親戚の庭から、栗の山が届きました!もちろん夕食は栗ご飯。何年ぶりだろ~~~!!!
栗を堪能する夕食。
栗ご飯、出汁巻きたまご(カニ缶入り)、レタス、きのこのおつゆ。
これだけ?と思われるかもしれませんが、うちは刺身の時と同じく、栗ご飯の時は栗ご飯メインなのです。この日はとてもおいしく炊けたので、一人三杯という食いっぷり。お腹いっぱ~い!!栗にご飯だもんね。
日本は昔に比べて四季が曖昧になったとはよく言われるし、悲しいかな、そのことは私も肌で感じる。しかし、四季の味覚だけは未だ健在であると思う。例えば、梨とぶどう。これらはNYにもあるにはあるが、日本のもののように、甘い汁をしたたるほど含んだ瑞々しい梨や、一粒でたっぷりと幸せを感じられるような粒の大きいぶどうはには、お目にかかれない。梨は小さくざきざきねっとりした洋梨、ぶどうはとにかく小粒のものが主流だからだ。もちろん、それはそれでまた違ったおいしさがある。しかし、日本のもののように甘みが強く、果汁がほとばしり、これほどおいしいデザートは他になかろうと思わせるような秋の果物は、やはり特別だと思う。
今回の帰国では、約五年ぶりにこれらを堪能することができ、嬉しい限りであった。箱で頂いたおいしいぶどうを、「痛む前に」と食後にひとりひと房という贅沢さ。日本、最高!梨も、食べるたびに「豊水」「幸水」など、なんと見事な名前をつけたものかと思ってしまう。
もうひとつ、五年ぶりに楽しんでいるのは、空気をみたす金木犀の匂い。私は香料は苦手なのだが、本物の金木犀の花の匂いは大好きなのだ。窓を開けると漂ってくる金木犀のにおいに誘われて、幾度もふらふらと散歩に出かけた。しかし、思い出の中の秋と違う点もたくさん見つけてしまう。まず、ちっとも寒くない。トンボが数えるほどしかいない。叩けば響くような澄んだ空気も、胸の痛くなるような荒涼とした夕日も、冷やされた土や草、懐かしい焚き火の匂いも、どこにも見つけることができない。時代と環境の変化だから仕方がないと自分に言い聞かせるのだけれど、やはり悲しい。
緑が少なく四季のめちゃくちゃなNYに長く住み、私の自然に対する感覚の鋭さも、鈍くなっているのかもしれない。しかし胸が締め付けられるような、自然に対する畏怖と憧憬だけは、失いたくない。
▼いつもありがとう。
Sunday, October 10, 2010
Thursday, October 7, 2010
坂の下のケーキやさん
「坂の下のケーキやさん」で、お茶をしてきた。
「ケーキやさん」と言っても、実はお店ではなく、「Yちゃんのおばちゃん」のおうち。Yちゃん一家とは、昔から家族ぐるみのお付き合い。私も姉も、おじちゃんとおばちゃんには随分とお世話になってきた。
Yちゃんのおばちゃんは、知る人ぞ知る、お菓子作りの達人。ときどき差し入れてくれる手作りのケーキやパン、マドレーヌなどが余りにおいしく、「おばちゃんの」がある日は夕飯前からみんなでウキウキ、ご飯が終わるのが待ち遠しいほどであった。神社の坂の下に家があるので、「坂の下のケーキやさん」と私は呼んでいる。
特におばちゃんの作るレアチーズケーキは天下一品で、私は未だにこれを越すチーズケーキに出会ったことがない。好き嫌いが多く味にうるさい我が父親をして「世界一だな」と言わしめる、恐るべき「ケーキやさん」なのである。
今回は、私の二年ぶりの帰国を祝して、私(とおまけの姉)をお茶に招待してくれたYちゃん一家。ありがたや~。そして、おばちゃんのお招きということは。。。何が出るかな~♪♪♪と、お昼も軽めに、楽しみにお邪魔したのでした。
お出迎えしてくれた美猫・シャンちゃん。 |
まずは、愛猫のシャンちゃんがお出迎え~。毛並みが信じられないくらいツヤツヤ・ピカピカの、いつ見てもうっとりのハンサム猫ちゃんなのだ。
おばちゃん、おじちゃん、Yちゃんも、みんな全く変わりなく、ますます元気そう。私も姉もとても嬉しい。
しあわせ~~~なティータイム。 |
いつ来てもおいしそうな匂いでいっぱいの幸せキッチンで、Yちゃんが淹れてくれたお茶と一緒におばちゃんが出してくれたのは、なんとしょっぱいシュークリーム!というのは、お手製のシュー皮の中に、スモークサーモンとクリームチーズ、パセリ等が入っている、前菜風のもの。食べたことないです。おいしぃい!
続いて、生クリームにバナナの甘いシュークリーム。熟れた切り立てバナナの新鮮なうまみ、そしてフレッシュなこの生クリームのおいしいこと!甘さも絶妙。。。余りの美味に、「おいしい」しか言っていなかった気がする。ずっと食べていたかったが、あっという間に終わってしまった。悲しい食べ物の性。。。
さらに三つ目、今度は自家製ピーチのコンポート入り。おばちゃん。。。最高ですうう~~~!!
みんなでクッキーおしゃべりタイム♪ |
五人と一匹でお喋りしながら、こうして二時間半があっという間に過ぎたのでした。本当にどうもありがとう!またいつでも呼んでくださ~い♪NYからすぐ飛んで行きますから♪♪
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