Saturday, July 9, 2016

今年のJuly 4th=引っ越し=個人的にもある意味独立記念日だった件について

ミニバンに奇跡的に収まった三年分の荷物

今年のJuly 4thは、なぜかスタジオの引っ越しをした。

本当は祝日前に終えたかったのだけれど、かれこれ三年くらい同じ建物にいたので、荷物の量がハンパなく多くなっていたのだ。全ての荷物を取り出して、点検するのにも時間がかかる。スタジオの床いっぱいに広げられたまとめるべき荷物を眺めた瞬間、正直「引っ越し」という概念自体を世界中から抹殺したくなったが、たとえこれからどんな世の中になったとしても、人間が健在である限りやはり明日も明後日も引っ越しは存在するだろうから、そうなると「引っ越し」の前にまず人類を全滅させなくてはならない。しかし仮にそうしたとしても、その次に出てくる新生物も文明を持てばやはり引っ越しをするだろうし…ていうか、フンコロガシとか文明持ってないけど既にいつも引っ越してるように見えるし… 。思考途中でさすがに現実逃避をしていることに気付き、もうやるしかないと肚を括った。ああ〜、なんて面倒なんだ、引っ越し。やりたくね〜。

気を取り直して、これを機会にいろいろ捨てるぜ!と意気込んだものの、やはり作品は捨てようにも捨てられない。そしてもちろん画材も捨てられない。。。止まり続ける手。うう。結局、ほとんどそのまま家に持っていくことになってしまった。うむう。まあ、仕方がないか。

片付けの大体の目処がついたところで弱みを握っている友人Nを招喚し、仕上げの引っ越し指南をしてもらう。これは大変助かった。持つべきものは引っ越し慣れしている友人だ(もしくは引っ越し業者を雇う経済的余裕。)


*引っ越しお役立ちアイテムNY版*

<Bankers Box>
つみあげたところ。

Staplesで、5個セット15ドル、 もしくは10個セット25ドル程度で売っているBankers Box。これが非常にお役立ち。要は自分で組み立てる式の段ボール箱なのだが、とても良く出来ていて、けっこうな重さにも耐えられるし、蓋つきで積み上げられて管理もしやすいので、すごく便利。



<手巻きラップ(名前忘れた)>
存在してくれてありがとうアイテム。

Container's Storeにて9ドル程度で購入。なんでもくるくるとタイトにラップしてしまえる超便利なアイテム。小さい箱やらペインティングやロール紙やら、ひとまとめにして運びやすく出来る。使う度に「ありがとう」と感謝出来る貴重な逸品。

引っ越しお役立ちアイテムと言っても、所詮NYなのでこんなもの。日本のハンズにはこれらの百倍くらいすごいのが勢揃いしていることだろう。次回帰国の際にはぜひチェックしようっと。

手巻きラップ使用時の様子

今回はこれまでで最も物が多い引っ越しだったのだが、痛感したのは、いかに物をひとまとめにし、徹底的に運びやすくしておくかが、引っ越しというゲームの勝敗を決める…ということである。段ボール箱が十箱くらいと、大きな段ボール箱が二箱、大きなドローイングの入った袋の数々、ロールしたキャンバス、折りたたみ式の机ふたつ、。。。運ぶ際にはほぼ問題なかったのだが、袋類とロールをもしひとつにまとめておいたら絶対に優勝したはず、と後の反省会にて涙を呑んだ我らであった。次は必ず勝ァツ!!

さて、カーサービスであるが、祝日だからなあ…という私の心配をよそに、電話すると何ともあっさり「8分後に。」はや!何も知らない気の良さそうな運転手の兄ちゃんは、目の前に次々と現れる荷物の山をしばらく呆然と眺めていたが、まるでため息をつくかのように「イッツオーケイ」とつぶやき、一生懸命車に詰めてくれた。ありがたや。果たして全部入るのか…と思っていたがこれも杞憂で、なんと、ぴったり!入ってしまった。空間ってすごい。ありがとう、運ちゃん!

たまたまルームメイトが急に引っ越した後だったので、空いている部屋に荷物を全部入れ、めでたく悪夢のような部屋が完成。この荷物をなんとかするまで、人入れられないなあ。。。ひとまずダンキンで一休みして、Nと別れる。ありがとう、N!大感謝!!まだ貸し残ってるけどね!

家に帰って、即席の荷物置き場兼スタジオを作ってみた。なかなか良い感じだ。片付けに夢中になっていると、外にはいつの間にか夕闇が迫り、いつしか花火の音がきこえだした。あっそうか、独立記念日だもんね。

やるまで決心がつかなかった引っ越しだったが、友人の手を借りつつも何とかさばいた。やったらできるもんだ。しかも短期だけど、一人暮らし&一人スタジオだし、個人的にもある意味独立記念日な気分。何だかやる気が湧いて来たぞ。わくわく。

花火大会が終わっても、あちらこちらでローカル花火の爆音は延々と続く。そんなにその辺で打ち上げちゃって、大丈夫?と思わず心配になる音の近さ。一体誰があげているのやら、元気だのう。

深夜を過ぎてもにぎやかな、ブルックリンの夜なのでした。

☟今日もクリックありがとう♪
にほんブログ村 海外生活ブログ ニューヨーク情報へ

No comments: