Monday, September 7, 2015

初!アーティストレジデンシー

人生初の、アーティストレジデンシーに来ています。

アーティストレジデンシーとは、制作をするための合宿のようなもので、寝る場所と食事と制作場が与えられる。期間は二週間から三ヶ月、長いもので二年間。お金を払うもの、タダのものなど、主催の団体によって様々。普通は半年から一年ほど前に作品に基づく選考があり、人気のあるものは受かるのも一苦労なのである。

今回のレジデンシーは、ChaShamaという非営利団体がやっているもので、ニューヨークの北にあるPine Plainsという山の中にある。レジデンシーのテーマは、自然、調和、平和。近くのオーガニック農場で週に一回働くのが条件で、食事はそこで採れた野菜が中心という、まさに私にピッタリなレジデンシー!と応募したら、見事合格。晴れて初のレンジデンシーと相成ったのだった。

参加者は、私を含めて三人にスタッフが二人という超少人数制。一人にひとつバスルーム付きのバンガローが割り当てられ、食事は基本的には各自で好きに食べる。が、超少人数だからか、お腹が空くとみんな何となくキッチンに集まり、結局一緒に作って食べている。スタッフも参加者もフレンドリーで、いろいろな話を聞けて楽しい。そしてここのいかにもカントリーハウスな広々としたキッチンは最高。新鮮な食材が常にストックされ、コーヒーも豆から挽いて淹れる。人が循環するオープンなスペースで、窓から入ってくる風がとっても気持ち良い。まだ着いてから十日しか経っていないのだが、みんな最初から仲良くなったし、なんだかもう何ヶ月もここにいるみたい。

ちなみに合宿のメインテーマである制作のためのバンガローは別にあり、ひとり一部屋が割り当てられる。ニューヨークでの忙しい日常生活から離れて制作だけできる機会はなかなかないので、これは貴重な機会なのである。今回のテーマは自然。とりあえず、何かをざっくり始めている…とか言っているうちに終わりそう。ひい。

何かが出来ても出来なくても、来てよかった♬♪


↑超ざっくりと、バンガローとスタジオの様子


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Wednesday, August 26, 2015

りーぬ、配達人とケンカ?!の巻

大きな声で、はっきりと♪

その気持ち良く晴れた夏の終わりの午後、私は浴室でシャワーカーテンを洗っていた。汚れてきたなあとずっと気になっていたのを、なぜかその時ふと本気で洗うことにしたのだ。ゴム手袋をして、洗剤と漂白剤をまぜた液にカーテンを浸し、ごしごしと手洗いをする。うーん、落ちてんのかなこれ?もう少し漂白剤入れるか?ごしごし。

その時、はるか遠くで私の携帯が鳴っていることに気付いた。

本かな、と思った。ベルリンのギャラリーに出品していた本が帰ってきた、という受取り担当の人からの電話かと思ったのだ。急いで手袋を外し、部屋に駆け込むが、取る前に切れてしまった電話は、よく見ると知らない番号ではないか。

???誰?

しかし、二回もかかってきているし、留守電まで残っている様子。やはり本か?と思った瞬間、もう一度同じ番号から着信があった。すかさず取る。"Hello?"すると、相手は予想外に男で、早口で何やらまくしたてる。早い!と一瞬焦るが、

"Package"
"Stewart"(スタジオのビルのある通りの名前)
"come again tomorrow?"

だけ何とか聞こえた。

あ!阪急に出してた作品が帰ってきたんだ!配達人が荷物を持ってスタジオ前にいるのだろう。発送後にトラッキングナンバーをもらえる予定だったのが、とんと連絡がなかったので、てっきりまだ配送されていないのだと思っていた。スタジオまでは徒歩10分強の距離。慌てて配達人に言う。

"Can you wait for me a little bit? I'll be there in 10 minutes!"
(ちょっと待っていてもらえますか?10分後に行きます!)

すると…予想外の返事が返ってきた。

"NO, listen, ma'am, I called you 7 times and waiting more than 15 minutes! I can't wait any more! Is there anybody in the building to open the door?"
(おいおい、俺はあなたに7回も電話してるし、15分もここで待ってるんだよ!これ以上待ってられないよ!誰かビルにいないのか?)

いやっ…、二回しか着信なかったし!これ三回目だし!今そこにいないけど、すぐ行くからと言っても、ぎゃーぎゃーと同じことの繰り返し。これはとにかく主張を伝えなければと判断した私は、普段の私には考えられないような(汗)大きい声&強い口調ではっきりと、

"I"LL・BE・THERE・IN・10・MINUTES, PLEASE・WAIT!!"
(今から行きます!10分で!待ってて!)

