サンセバ旧市街地の朝。窓から街を観察する。
夜の賑わいとは打って変わって、街は静か。飲み屋街特有の気だるさが漂い、店の前に出されたゴミ袋の山を収集車が回収している様は、朝の池袋を思い出させる。
いかにもここに住んでいるという感じの人たちが、(通勤のため?)ぞろぞろと歩いているのが意外だった。こんな観光地のど真ん中なのに、一階のレストラン部分以外は、アパートとして普通に利用されているのかもしれない。バルセロナの旧市街もそうらしいしね。そう思って良くみると、なるほど植物がわさわさ生い茂っているベランダがけっこうあるのであった。
さて、グルメな旅もついに終盤。
サンセバに別れを告げ、高速バスでビルバオに向かう。ビルバオはサンセバと並ぶ美食の街であり、グッゲンハイム美術術館があることでも有名。楽しみ楽しみ!
2時間半ほどの高速ドライブの後、ビルバオ駅に無事到着。実はしっかり者の我が友らいおん(←今回初めて知った)は、まずビルバオ空港行きのバス乗り場をチェック。何しろ我々は今夜の便でバルセロナに帰らねばならないのだ。インフォメーションセンターで場所を確認して、一安心。さて、いざ探索へ乗り出そう!
ビルバオは、のんびりした風光明媚な街という印象が残っている。太陽の光が心地よく、歴史ある建て物や緑豊かな街並みを照らしていた。人々も愛想が良くて、とても親切。観光地に住む人の持つ人懐っこさに加え、地方都市特有のどこか我関せず的なゆったりとした雰囲気が感じられた。あくせくしてないっていうか、ギラギラしてないっていうか(らいおんは「ここに住もう!」と私を数度勧誘した)。
らいおんがスペインに初めて来た頃、ふらりと訪れてピンチョスに驚愕したという思い出の土地、ビルバオ。その記憶を頼りに、「もう、すごかったのーーー!!」と言うバルのあった旧市街地へ行くことに。サンセバでの豪華絢爛ピンチョスを超えるものがあるのか!?期待は膨らむ。
実直に街を一周し続けるトラム |
移動には、街をぐるりと一周する路面電車を使う。この電車は観光名所を回ってくれるので、とても便利。まるで街全体がディズニーランドみたいで楽しい♪
チケットの買い方が分からずおたおたしていると、10代後半と思しき爽やか青年がさっと来て笑顔で助けてくれた。や、やさしい〜!
早速いいとこだね、ビルバオ♪♪
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