Tuesday, April 21, 2020

<スペイン旅の記録>サンセバ&ビルバオ3日間〜その1


スペインも四日目の、2019年9月14日。
せっかくなので、バルセロナ以外の都市にも行ってみたい!

というわけで、らいおんのツアー企画

『スペイン美食の旅★サンセバとビルバオを巡る!夢のピンチョス万歳ツアー』

の始まり始まり〜♪


この旅の目的はただひとつ、

「バスク地方のグルメなピンチョスを食べ尽くす!」きゃ〜!!

らいおんは常々、
「わしはその昔、サンセバスチャンとビルバオで出くわした豪華絢爛なピンチョスの群が忘れられなくてのお。。」
と語っていた。
サンセバスチャンとビルバオとは、スペイン北部のバスク地方にある街の名前。ピンチョスというのは、スペインの海の幸山の幸を串刺しにした一口サイズのオードブル料理のことらしい。
そんなすんばらしいものになら、いつかぜひ私も度肝を抜かれてみたいものだと思っていた。大体、バスク地方という音からして、何やら非常に美味な響きがするではないか。案の定、スペインで美食の街と問えばバスク地方と返ってくるというほどグルメな土地らしい。それはぜひとも行くしかない!らいおんも、もう一度度肝を抜かれたいということで、両者の意見が完全に一致したのであった。

***

当日、朝4時起き(らいおんはこの旅のために有給を取った)。まだ外は真っ暗。ルームメイトを起こさないように、こそこそ支度。家の前で5時頃の深夜バスに乗る。って、スペインのバス、めっちゃ綺麗じゃん!超新しいし!!古くて汚いのって、やっぱりニューヨークだけ!?(最近は段々新しいバスになってきているが。。)
しかも若い人で思った以上に混んでいる。みんなこんな朝早くからどこ行くの〜〜??(←お前もな)

大きな駅のロータリー近くで降り、El Plat 空港行きのバスを待つ。スーツケースを持った人々がやはりバスを待っている。街はまだ暗いが、どこかからりと明るく乾いている感じがする。街もラテン気質なのかもしれない。

バスが次々とやってくる。そのうちの一つに乗り、空港へ。

朝のEl Plat 空港は人でごった返していた。6時半ごろの搭乗時刻まで少し時間があるので、朝ごはん!どこのお店も並んでいる。特に美味しそうに見えたサンドウィッチ屋さんの長い列に加わり、少しずつ進みながら色とりどりのお洒落なサンドウィッチに幻惑される我々。。スリリングな楽しいひと時だ。イベリコ豚の生ハムのバゲットサンドと、クロワッサンのハムエッグサンドをシェア。グルメな旅はもう始まっているのだ♪♪見た目に反して味はフツウであった。オレンジジュースは美味。ささっと食べ、出発ゲートへ向かう。

出発ゲートは、ぎゅうぎゅうの長蛇の列!無事に持ち物検査を終え、搭乗口まで延々と歩く。El Plat 空港、大きいなあ。
搭乗口の前のベンチで、シャトルバスを待つ。20代くらいのアジア人女性とスペイン人女性がやはりバスを待ちながら盛んに話をしている。しばらくすると、シャトルバスがやってきた。私たちの後から、さらに5〜6人の若い男女が乗り込んできた。バスは滑走路へ向けて出発。7分ほど走ったのち、バスは止まった。
バスを降りると、我らの小型飛行機(小さっ)が、夜明け前の群青色の空を背にして待っていた。テロップを登る。西の空には、大きな黄色い満月が静かに光っているのが見えた。席がそこそこ埋まると、おもむろに扉が閉まり、飛行機は滑走路を走り出した。離陸。場内アナウンス、機長のあいさつ等。

離陸後、ほとんどの乗客は眠りに落ちたようで、機内は静かである。私は途中で目が覚め、窓の外を見ていた。飛行機は夜と朝の狭間を飛んでいく。雲の層が、薄い茜色と水色の無限のバリエーションに染まっている。下を見ると雲間からは緑の森が延々と続いているのが見える。私はいったい今どこにいるのだろうと、一瞬不思議に思った。
「私は今、スペインの空の上にいて、夜が開けていくのを見ているのだ。」
旅をしていると、日常の空間から体ごと切り離されて、時の狭間に放り出されたような気になることがある。自分という個体の存在の不確かさが、より一層迫ってくるように思われる。今ここにいる自分とは一体なんなんだろうと考える。しかしいつでも答えは出ない。それでもたぶん、一生をかけて考えていく問いなのだ。

約一時間半の飛行の後、飛行機は朝の光を受けた青い海の上をゆるやかに旋回しながら下降して、ゆっくりとサンセバスチャン空港へ到着した。まるで海に着水するかと思うような長い飛行。今思い出しても、この海上飛行は夢のような美しさを持って胸の中に残っている。


