まるで日本の田舎みたいにのんびりした雰囲気。
ショーウィンドウに飾ってある服の古臭い感じが、なんだか懐かしいぞ。
ここにairB&Bでらいおんが予約してくれた今日の宿があるのだ。
焼き付けるような日差しの中、駅から坂道を登って、15分ほど歩くと、古い集合住宅地が数棟立っていた。宿を貸してくれる人と、ここで2時に待ち合わせ。何とか間に合った。
しかし、待ち合わせ時刻を過ぎても、貸してくれる人と連絡が取れない!ブザーを鳴らしても応答なし、電話をしても出ない、テキストのメッセージにも返事がない。
ま、まさか、今日の宿、、、なし!?
やきもきすること20分ほど、やっと相手から返事が!ああ良かった。現れたのはカーリーヘアの麗しい黒人女性。なかなか出なかったのは、家主であるその彼氏が、出張で留守にしていて、取次がうまくいってなかったからみたい。
2BDの一室に、シングルベッドがふたつ並んでいる。窓が大きくて気持ち良い。キッチンは細長く、なんかオシャレ。この一室を素性の分からない旅人に貸して、自分は隣の部屋に住むって、なんか大変そうな生活だなあ。
連日の疲れが出たのか、りーぬ、しばしベッドの上で死亡。らいおんに起こされて何とか起き上がった。ここで寝ているわけにはいかないのだ。そう、ここは単なる仮の宿。
我々の、
サンセバ(サン=セバスチャン)でピンチョスを食べ歩くためだけの旅は、いま正に始まろうとしているのだ!
さあいざ、夢のサンセバへ参ろうぞ!!
疲れた体に鞭打って、ふたりは身支度を整え、最寄りの駅へ向かうのであった。
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