Saturday, February 29, 2020

バルセロナ!あっぱれグルメとガウディの旅!その7


サグラダファミリアの中に入ると、またまた驚いた。
そこには静寂と光に満ちた世界が広がっていた。豪華な装飾ですみずみまで飾られた生誕の門とは印象が180度違う。その落差にビックリ。
装飾は最小限に抑えられており、骨のようにスッキリとしたモダンな造りで、視覚的にも静けさが表現されているように見える。天井はまさしく天に届くかと思うほどに高く、瞑想にはもってこいの場。ここでミサなんてやったら、あっという間に天国へ行けそうだ。

ちなみに協会の中央部には、瞑想者のための祈りの場が設けられており、観光客もベンチに座ってお祈りをすることができる。もちろんりーぬも座ってみたが、あまりにも上がってしまったテンションを抑えることができず、ふわふわして祈りどころではなかった。

協会内部は白が基調で、ステンドグラスを通した光がそこに色を加えていく仕組みになっている。朝のすがすがしい青から緑のグラデーションに始まり、夕方の黄色から赤のグラデーションで夜へと向かう。太陽の位置の変化とともに、協会内部の色合いがどんどん変化していく。もちろん天候によっても光の加減は変わるから、いつ訪れても一日として同じ色合いを見ることはないだろう。まるで人間のようではないか。

裏門に当たる受難の門は、ガウディの死後、彫刻家ジョゼップ・マリア・スビラックスが担当した。これも全然雰囲気が違う。直線的にデフォルメされた抽象度の高いキリスト像で、解釈の違いが面白い。他にも日本人建築家である外尾悦郎さんが担当した果物の塔や蔦で覆われた門など、見るところがたくさんあって、時間がいくらあっても足りないよ〜。

あっという間にらいおんとの約束の時間になってしまった。私はすっかり気に入ってしまい、帰国前にまた見に来ることを心に誓い、サグラダファミリアを後にしたのだった。

↓すごかったなあ〜〜!!
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