飛行機の窓から見た海上飛行のようす

「あそこに見えるのが、フランスだよ!」と、らいおん。
時刻は朝の8時前。私たちはスペインとフランスの国境近くにいるのだった。

↓グルメな旅の始まり!
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Wednesday, April 8, 2020

バルセロナ!あっぱれグルメとガウディの旅!その11

バルセロナ3日目後半。

その後は、この日の目玉!ガウディ建築の世界遺産のひとつであるカサ・バトリョを見学(チケットはオンライン購入で、訪問時間も予約する)。

海をモチーフにしたと言われるメルヘンちっくな建物に、テンション上がりまくり!カラフルでとっても楽しい上に、ほぼ曲線で出来ている摩訶不思議な家。貝殻に乗って旅をしているような気持ちになる。実際に住んだら毎日どこかにトリップしそう。

画面に入りきらないカサ・バトリョの前で。どことなく海っぽい。


その後、モンジュイックの丘に登って、夕暮れのバルセロナを一望。あーー気持ちいい!!夏の空気が清々しくて、すっごくすっごく綺麗。海があって、山があって、なんて良いとこなんだろう!バルセロナ、あんたは最高だーー!!

気持ちの良い日没。しかし、それだけにしてはやたらにカップルが多い。そしてみんな明らかに何かを待っている様子。訊いてみると、なんと公園で噴水ショーがあるという。丘の上から見ると、人の波が噴水のまわりに押し寄せるのがよく見える。私たちも丘を降り、人で溢れかえる噴水付近へ、いざ突進。夜のとばりが降りる頃、大音量の音楽とともに、おもむろにショーは始まった。

ショーはかなり大掛かりなもので、1時間半以上も続いた。売店で売っているビールを飲みながら、大勢の人達と一緒に、カラフルな光と音楽の洪水に圧倒される。もちろん前後左右に気を配り、スリに気をつけながら。

テクノロジーの進化を感じさせる噴水ショー!
ショーは圧巻!観客はみな盛り上がって、大成功!夏の間は毎週末やっているらしい。
らいおん「知らなかった。。。」
おいおい。ま、そーいうもんだよね。笑

ショーはまだ続いていたが、混雑を避けるために先に帰ろうと、私たちは駅へ歩き出した。5分ほど経った頃だろうか。それは一瞬の出来事だった。

( ジーッ。)

ん?ジッパーを開ける振動?

ハッと振り向くと。。。


がーん!!

なんと、歩きながら背負っていた(油断した!)バックが開けられており、底の方に入れておいたパスケースが盗られていた!!その間、わずか3秒ほど!!ふわふわしてたら、きっちりやられた。一瞬の気の緩みを見逃さない、これは間違いなくプロの仕業!(に違いない。)

スペイン、、、ある意味ニューヨークより怖いかも。きっちりスペインの洗礼を受けてしまいました。
これにより、NYIDも紛失、シティバンクのデビッドカードも使えなくなってしまったのだった。泣

↓3日目で大打撃!涙
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Thursday, April 2, 2020

バルセロナ!あっぱれグルメとガウディの旅!その10

*注:これは2019年9月13日の話です。

バルセロナ3日目。

午前中は、一人でピカソ美術館へ。チケットは事前にオンラインで購入したのを見せるだけ。チケットをオンラインで取るのは、確かに並ばなくていいんだけど、何か味気ない。チケットが手元に残らないのも寂しい。と思うところに、ちゃんとミュージアムショップが配置されている。くうう。手の上で転がされてる感がすごい。

ピカソ美術館は、修行時代の作品が豊富で(えっこんなの作ってたんだ!的な)、映像や陶芸作品、晩年の写真とのコラボ作品など、広くはないけど楽しめる良い展示をしていた。
それにしても、ピカソが幼少の頃タンバリンに描いた絵がうますぎた。

前述のミュージアムショップにて、まじで悩む。

結果↓
ピカソTシャツを2枚お買い上げ。コーヒーカップはグッと堪えた。

アパートに帰り、仕事から帰ってきたらいおんと合流。そこへ、
らいおんのルームメイトであるアントニオが出張から帰宅。話に聞いていた通り、背が高くて激カッコいい!
ラテン男子らしくランチに誘ってくれたが、スケジュールがぎっしりすぎたためやんわり断り(すまぬ)、そそくさと家を出て行く私たち。愛想もくそもない日本女子二人であった。

まず、らいおんがどうしても見せたい!と言った旧市街地であるゴシック地区をうろうろ。古い建物が密集していて、まるで迷路!

とつぜん現れた大きなネコと戯れたり、

マーケットをチラ見したり、

革製品のお店でバッグを買うか迷ったり。


サイズ感このくらい。*危険なので背中に乗らないように!

その後、ガルシア地区のバルにて遅いお昼。有名店らしく、ゴージャスなアジア人美女らが目についた。タラやステーキなどの凝った
高級タパスを堪能!

↓3日目前半終了。
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