Monday, July 10, 2017

スニーカーで山に登ってきた話〜白駒池・乳にゅう

打ち合わせはしておりません

「かる〜い。」

感じで、山に登ってきました。友達あいちゃんにおまかせしすぎたため、行き先もよく知らないままに。。(おいおい)

スニーカーにトレーニングウェアという超軽装。でもあいちゃんもほぼ同じ格好だった。なぜか色合いまで。奇遇すぎ。

朝一の北陸新幹線で、東京から長野の佐久平まで、約一時間半。ちかっ。

新幹線、すごー。

音もなくやってくる新幹線にシビレる

佐久平から、千曲バスに揺られること一時間強、「白駒池」に到着。

この池の周りには、以前あいちゃんが来て感動したという、苔で覆われた人の手の入っていない森があるのだ。話に聞いていた通り、まさにコダマの生息していそうな神秘的な森に感動しすぎる我々。(素敵すぎるため絵は省略)

しかし今回の目的は、その他にもあった。前回あいちゃんが達成できなかったという(携帯を落としたため)、白駒池の先にある「乳(にゅう、にう、ニュー)」に登ることである。

軽いトレッキング程度だよねきっと、と余裕をかましていた我々。

しかし、登り出すと、ですね、、、


超傾斜。

超岩だらけ。

超誰もいない。。

というか、道がない。。。

不安のあまり顔を見合わること、三分に一度の頻度。

「こ、、この道でいいんだよね。。。!?」

確認するも、さらに不安になる我々。

こりゃあ、「遭難」も、するだろーな。。。

しかし完全に迷いそうになると、絶妙の位置に赤いテープが現れ、我々の危機を救ってくれるのだった。

昨夜の雨で、足場はぐちゃぐちゃ、スニーカーは泥だらけ。なんとか道なき道を進んでいく。しかし、登っても登っても、山は終わらず、傾斜は激しくなる一方。

「私は何のために登っているんだろう?」
「そこに、山があるから。」
「いや、だから、何で。。??」

登りながら脳内で繰り返される禅問答。ちなみに答えはまだ出ていない。

そして二時間が経過。ついに山頂へ!もはや息も絶え絶えである。ぜーはー。

乳の山頂にて。高かった。。

山頂は、まだ転がり落ちてない岩の集合体といった感じで、まさに三角形のてっぺん!遠くには山々が青く連なり、雲が霧のような姿でこちらへ流れてくる。

そして、自分の立っている岩の向こう側をちょっとのぞくと、そこには見てはイケナイ感じの急斜面が。。ぞわ〜。。。

す…すごい場所に来てしまったーーー

ていうか、わたし、高所恐怖症だったーーー ガーン

二時間の労働のご褒美が崖の上の恐怖ーーーますます何のために山登りをするのか不明になり、すぐにでも山を降りたくてソワソワしだす私。その横で見晴らしの良い景色に感動しているあいちゃん。そんな私達の横でお湯を沸かし、カップヌードルをゆうゆうと食べるベテラン登山者たち。。。そういえば…腹減ったーーーグー

ところで、山頂にはなぜかハエが多かった。よく見ると、岩肌にハエが何十匹もはりついていた。なぜなんだろう。。

時計が1時を回ったので、いざ下山。平日の佐久平駅ゆきのバスは、3:55発だけなのだ。絶対に逃せない!しかし、降り始めたら、あっという間にふもとに着いてしまった。あんなに大変だった登りは、一体なんだったんだ?狐につままれたような気分。

白駒池の茶屋で一息つき(あいちゃん:カレー、私:きのこ汁)、バスにまた揺られて、無事に佐久平駅へ到着。



最後は、佐久平駅近くの蕎麦屋の信州そば(おろしそば+生卵)でシメ、下界の良さを再確認。再び新幹線で、無事、東京に帰還。日帰り山登り、できるもんだね〜!

ドロドロになったスニーカーが、ちょっとだけ誇らしかったです。

↓もののけの森、良かったです♪
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