Monday, August 1, 2016

好きだあー

たまに本屋さんに住みたくなります。


すきだああああ

本よ!!!!!

ラブユーフォーエバー!!!

というどうしようもない熱情に定期的にかられる。この「本病」にかかるとすみやかに紀伊國屋とブックオフ両店にて二週間ほどの立ち読み祭りが開かれる(時にStrandでも)。その時もっとも興味のある本を探すジャーニーに出発するのだが、最終的にはだいたいブックオフで文庫本を五〜六冊購入して落ち着く。三日間ほどの小規模な時は、一〜二冊。

もちろん知識を得るのは好きだ。しかし、本をクレイヴする理由はそればかりではない。本というのは、まずそれ自体が魅力的な物体なのだ。先日ある友人宅に立ち寄った時、本が家に一冊も置いていないことに気付き、度肝を抜かれるとともに、一種の寂寥感を覚えた。聞くとすべて電子書籍を読むという。アメリカでは電子書籍は日本よりも一般的だ。私も多少は利用するが、正直「ありえねー」と思った。私は、やっぱりあの紙の質感や、ページをめくる行為、世界が手の平のなかに物質としてたしかに存在し、それが自分の手によって展開するという一種儀式的な個人的瞬間が好きなのだと思った。

いま、電子書籍の利便性により紙の本はその存在自体が危ぶまれているが、私は紙の本は世界が終わるまで存在し続けると確信している。だって私がこんなに好きなんだもん。世の中には私のような紙本ラバーが無数に存在するに決まっている。

というわけで、私はこれからも安心して本作りを続けようと思う。

しかし、一年間くらい、最新の本屋に住み込みで本を読み続けられないものだろうか。もちろん、四国の図書館でもいいが。カフカ君、いいなあ。


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