と言い放った。すると相手は一瞬黙り、ブチッと電話を切った。

態度わりぃー!と思う暇もなく、着替えて鍵をつかみ、猛ダッシュ。もしかしたら本当に帰ってしまうかもだが、彼が電話を切るときの一瞬の間は、ぶち切れているけれども仕事だし一応10分待つしかない、というような無言の悔しさを滲ませていたので、それに賭けるしかなかった。明日はバイトでスタジオに行けないのだ。受け取るなら今日しかない。

走った、走った、久しぶりに肺が痛くなるまで走った。ちょっと風になったような気さえした(←余裕?)。10分とかからなかっただろう、スタジオのビルに着いたが、ぜいぜいしてうまく息が出来ない。ドアの前には誰もいない。辺りを見回しても、配達の車らしきものは見当たらない。ヤバい、帰ったか?!電話を出して、さっきの番号にかける。と、道路の反対側に停めてある黄色いバンが目に飛び込んできた。あんな配達の車、みたことないけど… Indian Internationalとか書いてあるし、もしかして??電話を耳元に持ちながら、そちらの方に回り込むと、半分開かれたバンの中で、黒人の強面の兄ちゃんが電話をつかんで不機嫌そうな顔をしているのが目に入った。あれだ!

私 "Hi, are you ..."
(こんにちは、あなたは…)

強面の兄ちゃんはこちらを見るなり私の言葉をさえぎり、すごい剣幕で文句のオンパレードを浴びせかけてきた。たった今帰るところだった、こんなに待たせるなんて有り得ない、どうしてくれるんだ、問題になるところだぞ、8回もかけたのにお前は出ない…云々。そんなこと言われても私の電話はそんなに着信なかったし!でもソーリーね、なんてなだめようとしたけど、効果なし。仕方なく私は携帯を取り出し、

 "I ONLY received your calls THREE TIMES! LOOK!!"
(私は3回しか電話受け取ってないって!見てよ!!)

と、(3)と表示された着信履歴をずいと突き出した。しかし相手も負けてはいない。俺のを見ろ!と携帯の履歴を見せて来る(汗)。そこにはたしかに(8)と表示があったが、実際私は受け取っていないのだから、文句を言われても困る。言うなら電話に言ってくれ、と言いかけると、私から彼にコールバックした回数をカウントして「ほらやっぱりもっと受け取ってるじゃないか!」と言い出した。ちーがーうー!私はついに大声で、

"It's the calls I made!!"(これは私がかけた電話!!)

この一言でようやく私が嘘を言っているのではないことが分かったのか、兄ちゃんの怒りが少し収まったのを感じたので、すかさず畳み掛けるように、Thank you so much for waiting! You saved my life! Thank you very much!!と勝手に大感謝祭を開催し、ついでにわざと咳き込んで頑張って走ってきた感を強調し(演出のつもりが吐きそうになり、その後30分間本気で苦しんだ…)、さっさと荷物を受け取りサインして、さよならー!した。

スタジオに荷物を運び入れると、汗だくになっていることに気付き、イスに座って、しばし呆然… 。はーびっくりした。荷物を無事に受け取れたのは超ラッキーだったけど、すごい疲れた… 。一体全体今のはなんだったんだ…(呆然)。
それにしても、強面の兄ちゃん相手に私もずいぶん強くなったものだ。しかも相手があんなに怒っててもぜんぜん怖くなかったし。成長したな〜!!と、しみじみ(着信何回とかケンカの内容はくだらなすぎたけど )。そのうち、怒りながらもすぐ帰らずにちゃんと10分間待っててくれた強面の兄ちゃんに感謝の念が湧いてきた。兄ちゃん、ありがとよ!!

ケンカというか、カラッとした言い合いというか… 大声で主張し合うのが当たり前の、いかにもアメリカらしい体験でした。笑

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Tuesday, August 18, 2015

めもりい

ある日のことだった…。

iTunesがなぜかiPodもiPhoneも認識しないので、アップデートしてみた。そして、何気なくiPhoneを繋いだら、画面に突如………


"Syncing"


はい?(ここまで3秒)


キミ、何で勝手にシンクし出してるのカニ!?わけが分からないながらも、何かがヤバそうなことは察知(5秒)。恐怖ですぐにUSBコードを引っこ抜くが、時既に遅し(7秒)。


