなかった。正直目にする度(=毎日)に、「こ…ここどこだっけ?」と半慌て状態。今日の夜なんか、廃墟ビルだったはずの建物がいきなりオサレ〜なバーに大変身していて&廃墟ビルだったはずの建物の二階からバンドのコンサート的騒音が聴こえてきて、思わず二度、呆然。。ついこないだまで何もなかったのに。。。何十年も昔から代官山に住んでいる人が、「小川軒が出来たと思ったら、あっという間に街が変わった」と言った時の、未だに解決してない謎的な表情を思い出した。
ま、 何はともあれ、カフェやらバーやらが増えるのは悪いことではない。スタジオの道すがら立ち寄れるので、カフェは特に楽しい(バーは帰る道すがらと思っているのだが未だ実現していない)。このスタジオを紹介してくれた友達がついでに教えてくれたのも、近くの(私は全く知らなかった)カフェ。そしてここで扱っている”Dough” という店のドーナッツ。これが、生地がしっかりしたパンで、油臭くて、どことなく懐かしくてすっごく「うまい!」のだ。しっかり作られてまーす!と本人(ドーナッツ)が言っている感じで、ファー ストフード全開のダンキンとはまた違う味である(そういうのも好きだけどね)。パッションフルーツとか、檸檬ジンジャーとかハイビスカスとか、変な種類の味がたくさんあるのも楽しい。そんなこんなで、ファンシーなカフェやらレストランやらの増加は率直に嬉しい。
が同時に、「へっ、、、こんな場所にねえ。w」と斜に構えている自分もいるのである。長く住んでいると複雑な気持ちになるものだ。代官山の人の気持ちが少しわかった気がする。
おされ〜な人たち急増中!! |
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