Sunday, June 10, 2012

パリで一番おいしかったもの。(ヨーロッパ編最終回)























余りにも昔の話になってしまったので、今回でヨーロッパ編はひとまず終了します♪長らくお付き合い有り難う御座いました♪



最後のお題は、「パリで一番おいしかったもの。」

それは、、、、ズバリ、クロワッサンベタですけど、本当なんです。。。

実は私には、「パリに行ったらまずカフェでクロワッサンとカフェオレ(で感動)という長年の憧れがあり、今回の旅でついに念願かなう予定だった。パリに降り立った次の瞬間にもその時は来るはずだった。しかし、、、実際にパリに着くと、そこらへんの売店からカフェまで余りにも至るところにクロワッサンが溢れていた。私は一瞬立ち止まって考え、「最高のクロワッサンを出すカフェで」憧れの瞬間を達成することにした。

刻々と日が経つうちに、ある疑問が私の頭をもたげた。「クロワッサンがおいしいのはカフェではなくてパン屋ではないか?」という基本的かつ致命的な問いであった。そして「このままでは夢だった『カフェでクロワッサンとカフェオレ』ができないではないか!」と愕然としているうちに時が過ぎ、何と帰国3日前になってもまだ『カフェでクロワッサンとカフェオレ』、いやそれよりも、「パリでクロワッサン」すら、まだ達成していないことに気がついた。さすがに自分でもアホを通り越した気がした。。。

そんなわけで、「パリのカフェで最高のクロワッサンを食べる」は諦め、「とにかくパリでクロワッサンを食べる」に変更。宿の近くの、しかし割といつも人が並んでいるがとっても普通っぽいパン屋でとっても普通っぽいクロワッサンを何の気なしに買ってみることにした。日本の家族にパリ土産を送るため、郵便局に急ぐ朝の道すがらという、ついで感満点のシチュエーション。何しろ帰国3日前、やることがたくさんあったのだ。

朝の8時、パン屋はまだ客もまばら。レジの後ろでは、パン職人が忙しそうだ。クロワッサンをひとつだけ買った。1ユーロ。安い!NYでは3ドルはするよ。荷物を片手に歩きながら、念願だがごくごく普通っぽいクロワッサンを何気なく頬張ってみた。すると。。。











うっ。。。。。!

う、う、うまいいいいい!!!!!


噛む度にさっくりと香ばしく、口の中に広がるバターと粉の香り!(受け売りではありません)これは確かに、今まで食べたどのクロワッサンとも違う!!私は愕然とした。。。こんなにうまいものを何で最初に食べなかったのか。。。もしも初日に食べていたら、私はそれ以降は毎朝クロワッサンを食べていただろう。大・後・悔。。。

高揚感に身を浸していたその時だった。「ガリッ!」という不穏な音が。続く奇怪なジャリジャリジャリ。。。な、なんだこれは!?
記念すべき初のクロワッサンで幸福の絶頂にいるまさにその時に、なぜか奥歯が欠けたのだった。。。涙

何はともあれ大変感動した私は、残りの3日間の朝と昼をほぼクロワッサンで過ごし、最後の日は空港に行く前(朝6時半)にも同じパン屋に寄って、クロワッサン3つとチョコクロワッサン2つを買いだめしたのでした。
次にパリに行く時は、クロワッサンツアーと決めています。

みなさん、パリに行ったらまず!クロワッサンを!!


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