Tuesday, July 23, 2013
虹
おとといも暑かったニューヨーク。夕方、激しいシャワーが降った。大粒の雨が隣の家の屋根を叩き付けるのをずっと見ていた。空は暗かったが、たまに雲間から太陽の光が差し込んでいた。
目を上げると、暗い空に虹がかかっている。しかもふたつ。アメリカの虹ではあるが、それはとてもさりげない立ち顕われ方で、ふと、という形容詞がふさわしい。虹には国籍の違いはないみたい。
それにしても、こんなにはっきりとした虹を見るのは久しぶり。虹の一番色の濃い所に焦点をあてて、そこばかりずっと見ていた。本当に7色に別れている。ように見えるが、あれは色ではなくて、光なのだ。というか、色というのはそもそも光なのだ。頭では分かっているのだけれど、やっぱりふしぎ。
虹は、きれいな半円をえがいて家々の向こうへ足をのばしていた。大きくて、すっきりとした虹。あの先までずっと歩いていったら、丸い虹が見えるかなあ。そしたら、歩いていっちゃうかもしれないなあ、なんて考えていた夕方。
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