Thursday, March 27, 2014

ものぐさ本読み機

ものぐさ本読み機、稼働中
















最近、よく本を読む。時間がなかったときに何も読んでいなかった分を取り戻すかのように、とにかく暇があれば何か読んでいる。サブウェイの移動中に読み、カフェでコーヒー買ったついでに読み、スタジオで仕事せずに読み(おいおい)、家でご飯を食べながら読み、風呂につかっては読み、寝る前にベッドで読み。まるで読書の波に呑み込まれているようだ。

私の場合、何かに対する情熱は、このように波となってどどーんと来ることが多い(そしてしばらくするとさーっと引いていく)。そういう時は、たいていそれしか出来なくなってしまう。コンスタントに何でも少しずつこなすのが理想的なのだが…。よく分からないがなぜか私の欲求はそういう風にはやってきてくれない。

それで、さいきん本を読んでいる時にいつも「欲しいなあ」と思うものがある。それは、「私の代わりに本を持って、しかもページをめくってくれる」機械だ。これを仮に、人がものぐさな態度のまま本を読むことを可能にしてくれる機械、略して「ものぐさ本読み機」と名付けよう。特にご飯中とベッドに仰向けになって読んでいる時にこのものぐさ本読み機が切実に欲しくなる。贅沢を言うなら、照明を持ってページ全体を照らしてくれる「ものぐさ本読み機2〜ライト〜」も欲しい。ちなみに普通に座って読んでいる時は、本を持つ手ではなく背中を伸ばしてくれる「ものぐさ本読み機3〜姿勢〜」が欲しい。夢中になって読んでいると、どうしても猫背になってしまう。健康のことを考えると、背中の姿勢を正すのは読書の際の最重要課題のひとつと言って良いであろう。

一度この「ものぐさ本読み機」を発明して特許を取れまいかと考えたことがある。しかし、「重力に逆らって本を掲げ、紙に折り目を付けずにページをめくる」「今どこを読んでいるのかを認識し、ページをめくりたいかめくりたくないかという判断をする」という普段何気なくやっている動きが実は高度で複雑であるという事実に突き当たり、もし発明したらノーベル賞もの?と一瞬盛り上がったが、そんなものを作るのに一体どのくらいの年月と費用(と頭脳)が要るのだろうと気が遠くなり、やはり自分の手でめくるのが一番早いし安上がりという結論に至った。私が知らないだけで、この広い世界のどこかに既に存在するのかもしれないし。

というわけで、ものぐさ本読み機を夢想しつつ、ものぐさ読書は続くのであった。

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

Saturday, March 22, 2014

黒子豆腐


真剣勝負。

ひさびさにあたらしい料理を開発!これは超、超超カンタン!でもおいしい!! オードブルに最適。ではいざ!


ーーー*黒子豆腐*ーーーーーーーーーーーーー

1。木綿豆腐を食べやすい一口サイズに切る。サイコロ型がお勧め。器にきれいに並べる。

2。豆腐の上から、煎り黒ゴマをゴマ轢きで轢きながら(これポイント)豆腐の全面にまんべんなくかける。これでもか!というくらい。

3。即食べる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
黒子豆腐の一例(もっと全体に黒いのが好ましい)

断言します。これはうまい!!!轢きたての黒ゴマが豆腐の表面にぱりっとした衣を作るのだけど(名前の由来)、この食感と、豆腐の生の味、そして黒ゴマの香りとコクのバランスが絶妙!塩もなーんもいりません。

バリエーションとしては、サイコロ状の豆腐に軽くごま油またはオリーブオイルをまぶし、塩を気持ちパラリとかけてから黒ゴマ衣、というのもアリだと思う。まだやってないけど。おいしくないわけがない。

でも、最初はやっぱ豆腐と黒ゴマだけの素黒子豆腐がオススメ。だってこんなにカンタンなのに、驚きの美味!