りーぬスタンプ第二弾に登場予定の(泣)りーぬ ←宣伝


全てのマイデータ、消えました… 。


私の二年分のコンタクト、さようなら。そして、思い出の写真とビデオよ、さようなら… (涙)

*(涙)と書いたものの、実際はあまりの胸の痛さに、涙も出ませんでした…

ええ、分かってます、なんでバックアップ取っとかなかったの、って言いたいんでしょ?はいはい、仰る通りですよ。そーそー、私が悪いよねー、分かってる分かってる。しかも実はどこか間違えて操作したのかもしれないしね?こういうときのために普段からバックアップしとけって感じだよねー。ハイ、返す言葉もございません。でもねー人間、たまにはすぐにバックアップってわけにはいかない時もあってですねー…etc

すぐにバックアップしとけば良かったよ、ちくしょーめ(T_T)

でも、良いこともあった。消えてしまった写真の多くは、未だによく覚えていることを発見した!!

なんだ。こんなに覚えてるなら、写真なんていらないじゃん?(極論)

まあそれはちょっと極端かもしれないけど… こうやって写真を無くして改めて思うことは、記録としての写真はそんなに大事ではないということ本当に大切なものは、もう全部私の中にある。自分の体を使ってその時その場所で感じたことは、体と心にくっついて、私の一部になっている。だから無くなりようがないし、いつまでも私と共にある… 。

ああ〜こうやって書くとなんだか超今更だけど、目からウロコな気分!つまりそれくらいケータイで写真を撮るのが当たり前になっていて、写真に頼ってたってことかも。少し反省。

と、悲しかったものの、最終的にはミニレッスンを受けたように感じたハプニングでした。(でもやっぱり、普段からのバックアップをお勧めします… 。)

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Thursday, July 30, 2015

阪急うめだギャラリー展示報告

少し前になりますが、5月に行われた阪急うめだギャラリーでの展示の様子でーす。いざ大阪まで、ひとっとび〜!

おおさか〜おおさか〜
阪急デパートの入り口を上から眺めたところ。看板が、見えるかな?
デパートの入り口。
ガラス越しに見たギャラリー内の様子。
ギャラリー入り口。
あった、あった。
ちょっと遠くから見てみる。

少し寄ってみます。
中くらいの大きさの絵。
楽しんでもらえたら嬉しいです♪
あー、えがった。さ〜、かーえろ。

そう、ニューヨークからちょっくら日帰りで…というのは真っ赤な嘘で、行ったのは私ではなく、なんと母でした!!見に行く素振りも見せてなかったから、写真を受け取った時は(Friezeアートフェアに向かうフェリーの上で)、まさしく絶叫!隣りにいた友達を怖がらせてしまった。

うう、やっぱり親だった…(涙)。感謝感激なのでありました。

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Sunday, July 12, 2015

ヨガな日曜日

スパルタ〜な感じのヨガ@ウィリアムズバーグ

 とにかく疲れて、眠りまくっているここ一ヶ月間。

一日十時間睡眠、仕事のない日は昼寝までする。それでも、眠い。

制作は当然ながら余り出来ていないが、ここまで体が要求するなら仕方がない。頭より体の声を優先させることにしたので、肚を括って、とことん眠り続けている。

今日も、起きると十一時半。やっぱり十時間寝てしまった。昨日よりも体は軽いが、頭が痛い気もする。なぜこんなにも眠いのか。運動不足だろうか…。

と思っているところに、元ルームメイトからヨガのお誘いが。いつもならしぶるところだが、今日は即決。行きます。

行き先は、言わずと知れたYoga to the People。今回はルーミーお気に入りのWilliamsburgのスタジオ。私はこのロケーションは初めて。ベッドフォードのカフェで待ち合わせして、いざゴー。

わーお。スタジオに入って、思わず声を上げた。予想以上の広さ。天井にはいくつも植物がぶらさがっていて、こげ茶色と白で統一された室内は、とても落ち着いた印象だ。そして、なんて気持ちのよい空間だろう。場にはエネルギーというかバイブレーションがあるのを最近よく感じるのだが、ここにはとても良いバイブが流れているのが分かる。元ルーミーが好きというのも深くナットク。

