18時ごろ。そろそろバルが開き始める時刻。
手始めに、旧市街地入り口近くの良さそうなバルへ。
無数のバルのうち、どのバルが評判が良いかは、らいおんが事前に必死に調べてくれていた。ありがとう、友よ!!(T_T)
どきどきしながらバルの中に入ると、そこには、おおお!!
バーン!!
そこには、ごちそう(ピンチョス)の山が!!
バーのカウンターの上に、所狭しと並べられているではないか!!
噂に違わぬゴージャスな眺め、あっぱれ!
ピンチョスとは、一口サイズのお惣菜のこと。例えば、生ハムがこれでもかというほど乗ったフランスパン、スモークサーモンを乗せたバゲッド、小さなハンバーガー、野菜のマリネサンド、マッシュルームとベーコンが重ねられとろけるチーズで飾られた塔が乗ったバゲット、、、
ありとあらゆる趣向が凝らされたバリエーション豊かなピンチョスの山は、まさに圧巻。
こんなカラフルで美味しそうな一口サイズのお惣菜、見たことなーい!!西武のデパ地下にもないよ!!
客はそれらを(ヨダレを抑えながら)よくよく吟味し、自分のお皿に乗せていく(または店員に取ってもらう)。そしてレジで清算したのち、店内のテーブルにて心ゆくまで堪能するのだ。
しかもピンチョスは一口サイズのため、物にもよるがほとんどがひとつ300円ほど(2019年当時)。よくよく考えると別に安くもないのだが、その場では物珍しさも手伝って「安い!!」と、ついついたくさんお皿に取ってしまう。
ピンチョスのお供には、チャコリというバスク地方の発砲酒がぴったり。ほろ酔いになって、またついつい食べてしまう。←完全にカモな二人組
蜜を吸う蝶さながら、迷路のように入り組んだ街をさまよい、ずらりと並んだバルをあっちへ行きこっちへ来して、一晩中ちょこちょこと飲み食いし続ける観光客。ここはそれが許された場所。それを極楽浄土と呼ばずに何と呼ぼうか。
この日の締めはバスクチーズケーキの有名店で、どでかいチーズケーキとチャコリ。日本でも有名なお店らしい。ここも夜中まで大盛況だった。
残りはまた明日ということで、夜の11時ごろ、フラフラになりながらバスに乗り、よろよろと宿に帰ったのだった。
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