いいかげんフレンチトースト♡な朝

積もった雪もすっかり溶け、よく晴れた朝、急にフレンチトーストを作ろうと思い立った。しかも、記憶を頼りに作るいいかげんフレンチトースト。

私は何事に対しても調査＆プロセスラバー♡。いちいち調べたり、考えたり、瞑想しつつやるので、動作が遅い。料理も例外ではない。それに加えて野菜を至極丁寧に洗ったり切ったり、鍋に入れる野菜の順番やタイミングを本に書いてある通りきっちり守ったり、自分なりの決まり（思い込み）も多くて、とにかく時間がかかる。しかし、もちろんこういうことは自分では気がつかない。気がつかせてくれたのは、先日引っ越していったペトラ（の料理の仕方）だ。

ハリケーンの数日間、我々は一緒に料理をしたのだが、彼女は私の料理方法の常識を完全に覆した。まず、野菜の皮のむき方の荒々しさ、多少残っていても気にしない。人参などは皮の存在を無視。また、切り方の荒々しさ。きれいに形を揃えて切らなければ、と思い込んでいた私は一体？極めつけは、鶏肉を切っていた時だ。私と話しながら切っていたのだが、 手元、見てないし。すごすぎる…。
刃物を全く恐れていないツワモノがそこにはいた。段階や順番など考えて立ち止まったりしない。なので、速い速い、あっという間にできあがる。しかしそれらの料理は、すべて感激するほどおいしかった。

私は感嘆しながらその料理術を賞賛し、あなたの料理する様からどのくらい学んだか分からない、と感謝の意を述べた。ペトラは声をあげて笑い、そんなことに感動するのはあなたくらいだ、と言った。そうかもしれない。。

そういうわけで、それ以来私は形式にこだわりすぎて時間がかかる自分の料理法を見直している。とにかく時間短縮、早く楽に作る練習だ。この日のフレンチトーストは、ペトラの料理する様を思い浮かべながらやってみた。「こうしなきゃ」「ああしなきゃ」は、なし。するとどうだろう、 ものの５分ほどであつあつのフレンチトーストが出来たではないか！しかも、カリカリふわふわという完璧さ！手早く作るとはこういうことか！

これは仕事や制作にも応用できそうだ。大切なことを教えてくれて、ありがとうペトラ！！やっぱり人から学ぶことって大きいなあ。

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