バルセロナの空港から市内に行く電車は、段差がすごいので注意。 |
まずは滞在先である、らいおんちへGO!
空港の駅にて、市内へ出る電車に乗り込むべし。まずは切符を買うべし。
り「クレジットカードで買える?まだユーロ持ってないんだ。」
ら「もちろん、買えるよ!」
よかった〜。そそくさと切符販売機へ向かう。あれ?クレジットカード挿入口に、テープでべったりと白い紙が貼り付けてある。か、カード、不可?ていうか、紙で阻止!?となりも、そのとなりも同様。うむむ。「これがウワサのスペインか」と、なんとなくナットク。色々と「使えない」とは聞いていたが、どこか人間臭いその使えなさに、困りつつもちょっとほっこり。のっけからいい味出してるぞ、スペイン。
ら「ちょっと待って、空港から市内までの切符って、共通パス(10回乗れる)の範囲内じゃなかったっけ。ここで買えるのかな。確かめてくるね。」
らいおんは、ヨイヨイしている風情の係員のおやじさんを捕まえて、スペイン語でわいわい話している。しかし一向に要領を得ない様子。使えるんだか、使えないんだか、買えるんだか、買えないんだか。そんな簡単なことがなぜすぐ分からないのか不明なところが、高レベルのいい加減さを醸し出しており、なんだか売れない漫才を聞いているようにまったりしてくる。いいとこだな、スペイン。
白熱の議論の末、「共通パスはここでは使えないし買えない」とおじさんは断言。その迫力に押されて一回券を買いそうになるらいおん。ほ、ほ、ほんとかー!?りーぬの野生の勘、発動。
り「他の人に訊こう。」
で、別の係員に訊いたところ、あっさりと共通パスは使えるし買えると教えてくれた。あ、危なかった。窓口にてクレジットカードで無事購入。(€11くらい)
らいおんによると、あの手の自信たっぷりな「ポンコツ」がスペインには多いと言う。しかし旅人の目からすると、彼らは人の役に立つか否かという余りに一面的な現代的物差しを軽々と越えたところにまるで銅像のようにそそり立つ、愛すべき人格を備えた人々であるようにも思えてくる。。完全に気のせいかもしれないけど。
とにかく、すでにかなり面白いのである。
↓まだ着いて一時間くらい。。
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