箸休めに、前菜に、どうぞ試してみてください♪

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

Monday, March 10, 2014

J-ART 4th@WAH Center in Brooklyn(事後報告)

またまた展示のお知らせ(事後報告)です。

東京とNY在住アーティストによるグループ展J-ART 4th展が、ブルックリンのWAH Centerにて無事開催&終了いたしました。昨年に引き続き参加させて頂きました。

自然光が入るひろびろとした素敵なスペースでの展示。。。近作のメタルシリーズを展示しました。光が反射して良い感じです。

近作メタルシリーズ。正面写真。

無駄に別アングルから。

今年は予想以上にバタバタしていて全く告知できませんでしたが、実はオープニングもありました。写真はこちら↓

オープニングの様子。
右の壁にご注目
うしろ、うしろ
まあ、そんなこんなで多少疲れて果てていたらポストする間もなくあっという間に会期は終了。本日片付けて参りました。。

ふだん日本のアーティストの方と知り合う機会がほとんどないので、このグループ展はとても良いきっかけ。今回も新たにお近づきになったNY在住&東京アーティストさんたちとわいわい楽しくお片づけ。活動の場所は違えど、共感できるところは多々あり。なかなか趣き深いものがありました。


にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

Tuesday, March 4, 2014

紀伊國屋NYショーウィンドウ&Japanese Book Fair 8th



































こんちは〜

報告が遅れてしまいましたが、毎年恒例のNY紀伊國屋さんでのブックフェア、今年も始まりました!

今年は紀伊國屋さんではりーぬ満載の手作り本「TA BE RU? 」と、「The 1,000th Pie」、そして新作三点を出品しています。

Printed Matterさんでは新作三点のみの販売です。
http://printedmatter.org/events/181

紀伊國屋さんにて。「TA BE RU? 」と、「The 1,000th Pie」
ちっこい新作三点

さらに今年はお友達アーティストのMihaさんと一緒に、紀伊國屋さんでのショーウィンドウディスプレイもやらせて頂きました。じゃじゃ〜ん!

紀伊國屋NY店 ショーウィンドウ!

なんかりーぬっぽいのいるでしょ

ここにも

ここにも!

毎週末Mihaさんちに集まって、ケーキだのおせんべだのピザだの食べながら(こっちのがメイン?笑)楽しく作りました。

ブックフェアは、3月11日までやってます!私は紀伊國屋さんとPrinted Matterさんでの展示販売です。
こちらが情報↓


Kinokuniya NY 
(1073 Ave of the Americas
New York, NY 10018)

Printed Matter, Inc 
(195 Tenth ave, NY, NY 10011)

ぜひ立ち寄ってみてください!:D

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

Sunday, March 2, 2014

おわった〜〜〜

ついに終わった。。。























ここ二ヶ月間、超忙しかった。三つのイベントに出す作品等を同時進行という、明らかなオーバースケジュール。しかし気付いた時にはもう遅く。。だいじょーぶ、祭りだと思えば!的テンションでほとんど寝ないで制作の毎日→日々増すプレッシャー。最後の方あんまり息してなかった気がする。

そして先週、プレッシャー祭り最後のイベントであるグループ展のインスタレーションがおわった。これで去年の10月あたりから始まった「ノンストップでとにかく制作しまくる日々」がやっと一段落着いたことになる。長かった。。。朝から深夜まで暗いスタジオにこもり、またはコンピューターの前で目を赤くしながら、バイト以外は外にも行かず休みもせず毎日同じ服を着て(おいおい)、ただひたすら作品を作りまくる、まるで苦行のような日々。





そんな時期を終えて思うこと







疲れた。。。T_T


小人のマッサージを待つの図。

 

このクレイジースケジュールを通じて一番学んだこと、それは、無理をしない重要性。特に私みたいなのろいくせにカンペキ主義者タイプは、最初から「これくらいでできるだろう」x 2.5 くらいの時間を取るべきだ(うう…)。なぜなら制作とは、何だかんだで最終的に時間がなくなるものだからだ。。。(再確認)
デッドラインを設定するのも良いモチベーションにはなるけど、そのぶん無理もすることになる。無理をしたら回復期も必要になるし、効率的なやり方ではないことを改めて実感。

やはり余裕をもって淡々と作り続けることが大事なのだと思う。頑張らない。無理をしない。楽しむには余裕が必要だ。そして、楽しくなければ制作する意味もない。アート=人生よのう。。。と思うのは、こういう生き方そのものが制作のあり方とつながっていることを実感する時だ。

まあ、制作の仕方を見直す良いきっかけになったので良かった。すべてのことには意味がある(かも)。そして、頑張ったぞ自分!よくやった!

一週間くらいはゆっくりしよう。。。


小人マッサージによりこれくらい伸びることを希望。

にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