それは新年のある朝だった。
なにかが裂けるような、ビビィーッ！という奇怪な音で目をさました私の視界に入ったものは。。。空中にただよう白い物体。朝の光のなかで、それはふわふわと音もなくたゆたっている。
たんぽぽの綿毛？ここは天国か。。。？？
って、そんなはずはない。ガバッと勢いよく起き上がると、白い物体はわたしの動きに合わせて猛烈に吹き上がった。
羽毛布団がぁあああ！！！T＿T
と、叫びたかったが、ぴくりとでも動いたら最後、その風を受けて羽毛はさらに激しく舞うことだろう。一瞬で目が覚めた私は、羽毛が取りあえず落ち着くまで動きを止め息を殺し、そろそろとベッドを降りて退却したのだった。
どうしよう。。。布団これしかないよぉぉ。
素早くネットでリサーチしたところ、羽毛布団の補修には専用の接着剤つきの布を使うらしい。マンハッタンに売っている所を知っているが、今から行って買ってきて。。。う〜ん面倒だ。もっと簡単にできないものか。なんか出ろなんか出ろ！！
で、熟慮のすえはたと思いついた。「接着剤つき布」の布を省略すればいいんだ！！
グルーガン登場。コンセントにつなぐと熱された接着剤が出てくるというものだが、これがなかなかの優れもの！大きな裂け目もぴったり閉じられた。ついでにほころびや小さい穴も閉じ閉じ。最近気になっていた迷い羽毛もこれで出て来ない！
新年早々幸先悪いと思ったけど、ささっと解決して気分爽快！今年は良い年になるぞ〜♪♪♪
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