Tuesday, March 20, 2012
人生がときめいた?魔法の片付け
お久しぶりでございます。
ブックフェアも無事に終わりまして、震災一周年も過ぎ、あっという間に3月も後半です。ここのところ、部屋にこもって、あることに熱中していました。そのあることとは。。。
掃除。
しかも、徹底的な大掃除。
仕事が忙しかったんです、、、とにかく、掃除ができないまま、ゴミやら物やらがどかどかと積もって行くばかりだった愛しの我が部屋。それはそれは立派な獣道が出来上がっておりました。カーペット敷きの部屋にも関わらず、掃除機すらかけられない。というか、掃除機様の降臨する場所すらない。そんなわけで、もちろん容赦なく部屋の空気は淀みまくり、積もりゆくホコリの音はしんしんと聞こえるよう。忙しい最中は見て見ぬ振りをしていたけれども、そのゴミ屋敷っぷりに内心うんざり、「この仕事が終わったら、あいつら一人残らず片付けちまいやしょう姐御」と一人つぶやく日が何日あったことか。そして、ついに仕事が終わったのが、3月初旬。ああ、ついに、ついに掃除が出来る!!!
しかし、早まってはいけない。何しろ私は大の片付け下手。物をひとつずつ均等に空いている場所に置いて行く習性があるため、机の上は常に雑然としており、たとえ掃除をしようと試みても、物をあっちこっちと動かした結果、最終的に元の配置からわずか数センチずれただけであったことも数知れず。「今日は全部捨てる!」と意気込んで床の上のノート類に取りかかったはいいが、中身をしみじみと読んではため息(もしくは微笑)をもらし、そっと元の床の上にお帰りなさい、そんなことがほとんど。更には、今は亡き祖母から受け継いだ戦争を生き抜く知恵(使えそうな物は全て取っておく)も、未だこの体の中に健在(別名「もったいない病」)。
いきなり片付けに取りかかっても、絶対に失敗する。
片付けをしていないMAX状態の部屋を横目にそう確信していた私のもとに、同じく片付けが苦手な姉から耳寄りな情報が入った。今、日本で大流行の掃除本があるという。「この本を読め!」と姉が太鼓判を押したその本は、「人生がときめく片付けの魔法」というもの。物を捨てる判断基準を自分が「ときめくか」だけに設定するという画期的な方法で、とにかく大人気らしい。ほう、それは良いことを聞いた。新しい物好きな私は、さっそくリサーチ。さらに、中古の本まで購入、じっくり読み込んでみた。。。この本は、すごいかも。自分の感情に従うという、一見無茶な方法論だが、これは非常に実用的なやり方だと確信。だってそこに住むのは自分なのだから、自分の好みだけに従うのは理にかなっている。そして自分で判断する訓練をする、というコンセプトにも大共感。早速、やってみることにした。
本の通り、全ての物を一ヶ所に集めて、「ときめくか」選別。服に2日、本に丸1日かかった。ついでに、今までは収納場所に無理があったことにも気付いて、何と模様替えまで決行!!友人をして「奇跡だ。。。」と言わしめた美しい部屋が、本当に出来上がったのでした(私も奇跡だと思う)。友人は更に「不可能ってないんだね」とまで言っていた。どんだけ汚かったんだ、私の部屋。。。
実際にこの方法で物を選別すると、たしかに自分が「ときめく」物というのは、実はそんなに多くはないことに気付く。後は、人からもらったか、気に入らないけど取りあえず取っておいているものの使っていないか、どちらか。もちろんこの本に書いてあることの全ては従う気にはなれないが、かゆい所に手が届くような、とても細かいところにまでアドバイスの行き届いた、とても良い本だった。というか、本当にさくさく片付く!!おそらく私の人生で一番素早く、効率的に、かつ最も奇麗になった掃除方法だったことは間違いない。しかも、あれから2週間たった今でも、部屋はあの時と同じく奇麗なままなのだ。これには先の友人もビックリしていたが、実は当の本人が一番ビックリである。物が少なくなると、物の置き場が自然と決まるのだ。そして、その調和が心地よいために、常にその置き場に物を置こうとするようになる。これは確かに本に書いてあったが、「うっそつけ〜!ヘヘン」と鼻で笑っていた。こんまりさん、すいませんでした。さすが15歳から片付けの研究を始めたお方。著者の体験に基づく実践的方法論なのだと納得。この本はしばらくキープして、ことあるごとに読もう、、、と思っている。
しかし、この本の最後の章にある「片付けたら人生がうまく行き始めた」は、どうもまだ実感できない。。。むしろ、最近なぜか体の調子ががたがたと悪くなり、先週一週間はまるまる寝込んでしまった。しかし、はたと気がついた。
「まだキッチンやってないじゃん!!」
そう、寝込んでいたために、延期にしていたのです。ここを終われば私の人生も、いよいよ開運の章が始まる。。。ことを期待して、キッチンの片付けにいそしみたいと思います。
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