着替えてしばらくすると、がらんどうだったスタジオは、いつの間にかヨガ通の強者といった感じの若者でいっぱいになったところは、さすがWilliamsburg。先生がドアをしめて、ヨガはスタート。簡単なポーズばかりだが、丁寧にみっちりやっていくと、今までかいたことのないほどの大量の汗が…!しかも特に顔から!これにはビックリした。最後は先生がマザーテレサの有名な言葉を読み上げて、しめくくり(知ってはいたけれど、改めてじーんとした。)今まで何度かヨガには行ったが、正直なんだかいつもしっくりこないというか、その効果もヨガをやること自体にも実は半信半疑だったのだが、今回は本気で良いと思った(ちなみにこのことは、自分のジャッジメンタルな部分(いろいろなものを色めがねで見ていること)と、それが変化していっていることを気付かせてくれる良いきっかけになった。)今まで出来なかったブレスワークを初めて動きとともに出来たのにも、感激。終わった後に、バスルームの鏡を見ると、顔がほてって、なんと血色の良いこと。プールで泳いだ後の小学生のようだった。

いやあ、本当に良かった。また行こう♪

帰りには、ベッドフォード近くの小さなカフェで、元ルーミーとおしゃべり。彼女も人生の転換期まっただ中なので、後から入って来た客が、大きなチップ入れのガラスの瓶を床に「ガッシャーン!!」と落として粉々に割った時には、ふたりで顔を見合わせて「これは良いことに違いない!」と言い合ったのが、ちょっと面白かった。

そうと決めれば、良いことしか起こらない。すべてはこの一瞬のためにあるからね。

プール後の小学生みたい。


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Saturday, June 27, 2015

変わりゆくことが宇宙を創造する

まわりの人が、こぞって大移動中。

まず美大時代からの古い友人が、今月半ばに日本に帰国。急にルームメイトもうちを出ることになり、さらに最年長の友人も、数ヶ月の間ニューヨークを離れる。

周りの特に親しい人たちが、今月一斉にいなくなる。

ただの季節の変わり目かもしれない、ただの偶然の一致かも知れない。しかし、まるで何かを象徴しているように、強い風が大きく吹いているように感じるのはなぜだろう。

それぞれの人が、人生をどうやって生きて行こうか、必死で模索している。河が流れるように、全ての人が、全てのことが、日々変わっていっている。

幼い頃からずっと、「変わってしまうこと」は、悲しいこと、悪いことだと思っていた。でも、そうじゃない、変わっていいんだ、変わっていくことこそが本質なんだ、と今は思う。変わらないものというのは、この宇宙にひとつもなくて(私たちが「時間」によって宇宙を認識しているからかもしれないが)、逆に言うと、変化するからこそ、私たちは自分を通して見るこの世界を新しく体験し続けることができる。

普段の変化は、目に見えないほど小さなものかもしれない。しかし、一年前と同じに見える庭の風景も、その中のひとつひとつの植物が実は生き死にを繰り返し常に入れ替わっているように、人も、外側は同じであるように見えても、見るもの、聞くもの、読むもの、食べるものなどによって、その人はじつに刻々と変化している。それらの小さな変化が、何かのきっかけで、河が決壊するみたいに、いつかはっきりと目に見えるかたちで現れる。それが人間関係の変化であったり、転職であったり、転居であったりするのだろう。

ここで大切なのは、誰かの変化は自分の変化でもあること、つまりひとりの変化は周りの変化を促し、それが更に大きな変化につながり…そうやって私たちはお互いに変容し合っているということではないだろうか。一見強固な一枚の板のように見えるこの現実世界だが、私たちは変わりゆくことで、共同でこの世界(宇宙)を一瞬一瞬あたらしく創造しているのだと、私は思う。

個人的なことに話を戻すと、私の周りの人々がさっそうと人生の舵取りをするのを見ていたら、あなたも変わることを恐れないで、もっと自由に生きなさいって言われているような気がした…。

そういうわけで、改めてやりたいことを思い描いたりして、なんだかワクワクしている毎日なのです。

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Wednesday, June 17, 2015

夏の日のぜいたく


よそ見して、ぼーっとするのが好き。























夏の日のささやかなぜいたく、それは近所のカフェで過ごす朝のひと時。

アイスコーヒーとDoughのチョコクロワッサン(Doughはドーナツも良いけど、クロワッサンもふっくらさっくり、余計な物が入っていなくておいしいのだ)を片手に、ヒップな客たちやら犬たちやらを観察したり、考え事をしたり、本を読んだり、ちょっと仕事したり、スタジオで何しようか考えたりする。

カフェって、まるで自分が旅人か、小鳥になったような気持ちになる不思議な場所。まあ考えてみたら、都市生活自体が一種旅の途上みたいなものだから、そう感じるのも自然なのかも。旅人に休憩所が必要なように、カフェもなくてはならないものなんだろう。

ささやかだけど、とってもぜいたくで幸せなひと時に、感謝です♪

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